『たまには旅に。時には散歩に。』のリストはこちら!
2010年10月31日
福岡旅散文
本気で年に1度の投稿ペースになってきたか。。。ま、思いつき、気まま過ぎブログで申し訳ございません。
約10年ぶりに福岡に行ってまいりました。その話。メモみたいなもんです。
**************
窓から下を覗くと、眼下に海の中道が見えた。
その瞬間、10年前の記憶の扉が開かれる。
扉の奥からあふれ出る光は、私を追憶の更に向こうに連れて行くことになる。
空港に降り立って感じた空気感、10年前もこうだったのかな。
そう思いながら空港の外に出ると、いかにも博多を思わせる看板が目に入る。
西鉄バスが何台も走る。そう、これこれ!
私はこみ上げる笑いをこらえる事ができなかった。
夜は学生時代の友人と会う約束があった。
昼過ぎに博多に到着した私は、それまでにホテルのチェックインを済ませ、
かつての思い出の場所を訪ねてみることにした。
長い時間を過ごした大学構内にも、何食わぬ顔で入ってみる。
専門課程を学んだ校舎は何も変わっていなかった。
学生たちがたむろする食堂前や図書館前の風景も、あの頃と同じだ。
しかし、敷地から一歩外へ出れば、街は全く違う様相をしていた。
新たにできた道路が、人や車の動線をすっかり変えてしまったらしい。
それでもかつての細い道を通るバス路線が、かろうじて残っていた。
私はバスに乗って、教養課程を学んだ校舎へと向かう事にした。
その夜の約束は教養時代にお世話になった飲み屋さんで、だったからだ。
二本あったバス路線のうち、一本は途中からのルートが変わっていた。
残った方の路線バスに乗り込む。
当時、私がこのバスに乗る直前に急な雨に降られ、びしょぬれになってしまったとき、
バスの運転手さんが、なんと持っていた傘をくれたことがある。
懐かしい思い出だ。
バスで走ると、街の表情が良く分かる。
10年の間に変わってしまったこと、変わっていないこと、そんな風景を楽しむ。
福岡は九州の基幹都市だ。
バスから人の往来を覗いていると、家路につく人、まだまだ働く人、遊びに向かう人、
様々な顔を見る事ができた。
やがて、昔よく使っていたバス停を降りる。
教養時代を過ごした校舎は、門が閉じられ、ひっそりとたたずんでいた。
大学自体が移転を進めており、こちらは既に使われなくなってしまっているのだ。
日が落ち、ぼんやりと外灯に照らされた校舎は物悲しく、
多くの人たちの記憶の中だけに残るものとなっていくのだろう。
学生時代によく行っていたもつ鍋の名店の一つも消えていた。
街から学生が消えると、そこに刻まれた歴史もまた消えていく。
約束の時間、約束の場所に向かうと、そこには見慣れた顔が並んでいた。
10年の月日は皆に様々な変化を与えている。
それでも、話をすればそこに時の流れは殆ど感じない。
あたかも、あの頃と全く同じかのように、楽しい時が流れていくのだ。
それは、とても不思議な感覚だった。
初めて親元を離れて暮らした場所、一緒に過ごした人たち。
社会人でもない、かといって子どもとも言えない、
未熟だけれども柔軟で、激しく突っ走っていた頃に共に過ごした人たちは、
ある種特別な仲間かもしれない。
しかし、10年という時間は各々の人生に全く別の経験を与え、人はそれを糧に成長する。
あの頃と変わらない自分が、変わらない仲間との時間を楽しんでいるのと同時に、
そこから少し立ち位置の違う別の自分が別の眼鏡をかけて当時をしのんでいた。
学生時代、私は大きな人生の分岐点をいくつも通過していた。
当時はその事の重大さは分かっていなかったし、
分岐点とすら気付かず意思の赴くままに進んだ道。
しかし、10年の経験を積んだ自分がそこを振り返ったとき、
今更ながら、あの選択が違っていれば、ひょっとすると今は…と考えてしまうのだ。
それは、後悔に似た感情だが、少し違う。
あの後、私は多くの人と出会い、多くの事を学んだから。
そして今の自分のスタイルが嫌いではないし、仕事にもやりがいを感じているから。
でも、、、
10年経って振り返って初めて分かる、あの時、自分で手を離してしまったものの大きさ。
戻る事もできず、新たに掴みに行く事もできないものが確実にある。
全く違う方向に向いて歩いて行くしかない事を、頭では嫌と言うほど理解できるけれど、
それでもなお、この傍観席から立ち上がる事が出来ずに涙する自分がいる。
…これは、やはり後悔なのかな。
だとしたら、私はこの後悔をいつか笑って「いい経験だった」と言えるように
成長するしかないのだろうな。
少し、時間がかかりそうだ。
二日目の晩も、三日目の晩も、また別の懐かしい面々と会う事が出来た。
随分長い間音沙汰もなかったのに、こうしてまた再会出来るというのは、
とても幸せな事だと思う。
忙しい中、わざわざ時間を取ってくれたり、遠方からも足を運んでくれた友人たち。
私にはこんなに素敵な仲間がいた事すら、扉の向こうの記憶にしてしまっていたかもしれない。
みんな、本当にありがとう。
殆ど思いつきというか、勢いのような感じで決まった今回の福岡訪問。
しかし、実はここ数カ月、当時の仲間からの連絡がちょくちょくあったのだ。
何か、あの場所に呼ばれているのかもしれないという予感があった。
そして今、学生時代を過ごした街は、私を常にTurning pointへ導く場所かもしれないと感じる。
本当に来て良かった。
必ずまた来る。
多分、必要な時にまた街が呼んでくれる気がする。
その時は、懲りずにまたみんなと馬鹿な話が出来ればいいな。
皆さま、今後ともよろしくお願いしまーす。
福岡で新たな思い出ができた。
左手に掴む傘は、古い思い出も新しい思い出もよみがえらせてくれるものとなった。
雨の日は、ますます楽しく、多少ほろ苦い日になりそうだ。
2009年09月28日
I Love 台湾!!
やれやれ、ほぼ1年ぶりくらいになるでしょうか。。。もう、このブログのアップの仕方も忘れるほど、、、ですが、まぁ、何も気にせず思い立ったときに思い立った内容を記していきます。楽しかった思い出の備忘録ですから。というわけで。この夏台湾に行ってきました。 早い!安い!うまい!! I Love 台湾!!何度も行きたくなる場所の一つです。
3泊4日、しかも夜便で日本を出たので、実質は2日くらいでしょうかね。
airとhotelのみセットになったフリーツアーで行きました。
今年はお得。お値段は5万円を切ってましたよ~♪
2002年に一度訪れたことがあるので、今回は2回目。
とはいえ、台北の街も当時とは随分変わったようです。
昨年までは世界一の高さを誇っていたビル“台北101”が完成したのは2004年。
オフィスビル区域は一般人は入れませんが、ショッピングモールは自由に入れます。
ブランドショップが軒を連ねています。
今では台北の観光名所の一つですね。
最寄りの地下鉄駅からは少し距離があって、現在は無料送迎バスが運行されています。
が、さすがはまだまだ発展中の台北。
現在すぐそばに新しい路線が建設中で、これが完成すれば更に簡単に訪れる事が出来るようになるでしょう。
世界一速いエレベーターで行く展望台からの眺めも圧巻!
右の写真は、マスコットキャラクターのDamper Babyと一緒に。
実は全部で4色いらっしゃいますよ。
台北101のオフィシャルサイトはこちら↓↓↓
http://www.taipei-101.com.tw/index_jp.htm (日本語です)
台北の地下鉄MRTも路線が増えて便利になりました。
今もどんどん新しい路線が整備されつつあります。
チャージ式のカードを利用すると、市内の主な場所なら日本円で60~90円くらいで乗れます。
約5分おきくらいでどんどん来ますしね。
まぁでも台北と言えば、道路はすごいっすよ~。
見ているだけで笑えるくらい、バイク多い!タクシー多い!
田舎っ子はビビります。
下の動画、音も出ますからご注意を。
さて、今回の旅行、目玉は2つ。
一つは原住民の歴史に触れること。
台湾といえば漢民族のイメージが強いのですが、実は漢民族が入ってくる前からずっとあの島に居住していた民族がいくつかあるそうです。
彼らはどちらかというとポリネシアとかミクロネシアとか、熱帯の島々の系統の方々のようです。
今回は、泰雅族(タイヤル族)の方々が住む烏來(ウーライ)という場所に行きました。
烏來という漢字には何も意味がないそうです。
それはタイヤル族の言葉の音に漢字をあてただけだから。
“ウーライ”というのは彼らの言葉で“温泉”を意味するんだとか。
そう、この辺りは温泉地として最近台湾の人にも人気のスポットなんだそうです。
右は、“娘を背負ったタイヤル族の像”。これ以外にも、あちこちに原住民の像などがあります。
原住民の方々の踊りのショーがあるのですが、
私たちが行ったときは平日の朝一ということもあり、お客さんもまばら。
調子乗って一番前のど真ん中の席に座っていたら、ショーの後半、舞台の上で一緒に踊る羽目に。。。
あ、でもめちゃ楽しかったです。
目的の二つ目は、もちろん食事!!
薄皮ジュースィ~小籠包@鼎泰豊(ディンタイフォン)、フルーツもりもりかき氷@冰館(ビィングアン)-Ice Monster-。
ビーフン、魯肉飯(るーろうはん)に排骨(ぱいこー)などの台湾ディッシュ諸々@台北101地下フードコートの興葉蚵仔煎。
豆乳に薄焼き卵入り厚餅という台湾屋台朝食@阜杬豆漿(フーハンドウジアン)。
残念ながら最後の場所のみサイトなし。MRT板南線・善導寺駅すぐ近くの華山市場2階にあります。
どれもこれも最高です!!
気になる方、是非それぞれのサイトへどうぞ。
街中の大通りからちょっと入ったところにある古い建物のお茶屋さん、晋江茶堂(ジンジアンチャータァン)。
店先に座るおじいちゃんが素敵すぎ。
ここで頂いた擂茶っていうのがうまかった~!!
白ゴマ、黒ゴマ、落花生をすり鉢でよくすり、緑茶の粉を混ぜてさらにする。
そこへ、温かいウーロン茶を入れ、お好みでパットライスを浮かべて完成。
ほのかに甘くて香ばしい、是非うちでも作ってみたい一品。
いやでも、あれは緑茶だけの粉ではなかった気がする。。。
相当な量入れたけど、そんなに苦くなかったですから。
ま、何にしろここで頂いた東方美人茶もかなり美味でした。
食事もできるらしいので、今度はそれも試してみたいものです。
あ、台北ナビに詳しいページがありましたよ~。
夜市だってもちろん堪能!
士林夜市名物の、巨大チキンナゲットと今や台湾名物の一つタピオカミルクティー(*^_^*)v
もう一回言います。
早い!安い!うまい!! I Love 台湾!!
>ここの夜市は食べ物がメインですが、
少しだけ縁日風な店もあります。
中でもやってみたかったのは
金魚すくい!
・・・
と思いきや。。。
エビすくい、、、もといエビ釣り Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
エビの横のケースには、金魚もいたんですけどね。
でも人気はエビ。
釣った後は、、、
焼いて食す。 ( ´△`)アァ-
いやまぁ、他も色々行きました。
さすがに全ての写真は貼りきれませんな。
行く前には特に何も決めてなかったので、ほとんどが行き当たりばったりでしたが、
まだまだ街歩きポイントがたくさんある!
国内旅行感覚で行けるので、
ぜひまたぶらっとやってきたいものです。
皆様にも、オススメ!!
あ、今度マイルで来れるかも~♪
最後に。
台北市内、行天宮というお寺の脇の地下道は、通称“占い横丁”と呼ばれています。
四柱推命などの占い師さんがたくさん並んでらっしゃいます。
ここで占ってもらうのもまた一興。
日本語の堪能な方がたくさんいらっしゃいますよ。
私も行ってみました。
いい歳こいて、ぷらぷらしている私が結婚できるのか!!
母親はそれをやたら占ってほしかったみたいです。
・・・。
占いの結果ですか???
ええ、まあ色々言われましたが、、、
理想をさげて ガツガツいけ。
・・・がんばります。 (´Д`|||) ドーン
2008年11月27日
秋の寒霞渓を歩きつつ。2008
冬のような寒さになってきましたが、まさにこの時期、紅葉を楽しむにはぴったりの頃合いとなりました。香川県にはいくつか紅葉の名所がありますが、中でも有名な場所の一つ、小豆島の寒霞渓に行ってきました。山歩きをしながら紅葉を楽しむ。「日本人でよかった~」と思える時間ですな。
寒霞渓(かんかけい)は日本三大奇形(奇勝)の一つ。
あとの二つは栃木県の妙義山、大分県の耶馬渓で、いずれも奇岩・奇峰の景勝地。
紅葉の時期は特に美しいそうです。
実は私が訪れた日の前日に、同じく寒霞渓へ行った方がいて、
なんと高松から出港する小豆島行きのフェリーは2便待ち、寒霞渓のロープウェイは2時間待ちだったとか!
小豆島観光の繁忙期と言ってよいでしょうね~。
しかも今年の寒霞渓は近年まれに見る美しい紅葉を楽しめるとの噂。
そりゃぁ、混みあうのも分かる気がします。
私は連休の最終日に登ることにしていて、中日の夕方のフェリーで小豆島入り。
その日は友人宅に泊めてもらう事にしました。
小豆島に到着して、まずは夕食。
最近おしゃれカフェなんかも増えてきた島ですが、
日曜の夜だからか、残念ながら閉まっている場所ばかり。
というわけで、友人お勧めの地元の方が行く大衆食堂へお邪魔することにしました。
こちらが訪れた大衆食堂、大阪屋さん。
暖簾の雰囲気と言い、店内の手書きのお品書きの数々と言い、これぞまさに大衆食堂!
私、実はこういう場所大好きです♪
ここで一杯、、、と行きたいところですが、
翌日の山歩きに備えてお酒は控えることに。
にも関わらず、最初はおつまみのような品から。
右:亀の手。左:ちびっこワタリガニのから揚げ。
亀の手は以前にも頂いたことがありますが、見た目が若干ぐろい。
でも、本物の亀の手ではなく、フジツボの仲間だそうです。
塩味がきいていて、なかなかいけます。
カニはもう、言うことなし!うまい!
← そして圧巻はこちらの穴子丼!!
丼からはみ出んばかり、、、っちゅうかはみ出てるこの大きさ!
揚げたてふわふわの穴子の身に、ふんわり優しい味のとろとろ卵がかかっています。
なんかすごく懐かしい、日本人なら好きな味!うまいっ!
右の写真、カーソルを合わせるとふたが開きますよ~。
さらに驚きなのが、このボリュームにしてお値段たったの800円也。
ええんですか?これ、ほんまにええんですか?
こんなお店が近くにあったら、しょっちゅう通ってしまうやろうな~。
いや~、本当に庶民の味方の大衆食堂!
一般旅行客だと、ちょっと見つけにくく且つ入りづらいかもしれませんが、これは試す価値ありです!
なんか他にも新鮮なお魚を使った料理が色々あって、メニュー全制覇がなかなか難しい店です。笑
小豆島にお立ち寄りの際には是非どうぞ。
田舎食堂『大阪屋』
香川県小豆島町坂手港761-4425
tel : 0879-82-2219
さて、翌日はいよいよ山歩き!ですが、この日は朝からあいにくの小雨。
まぁでも、ちょっとの雨くらいなら、大して問題ないってことで出発!
労金主催の歩こう会(?)みたいなのに参加してみたので、9時に寒霞渓の頂上集合です。
混雑する人ごみをさけるということで、
頂上からまずロープウェイで下へ降り、
そこから歩いてまた頂上まで登るという、ちょっと変わったコース。
まぁでも、このロープウェイは確かに乗ってみてよかったです。
右の写真、ロープウェイの中からの写真ですが、
美しい紅葉をしっかり満喫できます。
下りの進行方向にはふもとの町並みや港までの景色も望めます。
あっという間に降りてしまいますが、
上から眺める寒霞渓の木々は本当に素敵でした。
ロープウェイの下の乗り場のすぐ横から、上へと登る遊歩道がありました。
寒霞渓にはいくつかの登山道や遊歩道がありますが、今回のコースは恐らく初級者向けの表十二景。
小豆島の子供たちは遠足なんかでよく登るそうです。
本当に、一番良い時期に訪れることができたと思います。
途中さーっと風が吹いた時にモミジの葉がハラハラと舞い落ちる場面があったり、
野生のニホンザルが遊んでいる場面に出くわしたり、
ロープウェイだけでは見ることのできない、
日本の秋ならではの光景を見ることができました。
また、寒霞渓には様々な変った岩などがあって、それぞれ名前がついています。
そんな奇岩を見るのも、なかなかおつなもの。
遊歩道はしっかり整備されているので、4,50分くらいで登ることができます。
せっかく紅葉を眺めるなら、こうして片道だけでも歩いてみるのがお勧めです。
今回は小雨の降る中を歩きましたが、ちょうど頂上に着いた頃に本格的に雨が降り始めたので、ラッキーだったなと思います。
快晴の日だと、さらに素晴らしい景色だったかもしれませんが、
まぁ、雨でちょっと潤った草木や岩も美しいです。
今度は、別のルートを登ったり、新緑の季節に同じコースを歩いてみたいです。
2008年11月09日
FINNAIRでGo! Chapter 5
相当ひっぱりましたが、フィンランドシリーズも今回でようやく終結です。旅の後半は、やや天気が悪かったのですが、どこか特別な場所へ行くでもなく、とにかくやり残したであろうことを一つ一つやっていこう!ということになりました~。
や~、それにしても、前にも書きましたがちょっとお天気が悪くなるだけで夏なのに肌寒い。
さすが北欧です。いまどきやと、、、もう真冬なんでしょうね。
こちらは行っておきたかった美術館の一つ、国立現代美術館キアズマです。
現代美術って、正直よく分からなかったりしませんか?
でも、私はそのよく分からない感じが好きです。
分からないから考える、でもやっぱりよく分からん、、、みたいな過程が楽しい。
そう、まさにこの看板にある「I DON'T QUITE GET IT...(よく分からん)」なんですよね。
いや~、それを堂々と言っちゃってるあたりが、かっこいい。
建物の内部もちょっと構造が変わっていて、5階まであるのですが、上がっていくのは常に緩やかなカーブ。
吹き抜けの空間が、まさに現代美術のための場って感じでおもしろい!
そして、常に企画展が行われているみたいですね。
私が訪ねた時はFluid Streetという、まぁ路上での様々なアートが写真や映像などで多く見られました。
今年2008年はキアズマ10周年らしく、たぶん企画にも気合いが入っているんやと思います。
この不思議感は、ぜひ体験してみてほしいものです。
ヘルシンキカードで入場できるので、足を運んでみて下さいね。
キアズマのサイト(英語)も、なかなかおもしろいので興味ある方はどうぞ。
Museum of Contemporary Art Kiasma
そうそう、どこの美術館でも受付で入場確認をすると小さなステッカーをもらえます。
で、それをかばんやら服やらよく目立つところにつけておくことで、入場可ということになります。
でも、美術館を出るとそのステッカーは用なしになっちゃうわけですよ。
で、キアズマを出たところのポールがね、右端の写真みたいになってました。
これはこれで、モダンな雰囲気がするから不思議ですなぁ。
今回の旅日記では、やや食べ物の話が少なめなのですが、もちろんちゃんと食べてます。
すんごく気に入ったレストランがあったんですけどね、
撮影禁止だったり、雰囲気が良すぎて写真を撮るのは忍びなかったりで、
結構逃してしまってます。
そんなレストランの一つがこちら、レヴィントラ・コスモス。
一瞬ドレスコードがあって、入れないかも?と思いましたが、
お店の人に尋ねたら、全然問題ないですよ!と快く招き入れてくれました。
ここで私は、念願だったザリガニを食べました。
ザリガニは、フィンランドの夏の味覚の代表!!
まぁ、その姿からも想像できる通り、結構しっかりしたエビって感じで美味しかったです。
あ~、ほんま、撮っときゃよかった。悔しいのでお店の前だけパチリ。
でも、ほんまに高級っぽい雰囲気だったんですわ。1924年創業の老舗らしいです。
ついでなので、もう一つ気に入ったレストランも紹介だけ。
レヴィントラ・シーホースという、こちらも結構老舗のレストラン。
ここは撮影禁止でしたが、なんといっても値段の割にものすごく量が多いんです。笑
でもね、伝統的なフィンランド料理を心行くまで堪能できます。
一品一品の量が多いので、ぜひグループで!
なんとレストランのサイトに日本語メニューがあったので、よければご覧下さい。
食べ物ネタで行きますと、やはり外せないのがシナモンロール。
軽めのお昼でカフェに入った時には、必ず食べてましたね。
大きくておいしいし、なによりコーヒーとよく合う!!
すっかりはまってしまったので、時々自分でも焼いてます。
実はかもめ食堂のシナモンロールのレシピが紹介されているサイトがあるんですよ~。
思ったよりも断然簡単で美味しくできるので、下のリンクをクリックしてぜひチャレンジしてみて下さい。
ヘルシンキの食べ物ネタでもう一つ、どうしてもやりたかったことがありました。
マーケットに行くと、野菜や果物がたくさん売られているのですが、
その中で、豆を売っている店がありました。
なんというか、さやつきのグリーンピースかスナップえんどうみたいな豆。
で、道行く人々がそれを買って、ぼりぼり食べてるんですよ。
もちろん生。
あまりにも食べてる人が多くて、最後の日に試してみたんです。
、、、うん、生の豆でした。爆 でもすんごい甘い!!
お腹が空いたときに食べる分には良いのですが、やはりどうしても青臭かったですな。
とかいいつつ、食べているうちに結構くせになってきましたが。
で、これ実は最後の日だったので余ったのを持って帰ってきたんです。
それをレンジでチンして食べたら、青臭さが消えてすごくおいしかったです。
おもな観光名所で行きそびれていたのがこちら、ウスペンスキー寺院です。
マーケット広場のさらに向こうって感じで、ややはずれた位置に立っていますが、
高台の上に立つ独特の赤レンガ造りの容貌から、どこからでも結構目立ちます。
北欧最大のロシア正教の教会だとか。
中は私も含めて観光客が非常に多かったですが、祈りをささげている方もいらっしゃいました。
中の壁にはキリストと12使徒が描かれており、信徒ではない私にとっては芸術作品を見るような感覚ですが、
やはりここは信仰の場なんだなあと、改めて思いました。
そうそう!フィンランドといえば忘れてはならないもの、それはやっぱりサウナ!!
フィンランドって実はサウナ発祥の国で、「sauna」っていうのはフィンランド語なんです。
フィンランド人の3人に1人がプライベートサウナを持っているらしいので、
まぁ、日本人にとっての風呂に匹敵するほど生活に必要不可欠のものかもしれません。
私が宿泊したソコス・ホテル・ヴァークナには、宿泊者なら誰でも使えるサウナがあって、
もちろん私もフィンランドサウナ体験してきました~!!
タオルを持って裸で入れるフィンランドのサウナは、
温泉文化の浸透した日本人にとってもなんだかなじみがあるような気がします。
木の香りが漂うサウナの中にはサウナストーンがあって、
そこに水をかけることでサウナ内部の温度を調節するんだそうです。
すごく暖かくて、私は結構長く入っていたのですが、へやに帰って自分の顔を見てびっくり!
酒を飲んでもこんなにならん!っちゅうくらい真っ赤で、しばらくその赤みが引きませんでした。
。。。当然ですか。
でも、体の内部までじっくり温まって、しっかり汗を出すっていうのは、やはり気持ちいいですね。
相当寒いフィンランドだからこそ、この暖かさは格別なんだと思いました。
というわけで、毎日お世話になった
ホテル・ソコス・ヴァークナ。
部屋からの景色とロビーも撮っておきました。
ロビーには、こちらも宿泊者が
無料で使えるパソコンがあって、
まぁ、みんなで使うので長時間占領はできませんが、
インターネットでメールチェックなどもできました。
過度ではないけど不足もない、
必要十分なサービスが気に入った、
また利用したいホテルだったと思います。
ヘルシンキ市内を走るトラムにも随分お世話になりました。
最初は路線がよく分からなかったのですが、
使っているうちにすぐ慣れ、すごく便利やなあと思いました。
便数もまあまあ多いですしね。
私は日本の路面電車もすごく好きで、
松山や広島、長崎の風景はお気に入りです。
次にヘルシンキに来たら、トラム全路線旅!
・・・なんかもおもろいかもしれません。笑
今回はフィンランドといっても首都のヘルシンキのみの旅でした。
が、市内だけでもまだまだ行きそびれたところがあったと思っています。
違う季節にくると全然違った表情を見せてくれるでしょうし、
もちろんフィンランド国内の他の地域も訪ねてみたいですし、
いつか再び訪れてみたい場所です!!
今後も当分はフィンランドに対するアンテナが立ちっぱなしですわ~。
2008年11月03日
FINNAIRでGo! Chapter 4
フィンランド満喫旅行~、なのですが、1日だけふらっとフィンランドを離れました。行先はフィンランド湾を挟んでお向かいにあるバルト三国の中の一つ、エストニアです。まさに中世ヨーロッパの面影がそのまま残る、そんな街をうろうろと歩いてみました。
向かったのはエストニアの首都、タリン(Tallinn)。
中世ヨーロッパの雰囲気を残したその美しい古都は、世界遺産にも登録されています。
ヘルシンキからいくつかの船会社からのフェリーが出向しており、
日本人ならビザもいらないので日帰りで手軽に訪れることができるんです。
ヘルシンキの観光案内所で予約できるので、
その時に時間や料金、乗り場の確認をするといいかと思います。
フェリーで約3時間15分の船旅。
とても天気が良くて、青い空と青い海を見ながらなかなか快適な船内でした。
とか言いつつ、ほとんど爆睡でしたが。笑
エストニアはEUに加盟しているものの、通貨統合はされていません。
なので、船のターミナルで、ちょっとだけエストニアクローネに両替してもよいかと思います。
ただ、ユーロやクレジットカードが使える店も多いので、そんなに大金を両替する必要はないでしょう。
上の写真、カーソルを合わせるとタリンの船のターミナルの写真が出てきます。
ターミナルを出てとりあえず街の中心部の方へ向って歩きます。
で、最初に私たちを出迎えてくれた建物がこちら、「ふとっちょマルガレータ」です。
1529年に建てられた砲塔で、現在は海洋博物館なんだそうです。
太ったおかみさんが監獄の食事を切り盛りしていたからこの名前になったんだとか。
でも、建物自体もふとっちょな感じで、イメージにぴったりです。
石畳の道を歩きながら次にたどり着いたのは聖オレフ教会。
タリンで一番高い塔を持つ教会です。
オレフっていうのは、この教会を作ったといわれている伝説の巨人の名前なんだとか。
外観も中も結構シンプルな感じで、清楚感があって個人的には好きな教会です。
観光名所と呼ばれる所はとりあえず回ろうと思いながら街の中を歩くのですが、
だんだん時代と場所を錯誤するような錯覚に襲われてきました。
ヘルシンキがそれほどヨーロッパ色の濃さを感じなかっただけに、ここタリンではそのギャップが激しい。
訪れたのが平日だったこともあり、観光名所以外の場所は静かな通りもあって、
時が止まったかのような、不思議な感じがしました。
街の中心をとりあえずスルーして、うろうろ歩きつつ立ち寄ったのがここ。
実はタリンの旧市街地は城壁に囲まれているのですが、その一部、ちょっとだけ登れるところがあります。
昔の民族衣装を着たお姉ちゃんに1ユーロ払って、ちょっと登ってみました。
ちなみに左端の写真にカーソルを合わせると、登るための石の階段が出てきます。
なんせ中世の頃のものですから?ごっつい急な階段です。
ほんの20~30メートルくらいですけど、なんか重々しい感じがしました。
そんな重々しい城壁のすぐ裏手で、なぜかアーチェリー。
多分観光客向けなんですけど、、、なんで?
そして思ったより人がいるのも、また不思議。笑
城壁のすぐ近くにある教会がこちら、アレクサンドル・ネフスキー聖堂です。
非常に目を引く独特の外観が印象的。
帝政ロシア時代の1901年に建てられたロシア正教の教会なんだそうです。
Wikipediaには、こんな文言が掲載されています。
「大聖堂は多くのエストニア人からロシア支配を想起させるものとして嫌われている。
エストニア当局は大聖堂の破壊を1924年に計画したが、実行に移される事は無かった。
1991年、ソ連が崩壊してエストニアが独立を回復すると、大聖堂は綿密な修復を受けた。」
う~ん、今は観光名所となっているこの地も、複雑な歴史に彩られているようですね。
アレクサンドル・ネフスキー聖堂のすぐ前にあるのがこちら、トームペア城です。
ていうか、これはお城なんですか???と言いたくなるような、なんかイメージ違うお城です。
現在では国会やその他官庁なども入っているみたいです。
うん、そっちの方がイメージに合う気がします。
で、そのお城の裏の方に回っていくと、「のっぽのヘルマン」という名がついた塔があります。
この塔だけみると、なんかのアニメに出てきそうなお城の塔っぽいじゃないですか!
でも、そんなのをこの目で間近で見ることができたってのが、なんか嬉しかったです。
お城から少し歩いていったところに、なんかちょっと穴場な広場があります。
港の方までが見渡せる、小高い丘?の上で見晴らしがよい場所です。
旧市街地の方が見渡せるわけではないのですが、
中世ヨーロッパの雰囲気に若干酔いそうな気分だった私にとっては、
ちょっと最近のタリンっぽさも垣間見れる、この場所がちょっと落ち着きました。
で、そろそろ昼食の時間ということで、町の中心部に位置するラエコヤ人場の戻ってきました。
中世にはたくさんの商人が訪れて賑わっていたこの広場、今ではレストランやカフェが並んでいます。
で。西欧諸国ってのは、レストランに行くと、本当にがっつり食事が出てくるんですよね。
でもさ、まぁ人にもよりますが、昼食って結構軽めでいい時ってありません?
そんな時は、レストランではなくカフェにしましょう。
サンドイッチやらパイやらとドリンクっていうので、正直十分なわけです。
ここでも、あえて私たちはカフェに行ったのですが、店員さんがわざわざ「食事はできないよ?」と言うてくれました。
うん、それがいいんです。
というわけで、日本ではあまり見かけない黒パンを使ったサンドイッチとコーヒー。
天気がよく、オープンカフェ席でゆっくりと食事を楽しみながら、街ゆく人々を見学しちゃいました。
昼食後は、午後のヘルシンキへ戻るフェリーの時間までしばらく時間があったので、
タリンの市街地を歩き回りながら、お土産を物色したり、景色を楽しみました。
一日街歩きをするには、なかなか素敵な場所だと思いました。
ただね、お店の人の感じとかが、ヘルシンキとは全然違うんですよね~。
ちょっと冷たい、、、というか無関心な感じです。
もちろん、そうじゃない人もいたんですけどね。
物価はヘルシンキより安かったです。
だから、たぶんフィンランド人もなんか色々買い込みに出かけたりしてるんだと思います。
ま、わざわざ「エストニアに行こう!」と思い立つことってなかなかないと思うので、
ヘルシンキに行った際には日帰りで是非タリンにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
タリンはとても良い天気だったのですが、ヘルシンキに戻ると曇り空でちょっと肌寒かったので、
この日、タリンに出向いたのもついていたのかもしれません。
というわけで、フィンランドシリーズ、あと1回を残して今回はここまで!
2008年10月30日
FINNAIRでGo! Chapter 3
ピッチをあげないと、、、もう秋やし。。。というわけで、フィンランド旅。今回はもう、ミーハー度100%です。ここに来るためにヘルシンキにやってきた!と言っても過言ではないくらいの、メインの場所をたずねました。…ここがメインか?って感じですけど。はは、勘のよい方なら薄々感づくかとも思いますが。。。
72時間対応のヘルシンキカードを使っていたので、この日もまずはトラムで出発!
向かった先はこちら、ハカニエミのマーケットです。
この外観だけでも分かる人は分かるかな。
映画「かもめ食堂」の中でみどりさんがトナカイ肉を買っていたマーケットです。
ん~、ディープですねぇ。
本当は自転車で乗り付けたかったですけどねぇ。笑
外から見ると、私の中のいわゆる市場のイメージとはちょっと違ったんですが、
中はやっぱり市場でした!!
一階は主に食料品を扱う商店が並びます。
新鮮な魚、肉、野菜、おいしそうなパンや香辛料の店などがたくさん!
そうそう!上の写真、真ん中のお肉屋さんが、「例の」店です。
でも、おじさんは残念ながらいらっしゃいませんでした。
マーケットの2階には服飾品や様々な雑貨のお店が並んでいました。
朝一番で行くと、2階の店はまだオープンしてなくて、シャッターが閉じられていたのですが、
いいなぁ!と思ったのはそのシャッターが木製だったところ。
初めて見ましたが、なんだか閉まっていても暖かい雰囲気で素敵だと思いました。
ここでお得情報を一つ。
ちょっと意外だったのですが、このハカニエミマーケットの2階にmarimekkoのお店が入っています。
ここの店、市内中心部のお店よりも割安な商品が結構おいてあるんです!
常にバーゲンみたいな状態。
お土産買うなら是非チェックしてみてください。
ハカニエミから市内に戻るときに、トラムではなく地下鉄を利用してみました。
もちろん地下鉄もヘルシンキカードを持っていれば自由に使えます。
ていうか、トラムと同じく、改札も何もないので、だれでもスルーです。
ただし、時々検札が入っているようなので、無賃乗車で捕まると罰金ですよ~。
ヘルシンキの地下鉄は、オレンジがトレードカラーのようです。
車体は中も外もオレンジ!・・・ちょっと目が疲れそうな感じです。笑
写真にあるように、自転車も入れますし、車体によってはペットも乗車可能なようです。
ドアのところにマークが表示されていて、それを見れば乗車可能かどうかが分かるようになっています。
便利ですね。
さぁ、市内中心部に戻り昼食を頂くために向かった先は、、、
やってきました!かもめ食堂!!の舞台になったカハビラスオミ!!!
写真では小さすぎてちょっと分からないのですが、表には未だに「かもめ食堂」の文字が残っています。
店内は、撮影用に改装されてあったので、今はちょっと違う感じですが、
店内をよく見渡すと、日本にまつわる書画などが飾られてあったりします。
お店に入ったらまずは一番奥まで進みましょう。
ここで、何を頂きたいかメニューを決めて、先にお勘定を済ませてから席に着きます。
ヘルシンキでは珍しく、日本語のメニューが置いてあるのも、この食堂ならでは。
ランチは何種類かありますが、私は日替わりの鶏肉ランチ、同行した母は日替わりの魚ランチをオーダー。
右端の写真が鶏の胸肉に薄く衣をつけて揚げ焼きっぽく仕上げたチキンのランチです。
カーソルを合わせると、魚のランチの写真も見られます。
いやもう、ボリューム満点でお腹いっぱいになりました。
味も優しい感じで、でもちょっとカレーの風味がして、とってもおいしかったです♪
客層を見ると日本人半分、地元の方半分ってところでしょうか。
やはり、いまだに映画「かもめ食堂」効果は健在のようです。
この日はまさに、ミーハーkeikonによるかもめ食堂ツアーdayと言ってもよかったでしょう。
午後から向かった先は、ヌークシオ国立公園。
映画の中で、スーツケースが届かないまさこさんがキノコ狩りをした、あの森です。
先日おとづれたインフォメーションセンターのツアーを色々見ていたら、
ヌークシオ国立公園の半日バスハイクツアーを発見。
申込をしていたのが、この日だったのです。
ツアー参加者は、恐らくヨーロッパを中心に多く訪れている世界各国からの観光客達。
ガイドの方は、フィンランド人のおじさんですが、流暢な英語で車内色々な話をしてくれました。
森歩きやのに、ロングスカートをはいた、どっかのおばちゃんの集団がいて、「大丈夫か?」なんて思ってましたが、
そんなにきつい山道を歩くわけではなかったので、おばちゃん頑張ってついてきてました。笑
まぁ、そんなに歩くことは想定してなかったみたいで、ちょっと愚痴ってましたが。。。
親子連れで参加している方もいましたし、小一時間くらい歩く、ちょっとしたハイキングな感じでしたね。
歩きやすい格好、くらいで大丈夫だと思います。
ガイドの方がフィンランドの植生、地盤、気候、林業の話などを時折立ち止まっては解説をしてくれます。
まぁ、英語のみなので言葉が分からないとさっぱり・・・かもしれませんが、
歩くだけでも案外楽しいかもしれません。
で、心地よく歩いた後に到着したのが湖の前に建てられた小さな小屋でした。
フィンランド語で「コタ」というのだそうで、形がとてもユニークです。
お天気もよかったので、ここで青空の下、ティータイムとなりました。
暖かい飲み物と、ちょっとしたパンのようなものを出してくれました。
青々とした草の上に座って、さわやかな森の空気を吸いながら、
美しい湖の風景に見とれつつ、美味しいコーヒーを頂く。
これ、最高ですよ~(^O^)/
そうそう、コタのすぐ隣に小屋があって、
そこは短期で宿泊できそうな雰囲気でした。
暖炉のある広い部屋ですが、冬を越すのは・・・寒そうやなぁ。
夏の間は、とても快適だと思います。
大きなムースの毛皮も飾られていました。
というわけで、ちょっと雰囲気を伝えるために、大きめの写真でどうぞ。
いやー、本当に良い日に訪れたと思います。
あまりに気持ちよかったので、ガイドさんもコタ横での滞在時間を30分ほど延長してくれました。
実は湖でちょっとだけ泳いでいる人もいたくらい。
ちょいと水は冷たかったみたいですが。笑
市内中心部から、車で40~50分くらいでたどり着くことができるということもあって、
休日にはフィンランド人もよく訪れるとのこと。
なんかその気持もよく分かりますね。
森の中のベリーやキノコも自由に取ってよいそうですよ。
マナーを守って、自然の恩恵に感謝しながら山歩きを楽しみたいものですね~。
市内に戻ってもまだまだ明るく、時間もあるということで、アテネウム美術館に行きました。
アテネウム美術館は近代のフィンランド美術をはじめ、海外の美術品も展示するフィンランド最大規模の美術館です。
私が訪ねた時は、Pekka Halonenというフィンランド人画家の作品展が開かれていました。
生涯を通しての作品が時期ごとで紹介されていましたが、
日本の水墨画に影響を受けたころの作品、なんてのもあって、ちょっと不思議な気持ちでした。
正直、フィンランドの画家と言われても、私はピンとくる人がいなかったのですが、
フィンランド人画家は遠く日本の芸術に影響を受けていた。。。
ん~、私もまだまだ色々な事を知らなければなりませんね。
私はそんなに芸術に詳しい方ではありませんが、作品を見るのは結構好きなので、
ゆっくり見て回るのはとても楽しかったです。
ここもヘルシンキカードがあれば入場できるので、ヘルシンキに訪れた際には是非立ち寄ってみて下さいね。
アテネウム美術館のサイトはこちら。→ http://www.ateneum.fi/
というわけで、私がフィンランドに来た目的の大半をこの日に成し遂げました。
が、実は次の日、別の計画があったのですが、、、それはまた次回。
2008年09月22日
FINNAIRでGo! Chapter 2
ヘルシンキの旅、まだまだ続きます。飛行機での移動も含めて7泊8日の旅。1都市をくまなく見るのが大好きなので、一週間でもまだ足りないくらい。とにかくヘルシンキ中をくまなく巡るべく、この日も朝早くから活動開始です。お天気にも恵まれ、気分爽快!ヘルシンキに来たら、必ず行っておきたい有名スポットから始まりました。
この日は朝からヘルシンキの街中を走っているトラム(路面電車)を使いました。
そこで大活躍したのがこちらのヘルシンキカード。
約50の観光地や博物館、ヘルシンキ市内の公共交通機関で使えるフリーパス。
レストランやコンサート、ヘルシンキ発の観光ツアー、
エアポート・バスやレジャー施設の割引などの特典も盛りだくさんなんです。
カードは3種類で1日(24時間)、2日(48時間)、3日(72時間)有効期限つき。
あくまで時間なので、たとえば1日パスの場合、25日のAM11:00から使い始めたのであれば、
翌日26日の同じく11:00まで使えます。
使い方は意外とアナログで、使い始めた日付と時間を自分でカードの裏に書き込むだけ。
値段は有効期限の少ない順にそれぞれ大人1人33ユーロ、43ユーロ、53ユーロ 。
7~16歳の子供は11ユーロ、14ユーロ、17ユーロです。(2008年9月現在)
ツーリストオフィス、ホテル、デパート、空港などで購入可能です。
が!実はお得な情報が!!
私も帰ってきてから知ったので、ちょこっと悔しかったのですが、このヘルシンキカード、
ヘルシンキ・エキスパートという観光会社のHP上でオンライン購入できます。
で、その場合、なんと1枚あたり3ユーロの割引があるんです!ただし、大人のみですが。
オンラインで購入して、指定の場所に確認メールのコピーを持参すればよいだけ。
これからヘルシンキに行こうという方は、是非こちらをご利用ください!
因みにオンライン予約のページに行きたい方はここをクリック。
英語になりますが、多分分かると思います。
というわけで、この日は11時からこのヘルシンキカードを持っていることで無料になる、オーディオシティーツアーに予約していました。
ヘルシンキの観光スポットをバスで案内してくれるってやつです。あ、要予約ですよ、これ。
が、それまでにまだ時間があるってことで、トラムに乗ってうろうろしてたんですよ。
そしたら・・・
バスツアーに遅刻しました(T_T)/~~~
やばい!ってことで集合場所まで走って行ったけど、、、目の前を乗るはずだったバスがスル~。
。。。自業自得。仕方なし。
でも、そこであっさり気を取り直すのが私の良いところ(?)。
というわけで、市内はまた、トラムにでも乗って適当に回ろう!ということになり、急きょ予定を変更。
別に行きたかった場所へ足を運ぶことにしました。
向かった先が一番左の写真の島、ヘルシンキの超有名観光スポットスオメンリンナ島(Suomenlinna)です。
マーケット広場のすぐそばにスオメンリンナ行きのフェリー乗り場があります。
ヘルシンキカードを持っていれば、それで乗ることができますよ。
それほど大きくない船ですが、中は木で出来た温もりのあるフェリー。
所要時間約15分ほどで島に到着です。
島に到着したら、案内に従って建物沿いを歩いていきます。
とはいえ、他の多くの観光客がぞろぞろ歩いて進んでいるので、
それについて行けばいいんですけどね。
左の写真の時計塔の下に小さなトンネルがあって(カーソル合わせると出てきます。)
そこをくぐって島の中央の方へ向って歩いて行きます。
一番最初に私たちを迎えてくれたのがスオメンリンナ教会。
フェリーの上から島を見た時に中央にそびえていた建物、それがこの教会です。
が、残念ながら私たちが訪ねた時は外装の工事中だったようで、写真撮りませんでした。
中はとてもシンプルで、個人的にはとても気に入った教会の一つです。
たまたまいた親子連れが、あまりにも愛らしくて思わず勝手に写真撮っちゃいました。
是非、左の写真、カーソルを合わせてみてくださいね。
そういえば、ここでなぜか鼻の頭に葉っぱをのせているおばさんを見かけました。
眼鏡にはさんでうまくのっけてたんですが、、、多分、日焼け止め???
あちらの方は鼻が高いので、帽子をかぶっていても鼻だけ日に当たるみたいでね。
ちょっとおかしかったです。
教会からさらに道なりに歩いて行くと、ビジターセンターに到着します。
ここは、スオメンリンナ博物館も兼ねている観光案内所。
日本語を含め様々な言語で書かれたスオメンリンナの無料案内パンフが置かれています。
さらに、keikonは島内観光してから中をのぞいた博物館。
実は、先に行っておけばよかったなぁと思ったので、ここでちょっと解説を。
ヘルシンキカードを持っていれば無料で入れるこの博物館。
スオメンリンナ島の歴史を写真などを使って展示・紹介しているだけでなく、
左の写真のようなミニシアターみたいなところで、歴史紹介の映像を見ることができます。
各席にイヤホンをつなぐことができ、言語選択して映像を見ることができます。
日本語があるので、スオメンリンナの歴史的背景がしっかり分かりますよ~。
今は世界遺産となっているスオメンリンナ島は、実は複雑な歴史を経てきた場所です。
1748年、当時スウェーデン領だったフィンランド。
東の大国ロシアからの攻撃を阻止するため、スウェーデンの指揮下で約40年という長い年月をかけて、
この城塞を完成させました。
「Sveaborg・Viapori (スウェーデンの城)」とスウェーデン語で名づけられた城塞。
多い時では7000人もの人が工事に携わっていたそうです。
スウェーデンの上流階級軍人なども島に住みはじめ、そこはもうちょっとした街になっていたようです。
地形の利を活かしたこの城塞は外から攻めにくく、長い間スウェーデンの重要な防御基地だったようです。
しかし、1809年にフィンランドがロシア帝国の自治大公国となり、
この城塞はロシア軍に明け渡されることになりました。
その後、100年間にわたってロシア軍がこの島にとどまります。
“東のジブラルタル”と言われたこの要塞はロシアにとっても重要な軍事基地となり、
1855年のクリミア戦争の時には仏・英艦隊が2日間に渡って攻撃したにも関わらず結局占領することはできなかったんだそうです。
長い間スウェーデン、ロシアの支配を受けてきたフィンランドも1917年に念願の独立を果たしました。
1918年、城塞はフィンランド語の「スオメンリンナ(Suomenlinna)」と改名されます。
その後は刑務所になったり、フィンランド軍の駐屯地となったり、軍事的な色合いがしばらく残りましたが、
1973年、軍の管理を離れ、フィンランドの教育省の指導で民生下におかれます。
そして1991年、歴史上重要な時代を例証するものとしてユネスコの世界文化遺産に登録されました。
な~んて、時代背景がよくわかりました。てか、恥ずかしながら全然知らなかったです。
そういう知識を得てから島内を歩くと、また違った趣を感じるかもしれませんね。
すっかりフィンランドを代表する観光スポットになったスオメンリンナ島。
今でも島の一部はフィンランド海軍の基地としても使用されていますが、
居住地としても人気のため、子供がいる家庭を優先して抽選で居住権を得られるんだとか。
現在は900人ほどの一般の方が住んでいて、島内で仕事についている方も多くいらっしゃるそうです。
だからですかね、歩いていてもなんとなく人の暮らしを垣間見るような風景もあります。
もちろん、島民でない人たちもピクニックなどを兼ねてよくスオメンリンナを訪れるようです。
とはいえ、やはりここは元要塞。
そこかしこ、どこを見てもその名残を見つけることができます。
よくぞ、これだけの石を切り出して積み上げたなあ~って感心しますよ、ほんまに。
よくよく見ると島の基礎岩盤の上にそのまま積み上げてるんですよね。
起伏をもろともしない、その技術力にも驚きです。
さて、スオメンリンナ島でランチを頂くことにしました。
島の中にはいくつかのカフェやレストランがありますが、今回訪ねたのはカフェ・パイパー(Cafe Piper)。
乗り付けた港からは一番遠い場所にあるカフェになりますが、小さな丘の上に立つ、なかなか素敵な建物です。
そう広くない建物で、サンドイッチやサラダ、パン類などをお盆に取り、好きなドリンクをカップに注いでお会計という、半セルフみたいなカフェ。
ですが、会計を済ませた後、自由に取っていい水などが置いてあるテーブルには、同じく自由に取っていい、薄切りのパンやスープなどが盛りだくさん。。。
右端の写真、手前の方のサンドイッチとシナモンロール、サラダなどが乗ったプレートは買ったものですが、
奥のプレートのものは、無料。。。。こんなにあるなら、ようけ買わなくてもよかった。
店内で食べるのもよいのですが、お客さんがいっぱいだったことと、外の天気が良かったこともあり、
外に置かれているテーブル席で頂きました。
外の空気に触れながらの食事は、なんだかハイキング気分でいいですね。
この島でも、やっぱりカモメに見つめられました。
そうそう、半セルフみたいな店でしたが、食べた後のものは皆テーブルの上に置きっぱなしです。
後で、ちゃんと店員さんが片づけにやってきていました。
昼食後も島内散策です。
写真左は、この島の城塞建築の責任者を務めた
エーレンスヴァルト(Ehrensvard)のお墓。
すごいことをやってのけたものです。
ここの目の前には、当時の貴族たちの島での生活を紹介した
エーレンスヴァルト博物館(写真右)があり、
ここもヘルシンキカードがあれば無料で観覧できます。
当時の生活を垣間見ることができますよ。
別に紹介するまでもありませんが、島内にはいくつかトイレもあります。
なんか、トイレの前のマークがかわいいんだなぁ。
写真では見えにくいのですが、子どもなんて、ちゃんとおむつはいてます。笑
でも、中は暗いんです、結構。
フラッシュつけたのでこんなに明るく撮れましたが、
実際はちょっと薄暗くて、“要塞のトイレ”って感じです。
扉もなんか重いし。
ま、別にきれいなんですけどね。
なんだかさっさと出てきてしまいました。
第二次世界大戦のときに実際に使われていたという潜水艦ヴェシッコ号の展示があったり、
かと思えばよく目を凝らしてみると、誰が設置したのか鳥の巣箱が木の上にあったり、
この時期、花も緑も空も、どこを見ても美しいスオメンリンナ。
フィンランドの人々がやってきて、ここで一日を過ごすという気持ちが本当によく分かりました。
スオメンリンナのことをもっと知りたい!という方は、英語ですけどこちらのサイトもどうぞ。
http://www.suomenlinna.fi/index.php?lang=eng
こうして、スオメンリンナを十分に満喫して、再びマーケット広場に戻りました。
次はどこに行こうかな~、なんて考えながら歩いていると出会ったのが亀。
この一匹じゃなくて、周辺に何匹かいたんですけどね。
でも、ヘルシンキの街の他の場所でも見たんです、こいつ。
ん~、なんなんでしょうか?なんかシンボル?
良く分かりませんが、ちょっと謎です。
エスプラナーディ公園では、屋外コンサートが開かれていました。
夏の間は、こういう小さなコンサートがいろんなところで行われるんだそうです。
太陽の日差しを楽しみながら、素敵な音楽も楽しむ。
いいですね~、こういうん。
そして訪れたのがこちら、カフェ・ウルスラ(Cafe Ursula)!!
そうです!そうです!見る人が見れば、間違いなく分かるこのフォルム!
船の帆を張ったようなこの外観!
映画「かもめ食堂」に出てきた海の見えるカフェです。
映画の中で主人公たちがまばゆい日差しの中、ビールを飲んでいた席。
ここで、私はアイスクリームを食べてみました。ん~、最高!
目の前に広がる海には、さっきまでいたスオメンリンナ島も目の前に浮かんでいます。
いや、これ、ホンマ素敵な休日を満喫できます。
そんなカフェ・ウルスラに向かう時に通って行くのがカイヴォプイスト公園(Kaivopuisto)。
広大な敷地にはレストランや博物館、美術館などもあります。
小高い丘の上に登ると、公園内で遊ぶ人たちの姿や、海も見渡すことができます。
ここでもやはり、日向ぼっこをしたり、一人で本を読む人などをみかけました。
一人ひとりが思い思いに自分の時間を過ごしている、そんな印象を受けました。
その後、閉館間近で訪れたのがデザイン博物館(Designmuseo)。
ここは家電、食器、携帯電話、家具など、世界に誇るフィンランドのデザインを集めた博物館。
ヘルシンキカードで入場可能です。
今注目の、フィンランドデザインの歴史を垣間見ることができます。
また、企画展も行われていて、今回訪れた時は
たまたま日本人のアーティストがピックアップされていました。
もっと時間をかけてゆっくり見たかったですね~。
興味のある方は、HPもぜひ。→ http://www.designmuseum.fi/
この日は欲張ってもう一か所。
アラビア工場(Arabia)に行ってきました!
アラビアといえば、フィンランドを代表する陶磁器のブランド。
イッタラ(iittala)やハックマン(Hackman)も同じグループですが、
これらの製品が作られているのが、この工場なんです。
とはいえ、ヘルシンキの郊外にあって、トラムを使えばすぐに行けます。
工場見学ができたり、歴史の分かるアラビア博物館もありますが、
私のお目当てはファクトリーショップ。
ここでしか買えないアウトレット商品を狙って行ってきました!!
ほんと、安い!!!
赤い札のついた商品は、激安です、マジで。
日本で買うより、、、半額、いや、物によってはそれ以下ですね。1/4くらい?
小さいものならお土産にすると、絶対喜ばれます。
私も、小さなカップを6個くらいまとめ買いしました。
実は自分用にもうちょっと買おうと思って後日また行ったのですが、既に売り切れてました。
たくさんのかわいらしい食器たちは見ているだけでもウキウキしてきます。
食器などの小物好きの方、めちゃめちゃお勧めです!!
というわけで、島散策からお買い物まで、この日も存分にヘルシンキを満喫しちゃいました。
でも、まだまだ行かなければならない場所はたくさんあります!
次回もお楽しみに~。
2008年09月05日
FINNAIRでGo! Chapter 1
最近もう、旅日記の様相を呈してきたこのブログ。。。まぁでもそんな事は気にせずに、今年のkeikon最大イベントというても過言ではない夏の旅行で待望のフィンランドに行ってきました~♪最近日本人にもだいぶ人気が拡がっている、お勧めスポット!のはずです。(笑)9月になってしまいましたが、それも気にせずいってみよ~。
かもめ食堂という映画をご存じでしょうか?
2006年に公開された日本映画で、私の大好きな女優、小林聡美さんが主演されているフィンランドが舞台の作品です。
(右の写真をクリックするとアマゾンのサイトに行くので、詳しくはそちらで。)
大好きな作品なもんで、原作本もDVDも勿論持っていますが、
これを見て以来、フィンランドに行きたいと常々思っていました。
で!!この夏ついに、念願叶ったり!!
北欧、フィンランドへ行ってきました~!
北欧といえば、最近は雑貨や家具などでとても注目を集めているエリアですね。
フィンランドを代表するARABIA FINLAND、iittala、marimekkoといったブランドは、すでに日本でもちょくちょくお目にかかるようになりました。
機能性と美しさを兼ね備えている、そんなデザインのイメージがあります。
関空からはフィンランド航空のフライトが毎日飛んでいますが、なんとヘルシンキまでは約9時間半!
ヨーロッパとしては、これ、すごく短時間フライトやないでしょうか。
しかも、昼の2時くらいのフライトなので、四国からでも当日出発で問題なし。
現地には当日夕方位につくので、その日にしっかり寝られれば、時差ボケも比較的少なめかも。
初めて乗ったフィンランド航空、フライトアテンダントの方々も感じがよくて、私は結構気に入りました。
料金も安めなので、ヨーロッパ各国への乗り換え便として使う方も多いようです。
というわけで、夕方ごろにヘルシンキ・ヴァンター空港に到着。
この日はそのまま宿泊先のホテル、HOTEL SOKOS VAAKUNAへ直行しました。
普段、私はそんなにホテルを撮りまくることってないんですけど、ここは面白かった!
インテリアの一つ一つがなんだかとてもキュート。
ヘルシンキの鉄道の駅の真ん前にあり、デパートに併設しているこのホテル。
便利さでは文句なしです。
興味深く思ったのはアメニティ。これがすごく少ないんですわ。
リンスインシャンプー、ハンドソープ、バブルバス用の液体せっけん、タオル、ソーイングセット。
よく見かける歯ブラシセットやその他小物がないんです。
全てではないでしょうけど、フィンランドのホテルって、アメニティ類が少なめなんやって。
本来何度も使えるはずのものを使い捨てグッズで提供するのを控えているそうです。
バスタオルなども、洗って欲しければ床に置いておくんだとか。
タオル掛けにひっかけたままにしていると、そのままです。
これも、水資源を大切にするために、お客様に協力を求めている姿勢のようです。
「え~」と思う方も多いかもしれませんが、私はそんなに気にならないというか、むしろ好感が持てました。
過剰じゃない、程よいサービスだと思います。
到着日は特に何もせずしっかり睡眠。
で、翌日からいよいよ観光です!
まずは、ホテルの朝食バイキングで腹ごしらえ。
うん、まぁここは西洋のホテルやな~という感じの品揃え。
豊富な種類のパンやクッキー類、卵やハム、ソーセージ類、ドリンク類などなど。
可もなく不可もなくという感じで、好きな物を好きなだけ。
毎日、スイカが並んでいたのが面白かったかな。
あと、ニシンもあった!これ、フィンランドっぽい。
で、最初に訪れたのが郵便局。
ホテルの目の前にあったってことと、フィンランドから日本に葉書を送るつもりだったんね。
で、足を踏み入れてみたのですが、この鮮やかな雰囲気に驚いた!
絵葉書をはじめ、色々な文房具が置いてあったり、2階にはお土産に最適な雑貨が色々売ってました。
驚いたのが、荷物や書類を送る用のパッケージ類。
日本だと、なんだかシンプルな、ちょっとそっけない感じの箱なんですが、
こちらフィンランドではmarimekkoの柄を用いたなんともおしゃれな箱が様々なサイズで売られてます。
これなら、荷物も送りたくなるなぁ、と思いました。笑
右端の写真は購入したムーミンの切手。
シールのようになっていて、これももらったら絶対嬉しいやろうなぁと思います。
まぁ、でも切手については日本でもいろんな面白切手が売り出されてますな。
ヘルシンキのメインストリート・エスプラナーディ通りの公園を港のあるマーケット広場まで歩きます。
お天気に恵まれたこともあり、どこを撮っても絵になるような素敵な日。
日差しは結構きついのですが、日陰に入ると涼しいので、歩いていても大して苦になりません。
アジア人は、比較的少なめでしょうかねぇ?いや、いるにはいましたが。
でも、おそらくヨーロッパからの観光客が多かったのでは?と思います。
目抜き通りを歩いている時に、不思議なやつに出会いました。
。。。うん、なんとも微妙っちゃ微妙なんですが。
ヘルシンキの観光スポットには、夏だけらしいですが、ヘルシンキヘルパーズという
黄緑色の服を着た観光案内の方々がいらっしゃいます。
で、このマスコット、なんとこの夏2008年から登場したばかりという、
ヘルパーズのアシスタント、その名もヘルッピ(Helppi)!
いや、そんなことは全然知らなかったのですが、
「もともとインターネットの世界にいたヘルッピは、ある嵐の夜、激しい閃光と衝撃とともに
それまでの二次元の世界から大聖堂の屋根に放り出された」
んだそうです。すごい設定です。
皆さんも、見かけたら一緒に写真を撮ってもらいましょう~。
さてさて、マーケット広場をうろうろ歩いていると、突然向こうの方から管楽器の音が聞こえてきたので、
急いで音の方へ走って行くと、面白いものを見ることができました。
いやいや、突然馬に乗った人が楽器を演奏しながら道を占領してますから、何事かと。
なんか、よっぽどVIPな方がいるのか?と思ったけど、、、ん~?
なんだかよく分からないまま、しばらくすると馬の吹奏楽隊はどこかへ行ってしまいました。
なんだったんやろうと思って、マーケットのおばちゃんに聞いてみましたが、おばちゃんも「こんなん見たことない」との事。
まぁでも、それなら尚更見られてラッキー!
な~んて、色々考えながら歩きまわっていると、何やら美味しそうな匂いが。。。
そろそろ昼食の時間ですか?ってことで、マーケット広場にある屋台で売っていたランチメニューを頂くことにしました。
ヘルシンキは海に面した港町なので、新鮮な魚がたくさん市場にも並びます。
というわけで、屋台でも魚料理が豊富。
美味しそうやな~と思って頼んだ魚の盛り合わせは、、、ご覧の通りボリューム満点。
まぁ、よくあることですが、こちらの方はこれを一人で恐らく平らげるんでしょう。。。
味は、日本人には嬉しい塩コショウベースなので、すごく馴染みがあります。
家庭で作るムニエルとかから揚げってかんじですかね。
付け合わせのジャガイモもうまい!
値段は激安ってわけではありませんが、晴れた日に青空のもとで頂く美味な魚料理ってのは頂く価値ありやと思います。
ふとそばを見ると、上からも下からもカモメがおこぼれを狙ってます!
美味しくランチを頂いた後、ヘルシンキの見どころの一つ、ヘルシンキ大聖堂へ行くことにしました。
マーケット広場からは歩いて5分くらいですかね?
石畳の道を行くと、、、ん?どうもまた向こうから音楽が聞こえてきます。
よ~く目を凝らしながら進むと、何やら人影が。。。
見えますかね?大聖堂の前にものすごい数の人がいるのが!!
テレビカメラまで入ってるじゃないですか。
広場に目をやると、さっきの馬に乗った吹奏楽団にさらに人が増えて楽器を演奏中!
こりゃもう、間違いなく何かのイベントやなぁと思って見入っていましたが、しばらくしたら終了。
アナウンスで「military music festival」と言っていたので、軍隊の吹奏楽団の音楽祭?だったみたいです。
うん、ええもん見た。
ヘルシンキ大聖堂の中は、見学自由。観光客がほとんどですね。
祭壇はちょっと小さめかな。
パイプオルガンが設置されてあって、時々美しい音色を響かせています。
中も素敵ですが、やはり外観が素晴らしいですね。
石畳の元老院広場から大階段を上ったところにそびえていて、ドームがとても印象的です。
それにしても、さっきまであんなにおった人たちがすっかりいなくなっているのが、なんかおもろかったです。
その後も買い物をしたりしながら街の中をうろうろ歩きまわりました。
植木鉢をひっくり返して絵を描いた灰皿、古くて乗れなくなった自転車に飾った花、
靴屋の前のハイヒールのオブジェ、なんかよく分からない顔の並んだ壁。
いろんなものがおもしろくて、歩いているだけでも本当に楽しい街だと思いました。
いやね、旅に出ると本当にこれでもかっていうくらい歩きまわります。
で、疲れたころにふらっと入りたくなるのが、やっぱりカフェ。
さて、上の写真を見ただけで何かピンときた人は、相当の「かもめ食堂」フリーク。
今回立ち寄ったのはアカデミア書店という本屋内に併設されているカフェ・アアルト(Cafe Aalto)。
そうそう!映画の中でサチエとミドリが出会った場所です!!(分からない人、すんません。)
もちろん、映画ファンの方でなくても是非足を運んでみて下さいね。
アアルトといえば、フィンランドを代表する超有名な建築家。
その名前を冠したカフェは、フィンランド内でここだけだそうです。
写っているペンダントライトと黒い革張りのイスがアアルトデザインのものだそうです。
コーヒーも美味しくいただきましたよ~。
とにかく街中を歩き回ったこの日。
夕食を頂きにやってきたのが、
こちらのレストランツェトル(Zetor)。
外側、工事してる部分があって、そこに幕がはってあるのですが、
その幕に白樺の森の中の看板が描かれています。
なんか、おもろいですな。
でも、ドアを入ってすぐ右手にクロークがあって、
荷物を預けるんですわ。
ちょっと薄暗い雰囲気で、、、一体どんなレストランなんだ?と
若干不安になりつつも奥へ入っていきました。
入ってみると結構お年を召した方から若い方まで色々な世代のお客さんがいらっしゃって、ちょっと安心。
落ち着いて店内に目を凝らすと、トラクターや農機具がたくさんおかれています。
牛の首がこっちをじっと見ていたりして、なかなかおもしろいです。
1950年代のフィンランドの風景を模しているんだとか。
メニューも、当時の新聞に見立てたものでした。
しかも、それぞれのメニューの解説がちょっとしたストーリーみたいになってておもしろい。英語ですが。
フィンランドっぽいものを頼みたい!ということでオーダーしたのがこちら。
トナカイ肉の煮込み。
はじめてのトナカイでしたが、やはりちょっと独特な香りがあります。
でも、私はこういうん好き。
じっくり煮込んであるのか、すごく柔らかくてジューシー。
付け合わせというか、一緒に煮込んであるっぽい芋?みたいなんもウマい。
結構バクバクと食べてしまいました。
このレストラン、HPがあるようなので興味がある方は覗いてみてください。
メニューの物語も読めます。→ ここをクリック
というわけで、お腹もいっぱいになったところでホテルへ戻ることに。
レストランを出たのが9時前くらいやったと思いますが、まだ外は明るいの。
なんか変な感じです。
この時期、ヘルシンキだと日の入りは夜10時くらい。
もちろん、北部ラップランドの方へいくと、いわゆる白夜の状態なんだそうです。
まだまだ続くフィンランド旅行。続きは“Chapter 2”で!
ps. 今回のページでも、カーソルを合わせると別の写真を見られるものが6枚ほどありますので、よかったら探してみて下さいね~。
2008年07月08日
屋久島を巡る。其の五
むぅ、早くアップしないと忘れてしまいますがな!というわけで、屋久島3日目。先日登山で体は相当痛む中、この日はレンタカーを借りて、のんびりと好きな所を巡るドライブデーとなりました。朝から天気もよし!まさにドライブ日和の、のんびりスタートです!
ゆっくりめの朝食は、お世話になっている民宿まんまるにて。
普段はトーストとコーヒーというのが私のお決まりの朝食ですが、
旅先では白いご飯の朝食がおいしいものです。
体もがっつり使っているので、ばくばく食べます。
朝食後、チェックアウトまでまだ時間があるということで、初日から気になっていた
海まで歩いて180歩を検証に行くことにしました。
大人の歩幅で一歩、二歩…
うーん、なんとなく南国を感じさせる道。
波の音を間近に聞きながらおかんと並んで歩くこと180歩。
「…178、179、180!!」で目の前に広がった景色は。。。
ごっつい海やがな~!
うん、勝手に白い砂浜を想像していましたが、
見事に打ち砕かれました。
やはり太平洋を臨む島。波に迫力あります。怖っ!
まぁ、確かに180歩で海ですなぁ。
せっかくここまで来たので、うろうろしながら浜遊び。
いやいや、浜遊び楽しっ!
けど、ここで時間を食ってるわけにもいかず、民宿に戻っていよいよ出発!
ですが、改めてお世話になった民宿まんまるさんの写真も撮ってみました。
お世話になりました~!
超安い宿!というわけではないですが、
本当に素敵な民宿でした!
佐賀出身の人懐っこいおやっさん、帰りにサンゴの岩くれました。
今、うちの家の表に飾ってありますが、
サンゴと言われないと何か分かりません。
でも、そんな事はどうでもよろし。
リピーターが多いのもよく分かる民宿でした。
皆さんも屋久島に行くときには、一度はお世話になってみてくださいまし。
旅人の宿 まんまる http://www11.ocn.ne.jp/~manmaruy/
本日最初は安房にある屋久杉自然館。
まぁ、屋久島と屋久杉に関する資料館ですな。
建物の外観は、屋久杉がモチーフです。
実物の展示が多くて、なかなかおもしろく、
屋久杉や、それ以外の木材との
重さ比較などもあって、
いやこれ、なかなか良い資料館だと思いました。
← この資料館で私がどうしても見ておきたかったのが
いのちの枝。
これは、2005年12月の積雪により折れた
縄文杉の枝なんだそうです。
こ、これが枝。…一本の木のようですな。
自然の営みの中で、
こうして枝が折れることもあるんですね。
この枝はここに展示されちゃってますが、普通はこんな枝もまた徐々に朽ちて土になり、
新たな命の源となっていくのだと思うと、脈々と流れる命の循環に感動を覚えます。
先日ガイドさんが説明してくれた平木も
展示されていました。
農地の少ない屋久島は年貢米の代わりに
屋久杉の平木を収めていたのだそうです。
年輪が密な屋久杉の平木は腐りにくく、
板瓦として価値あるものだったようです。
巨大な土埋木も展示されていました。
森に放置されたり、土に埋まっている、江戸時代の切り株や残材が土埋木です。
現在は、こうした土埋木を使って、様々な屋久杉工芸品が作られています。
ん?こういう話、、、どっかで聞いたことがあると思ったのですが、
以前NZに行った時のSwamp Kauriがまさにこれと同じ。
長年生きる樹木というのは、種が違っても性質は似ているようです。
この資料館の敷地内に宇宙ヤクスギなるものがありました。
平成12年、宇宙飛行士の毛利さんと一緒にエンデバーで宇宙を旅した屋久杉の種子1180粒。
うち、最終的に選ばれ発芽した5本を宇宙ヤクスギと命名したんだそうです。
その中の一本がここに植えられている!!!
・・・って、どれなのかが分からないのが難点です。
まぁ、でも夢のある話やないですか。
実は、駐車場から自然館へ行くまでの通路に
杉の茶屋というお茶屋があります。
うん、道の脇とかにあるのではなくて、
まさに、この茶屋を通りぬけて自然館へ行くという、通路です。
なんだか不思議な光景ですが、
せっかくなのでここで団子を頂きました。
カーソルを合わせると中身が見えますが、
左側白っぽいのが「こずき団子」。
紫イモの餡を白芋と餅粉を練った中に折込み、
サネン(月桃)の葉でくるんで蒸したもの。
右側緑色のが「かから団子」。
かから(サツマサンキライ)の葉に、黒糖、よもぎ、餅粉を練り上げたものをくるみ蒸しあげたもの。
葉っぱにくるんで蒸すと、香りがたっておいしいんですなぁ~。
頂いた冷たいお茶といっしょにぺろり、でした。鹿児島とか屋久島の郷土料理?みたいですね。
自然館へ行くときにはぜひ立ち寄ってみてください。第一火曜はお休みらしいですよ。
お休み処 『杉の茶屋』
屋久島町安房前岳2739-343
tel: 0997-46-2484
さ、資料館を後にしてドライブ続行!安房から、空港、宮之浦港の方へ進みます。
屋久島の周縁に沿ったのどかな道をひた走る。
天気の良い日ののんびりドライブは、走るだけで楽しいですな。
そして、皆さんももし屋久島に行くことがあったら、必ず押さえておいてほしいポイントが、、、
ドラえもんやんけ~!
安房と宮之浦の間、楠川歩道入口のバス停の近くで、笑いかけてくれます。
わざわざ車とめて、戻って写しました。
四次元ポケットをぺちぺち叩いてみました。
横で地元のおばちゃんたちがおしゃべりしてました。
実は廃校になった小学校のタイムカプセルらしいよ。
はい、とりあえずドラえもんには拝んでおいて、そのまま車を走らせる走らせる。
んで、続いての目的地に到着です。
永田いなか浜。
看板に書いてある通り、ここはウミガメの産卵地として有名な場所。
ちょうど5月から7月の夜、ウミガメの産卵見学なども行われているそうです。
実は日本で最も多くのウミガメが上陸し産卵する地なんだとか。
訪れたのは昼間だったので、まぁ、ウミガメに会う事はないなぁと思いつつ、浜を歩いていると、、、
ウミガメ足跡発見!
分かるかなぁ。。。真中に太めの筋があって、その両脇に足跡が。
ほんまに来よんやねぇ。
んで、涙流して卵産みよんやねぇ。
なんだか不思議な気分になりました。
白い砂浜をよく見ると、その粒子は先日山で見かけた石英や花崗岩の粒です。
裸足で歩くととても気持ちいいです。
かわいらしい貝殻もたくさん落ちています。
土産屋では、それを集めたものを一袋600円くらいで売っていたので、ほしい方は、自分で浜に行って拾うことをお勧めします。
きれいな浜なので、海水浴も楽しいだろうなぁ、、、と一瞬思いました。が、無理ですね。
、、、そう、ここは太平洋に浮かぶ島。
・・・白い砂浜に似つかわしくないほどの波の荒さです。
うん、別にこの日が台風やったとかいうわけではありません。
当然ながら、遊泳禁止です。
年甲斐もなく砂遊びした後、向かったのが絶対行きたかったカフェ、一湊珈琲ですが、ここの詳細はこちらをどうぞ。
とてもおいしいコーヒーを頂いた後、そのカフェから見えていた小さな滝に行ってみることにしました。
布引の滝という名前だそうです。
近づいて音はするものの、案外なかなか姿を現さず。
木の根が露出しているところを這い上ったところで、突然目の前に現れます。
そんなに大きい滝ではないけど、間近で見るとなかなかのもの。
周囲に誰もいないので、マイナスイオン独り占め!
大雨の後は結構な水量になるそうです。
この布引の滝近くでも、おもしろい木がありました。
左:なんとなく、象。
右:がっつりハグ!
うん、穴場スポットですね。
長くなってきましたが、なんとか1記事に詰め込みます。
というわけで、滝の次。
志戸子ガジュマル公園です。
(屋久島町志戸子133-1、tel: 0997-43-5900)
メイン道路から、少し海側に外れたところにありました。
ガジュマル群生地を歩いて回る遊歩道があり、
亜熱帯植物を色々観察できます。
入場200円です。
昨日までの山の木々とはまるで違う、何かものすごい
意志を感じるような木々がうっそうとしてます。
入って最初にあったあこうの木の根の間に、
何か防犯カメラみたいなものがちらっと見えた気がしたんです。
近づいても、暗くてよく見えなかったので、
フラッシュたいて写真撮ったら、
ごっつでかいかたつむりがおりました。
うん、ちょっと不気味なほどの生命力で、圧倒されましたわ。。。
ガジュマル園の中をドキドキしながら歩いた後は、目の前に広がる海でちょっと癒されましょ。
相変わらず、泳げるような雰囲気の海ではありませんが、ここにはたくさんのサンゴの遺骸が転がっています。
最初は石かと思ったけど、よく見るとそれぞれ個性的な形の模様が刻まれています。
ここで何個かサンゴを拾って持って帰ってきました。
今、うちの家のトイレとかに、ちょろっと飾っとります。気持ち、南国です。
実はもう、この日の夕方の船で屋久島を離れることになっていました。
行く先々でこまこまと遊んでいると、もう結構いい時間。
土産も買ってないし、ろくな昼ご飯も食べてない、レンタカーも返さないかん!
というわけで、港の近くの方まで移動していきました。
宮之浦港のすぐ近くにある屋久島ふるさと市場というところに立ち寄って、
試食を漁りつつ土産を調達。
(屋久島ふるさと市場の詳細はここをクリック。)
併設してあるレストランで、かなり遅めの昼食を頂きました。
鹿児島黒豚のみそカツ定食、、、やったかな。
豚が、甘くておいしかったです、ほんまに。
こうして、短かったけど、とても濃い屋久島滞在を終えました。
船で離れるのが、本当にさびしかった。
ちゅうか、まだまだ行ってないおもしろポイントが盛りだくさんなんですわ。
いいとこどり!のはずが、全然取りきれてないので、また来るはず。
うん、それまでにしっかり足腰を鍛えておかなければなりません。
山ってやっぱり楽しいです。
というわけで、夜、鹿児島市内に戻ってきました。
街中どこでも篤姫がお出迎えしてくれます。
鹿児島中央駅近くのホテルにチェックイン。
へろへろの足ですが、
次の日の朝早くに空港へ行かなければならないということで、
一応空港までのバス乗り場だけチェック。
鹿児島市内の町並みを見ると、
普段の生活にぐっと戻った気がして、
ちょっぴりせつなくなりました。
翌朝の便で鹿児島を離れました。
小さなプロペラ機から外を見ながら、
縄文杉に思いをはせてみました。
今日もきっとあの場所で、泰然としているんですね。
今回の旅でも、素敵な出会いがありました。
これこそ、旅のだいご味だと思っています。
またすぐ、旅に出たくなりました。
屋久島、本当にお勧めです。
屋久島写真などが豊富な、素敵なサイトがありましたので、是非ご覧になってみてください。
泳ぎたい ←超おすすめ!!特に、収録された自然音が秀逸です!!
http://homepage2.nifty.com/taharo/
フォトライター菊池の屋久島移住ライブ日記 ←写真+コメントがとっても豊富!
http://yakushima.cocolog-nifty.com/shimalog/
屋久島観光の前にコチラのサイトもぜひチェックを。
屋久島観光協会 http://www1.ocn.ne.jp/~yakukan/
屋久島観光センター http://www.yksm.com/
2008年06月28日
屋久島を巡る。其の四(縄文杉登山part3)
自分でも予期していなかった縄文杉登山part3。ついつい話がなが~くなるのが私の悪い癖ですが、まぁ勘弁してやって下さい。縄文杉からの帰り道、ここだって屋久島の魅力いっぱいだったんですから!
というわけで、縄文杉をじっくり拝み、再び来た道を戻ることになりました。さよなら、縄文杉!
同じ道を戻るだけってつまらないような気がしますが、ところがどっこい!
足はガクガクですが、帰りも楽しく遊びます。
keikon、食われる。
うん、こいつが何に見えるかは人それぞれですが、
私にはプテラノドンに見えました。
あの、空飛ぶ恐竜です。
似てない?
勝手に顔を描く。
道端の岩の上に、だれかが顔を作ったんですなぁ。
道ゆく人が勝手に石や枝の配置を替えるので、
通るたびにいろんな表情になっているそうです。
木のトンネルをくぐる。
倒れそうで倒れない!
すごい生命力やなあと感心します。
行きにスルーした大王杉、帰りはゆっくり見ることができました。
縄文杉が発見されるまでは、この大王杉が屋久杉の中で最大のものとされていたそうです。
よく見ると割れ目があるのがわかりますが、中は空洞になっていて、その割れ目から昔は入ることができたそうです。
でも、今は杉を守るために根元まで近づいてはいけません。
グンと伸びる幹に横に広がる枝。まさに大王の名にふさわしい屋久杉です。
大王杉の周りは縄文杉とは違い、雑木が残されています。
鬱蒼とした森の中に突如現れる巨大な屋久杉の容姿は、まさに元来の様子が残されており、
「縄文杉より大王杉が好き」という人が案外多いんだそうです。
空いてたので再び翁杉と写る。
今回はガイドさんも一緒に。
というわけで、歩く、歩く、歩く。
ひたすら歩く。
ヤクザルやヤクジカにも何回か遭遇しつつ、大株歩道を下りきり、
再び長いトロッコ道に戻り、またひたすら歩きます。
実はトロッコ道でもスルーした箇所がありました。
その一つがこちら、三代杉です。
最初にあった杉が倒れる。
その上に二代目の杉が成長し、伐採される。
さらにその上に育っているのが現在の三代目というわけです。
それぞれ、「倒木更新」「切り株更新」などと呼ばれます。
登山の道中、こうした更新による二代杉、あるいは他の樹木による更新は、
しょっちゅう見かけました。
これが森のサイクルなんですね。
因みに一代目の樹齢が1200年、二代目が1000年、三代目が350年といわれているそうです。
ゆっくり時間をかけて、でも日々生まれ変わっているんです。
三代杉からさらに戻ったところで、ちょっと休憩。
ガイドさんが温かいコーヒーを入れてくれました。
プラス、お昼のラーメンの残りをちょっぴりおやつに!
このちょこっとが、めっちゃ嬉しいんです~。
私たちが休憩しているこの場所、
小杉谷育成複層林自然観察歩道と呼ばれる所。
奥まで行くと、人手を加えて再生した複層林(様々な樹齢の木々により構成された林)があるそうです。
80年以上前、ヤクスギを伐採した時に、すべてを伐らず、母樹となるヤクスギを残して周囲に芽生えた杉の稚樹を大切に育ててきたんだそうです。
ガイドさんによると、歩いて行くと結構楽しいんだそうですが、何せ行きはスルーされ、帰りはみんな疲れて殆ど足を踏み入れることがないんだとか。
でも、ここ、苔がとてもきれいで、結構穴場スポットなんだそうです。
というわけで、コーヒーを淹れてくれている間に、ちょこっとだけ辺りを見て回りました。
雨が降っているのか降っていないのか、そんな事はもうどうでもよくなっています。
少し霞がかった風景と、水を湛えた樹木や苔が、本当にきれい。
体は相当疲れていましたが、目に見える景色のおかげでそれが和らいでいる気がしました。
屋久島は花崗岩(マグマがゆっくり固まって出来た深成岩の一種)でできた島です。
まぁ、墓石なんかに使われる御影石を思えばわかりやすいでしょうか。
つまり屋久島は火山ではなく、地底で固まった花崗岩が隆起してできた島です。
その隆起は10年で1cmくらいのペースで今も続いているんだとか。
屋久島の花崗岩の中には相当大きな長石の結晶が見られます。
墓石の中に見えるつぶが5cmくらいの大きさだ、という感じです。
そんな結晶が森の中の沢や、海岸にも多く見られます。
こんな話を聞きながら、いよいよ一日登山が終わろうとしています。
最後はきれいに手を洗いましょう~。
というわけで、山から染み出る水で手洗い。
その時に利用したのが、エゴノキの花です。
実が“えぐい”ことから、それがなまって“エゴノキ”という名前になったそうです。
このエゴノキがちょうど花を咲かせる時期で、2~3cmくらいの小さな花がいろんなところで落ちています。
で、このエゴノキの花にはサポニンという石鹸に含まれる成分が入っており、
落ちている花をいくつか拾って手の中で揉んでいると、泡が出て手がきれいになるんです。
おもしろいですなぁ。
無事帰還~~!!(落涙)
なが~い一日でした。
でも、本当に印象に残る一日でした。
あんなに疲れ果てたのに、
また縄文杉に会いに行きたいと思ってしまいます。
で、へろへろになりながら、それでも帰りにはちゃっかり屋久島でしか手に入らない焼酎三岳を買って帰りました。
うん、これ売り切れていることが多くて、ガイドさんが知ってた穴場店に連れて行ってもらいました。
この日は早朝から遅くまで、ガイドさんにお世話になりっ放しでした。
知識やいろんな経験があり、話していてとても楽しかったです。
次に屋久島を訪ねた時にも、ぜひまたお会いしてガイドして頂きたいです!
うん、いや、ほんまに、個人的にお友達になりたいくらいでした。笑
いつか一緒に飲みに行きたい。。。
お世話になったガイドオフィスはこちら↓↓↓ サイトもきれいでわかりやすいですよ~。
山岳太郎 http://www.sangakutaro.com/
お勧めです!ほんまに。
というわけで、この日は宿に戻って夕飯を頂きましたが、疲れすぎて写真撮り忘れました。
もりもり頂きました。
広いお風呂でゆったりと汗を流し、バタンキューで眠りにつきました。
いよいよ翌日が屋久島最終日。
どんなに足が痛くても、繰り出していきますぜ~!!!
2008年06月15日
屋久島を巡る。其の三(縄文杉登山part2)
今回も屋久島・縄文杉登山。いや、登山自体は1日で終わってるんですけど、話が長くなるのでここでは2回に分けただけです。今回はトロッコ道を終え、いよいよ大株歩道に入っていきます。ここから先は、急峻な山道が続きますが、いよいよ屋久杉の森の魅力が溢れだします!
← 道はこんなん。ほんまに山道。
まぁ、木道がついているところも結構あるんですけどね。
傾斜が急でしんどいのは確かですが、
トロッコ道と比べると、こちらの方がおもろい。
周囲の雰囲気ががらっと変わるから、
屋久杉をはじめ、さまざまな木々を楽しみながら歩くことができます。
ん~、まぁ、歩いている最中は足元を確かめて進むのに必死ですが。汗
時々立ち止まって周囲を眺めるといいですな。
さて、そもそも屋久杉とはなんぞや?というと、
屋久島の山地に自生する、樹齢1000年以上のスギのことを屋久杉と呼ぶんだそうです。
ちなみに、1000年未満の杉は「小杉」と呼ぶんだとか。
。。。1000年までは小杉、、、雄大な話です。
大株歩道に入って最初にお目にかかれる屋久杉が、この翁杉です。
この方自身というよりは、着生している他の木や苔で鮮やかに見える杉です。
どっしりと根を張っている姿は、堂々たる風格を漂わせていて美しい。
翁杉の根元にはデッキが張られているので、根を踏んで傷つける心配なく近くに行けます。
左の写真、カーソルを合わせるともう一枚出てきます。
続いてお目にかかったのがこちら、ウィルソン株です。
1914年、アメリカの植物学者、アーネスト・ウィルソン博士がこの屋久杉の切り株のことを学会で紹介?ってか発表したんだそうです。
1914年といえば、、、第一次世界大戦のころ。
このころに、まだ世界ではマイナーな国日本の、しかも小さな島の巨大な杉の価値を認め、世間に発表した。
これって、考えてみればすごいことです。(どうやって目をつけたんやろう。。。)
というわけでその功績により、この株はウィルソン株と名付けられたんだそうです。
この屋久杉が切り倒されたのは、豊臣秀吉のによるといわれているそうですが、
切り株更新の様子などを見ると、どうやらもうちょっと新しいものではないかと思われるんだそうです。
まぁ真相はわかりませんが、いずれにしろ元々はかなり立派な杉であっただろうことは事実でしょう。
一番左の写真にカーソルを合わせると、人と一緒に写っている写真が出てきます。
大きさがわかっていただけるのではないでしょうか。
このウィルソン株、現在は中が空洞になっており、祠もおかれています。
足を踏み入れることも可能で、薄暗い中から上を見上げるとぽっかりあいた穴から
元気に芽吹く木々の姿を見上げることができます。
切り株というよりは、洞窟の中にでもいるような雰囲気です。
ちなみに、切り株の中の、とあるポイントから上を見上げると、右端の写真のように、穴がハート型に見えます。
うん、なんかええことありそうな気がするやん!まぁ、気のせいやけど。。。爆
屋久杉以外でも、おもしろい木々が色々あります。
写真左側、これでも杉なんです。
台風やら積雪やらで折れてしまった杉の枝が、その折れた所から生えてくるとこんなんなるんやって。
その容姿からメデューサの杉なんて呼ばれたりするそうです。
右側の写真は、、、ヤマグルマやったかなぁ。。。嘘かも。忘れた。
うちの母がこれをみて、「ビスケットみたい」て言うてました。
そんなに腹が減っとんかい???
で、本日2回目の腹ごしらえ。
この弁当、食べているとおかずの下半分くらいまで実は白飯がうっすら敷かれてました。
これまた結構な量にも関わらず、無事完食。
さらにここでガイドさんが、お湯を沸かしてインスタントのラーメンをふるまってくれました。
ジャンクな味でも、体に染みいるんですわ、これが。
あ、ここでどうでもええ話を一つ。
私の場合、旅といえば、たいていトラブルがつきものなんですが(爆)
今回は、カメラを壊すこともなく、携帯を壊すこともなく、滑って頭を打つこともなかったわけです。
やるやないか、私!!!
。。。と言いたいのですが、そこは期待を裏切るわけにはいかず。
今回も、また、あったんですわ。
靴のソール剥がれる。
えらく古い登山靴を引っ張り出していったから、ゴムが劣化してたんやね~。
歩きよる途中でパックリ。
結構おるんやそうです、こういう人。実際、何人かみかけました。
「何年も前に1,2回だけ使った、ほぼ新品の靴です~」なんてのが
一番危ないんやそうです。皆さんも気をつけましょう。
で、どうしたか。写真にカーソルを合わせればわかります。
ガイドさん、ホンマにありがとう~!
お弁当を食べた場所のすぐ近くで、1歳の杉を見かけました。
ほんの1cmくらいの小さな芽。(ぼやけててすみません。)
ひょっとしたらこの子も、これから1000年かけて屋久杉へと成長するかもしれんね。
屋久島の森の一部として、頑張って生きている姿は、
昼食後の私に、さらにまた歩く気力を分けてくれたように感じました。
さて、昼食後しばらく歩くとまずは、大王杉というこれまた素晴らしい屋久杉の前を通りかかりますが、
他の登山客の方々が結構たくさんいらっしゃったので、私たちは帰りに立ち寄ることにしました。
屋久島の森を歩くときは、登りの人が優先なんだそうです。
細い山道を登りと下りで人がすれ違う時には、下りの人が脇で待って道をあけます。
登りの人があまりにもゆっくり進んでいると、後ろは迷惑やし下りの人も迷惑してしまうんですなぁ。
なので、帰り道、下りの方がとまりやすく、じっくり写真を撮ったりできるというわけです。
大王杉から少し行ったところにあるのが、こちらの夫婦杉です。
写真ではちょっとわかりにくいのですが、もちろん2本の屋久杉です。
が、高さ10mくらいのところで、なんと枝がつながっているんです!
それが、あたかも手を取り合っているかのように見えるから夫婦杉なんでしょうね。
ちなみに、右が旦那(樹齢約2000年)、左が妻(樹齢約1500年)だそうです。
素晴らしく仲睦まじい、息の長い老夫婦です。
夫婦杉のように別々の個体が融合した木のことを合体木と呼ぶそうです。
珍しいっちゃ珍しいですが、同じ種であればまぁ、ありえない話ではない。
よく考えてみれば、継ぎ木なんてのは、合体させてるようなもんですわな。
そんな夫婦杉と好対照な例が近くにありました。
左の写真、ヒメシャラとヤマグルマという別の樹種の激しい争いの跡ですな。
ヒメシャラの幹にヤマグルマがめり込んどるがな!
カーソル合わせるとこの2本の上部の写真が出てきます。
ヒメシャラには穴があき、おそらくそこをヤマグルマが貫通していたのでしょうが、
結局その貫通していたであろうヤマグルマの枝?幹?は朽ちてます。
種が違えば、絶対合体なんてしないわけです。
ん~、すごい。。。
夫婦杉からさらに歩くこと約40分、私たち一行はついに到着しました。
縄文杉です。
写真では、全貌も迫力も雰囲気も、とてもじゃないけど収まりきりません。
縄文杉に着いた頃、実は結構な雨が降り出していました。
しかもすんごい人!!!
急いで写真を撮って、急いでレインウェアを着て、なんかすごくザワザワしてました。
そこがすこ~し、神秘性に欠けるような気がしつつ。。。
あまりにも多くの人が訪れるようになったため、
現在縄文杉の周囲には展望デッキが設置されています。
おかげで根元を踏みつけるという事はなくなったようです。
ただ、展望デッキからよく見えるようにと、周囲の雑木を切ってしまったんだそうです。
そのため、直射日光が当たりやすくなり、樹皮が乾燥気味になってしまったそうです。
なるべく元の状態に戻そうということで、雑木を植林していますが、
低く柔らかい苗木は、ヤクシカの恰好の餌になってしまい、なかなか育たないそうです。
展望デッキの下には、ひそかにソーラーパネルが置かれていました。
それ、実は防犯カメラの電源用なんだそうです。
何年か前に、縄文杉の樹皮を剥ぎとるという、ひどい事をした人がおったんだそうです。
結局犯人は分からないままですが、今後そのようなことが起こらないようにということで、防犯カメラを設置したんだそうです。
悲しいことですが、山でのモラルに欠いた人もいるんですね。
縄文杉は、1966年、屋久島の町役場(やったと思う。。。)で働いていた岩川さんという人が発見したんだそうです。
なんでも、屋久島観光の目玉として何かないかと山を歩き回っていたところ、この巨木を発見したんだとか。
が、実は周囲には江戸時代の杉の切り株などが残されていたので、
当時の人たちが縄文杉の存在を知らなかったというわけではなかったようです。
太く、うねった縄文杉は、木材としての価値が低く、そのため残されたのでは?との事でした。
というわけで、岩川さんは発見というよりは改めて紹介した人なのかもしれません。
で、まぁ、発見者ということになった岩川さん、この杉を自分で命名することができるようになり、
自分の名前から一字取って「大岩杉」と名付けたんだそうです。
が、この杉の発見を伝えた新聞記事に「縄文の春」という大きな見出しがついたことがきっかけで、
1年後に出版されたガイドブックには既に「縄文杉」の名が掲載されていたんだとか。
ん~、かわいそうっちゃかわいそうです、岩川さん。
縄文杉の樹齢については、いろいろ言われていますが2000年から7000年などと相当幅があります。
色々な測定方法で調べてみてはいるようですが、屋久杉の内部は空洞になってしまっているので、結局正確な年齢は測るのが難しいんだそうです。
まぁでも、年齢が謎ってのもまた、ミステリアスでよいかもしれません。
などと、色々な話を聞き、色々なことを考えながら、しばし縄文杉を見つめていました。
様々な雑音の中、なんとなくかわいそうだなぁと思ったりしながら見ていましたが、
じ~っと見上げているうちに、一瞬ふっと音が消えたような気がした瞬間があったんです。
なんていうか、なんやかんや言うたり、なんやかんや手を加えたりする人間の行為も、
縄文杉にとっては、とるにたらない事なのかもしれないと思ったんです。
いや、もちろん、樹皮の乾燥なんてのは人間の影響ですけど、それすらも悠然と受けとめてしもてる。
長く静かに、ただ粛々と生きてきた姿は、例え自分の身に何が起きようとも、
それをすべて自然の流れとして受け入れることができる覚悟や度量を持った、
無為で強い、人間なんて足元にも及ばない力を湛えているように思えました。
あ~、やれやれようやく縄文杉ですか。。。
いや、なんちゅうか今回の登山は思い入れが強すぎてついつい長くなってしまってます。
まだまだこれから、帰途があるのに、、、長すぎる。。。
というわけで、不本意ながらもいったんここでpart2は終わり。
次回、縄文杉登山part3で、なんとか終えます。すまぬ。
ん~、屋久島の魅力、凄すぎです。
2008年06月09日
屋久島を巡る。其の二(縄文杉登山part1)
さ、屋久島二日目。この日こそ、keikonが最もやりたかった事、登山に挑戦の日です!!目指すは、かの有名な縄文杉。いやぁ、長丁場になるということで、自分の体力がとても心配でしたが、、、うん、人間なんとかなるもんです。感動あり、考えさせられるものありの登山編、始まりでーす。
2008年5月某日。
それはまだ夜も明けきらぬ午前4時20分。
我々が宿泊していた民宿に、登山ガイドさんが迎えに来てくれました。
…そりゃあ、眠いですよ!眠いに決まっとるやんけ!!
でも、でも!この日は念願の縄文杉一日登山の日!!!
夜型人間のkeikonだって、起きようと思えば起きられるんです。
一緒に縄文杉までの登山に行く別のグループもピックアップし、早朝から開店しているお弁当屋さんで朝ごはんと昼ご飯用の弁当を購入。
あ、これは前日に予約しとかないかんですぜ。
そのままガイドさんの車で登山口を目指します。
朝、めっちゃ早いっちゅうのに、他にも何台もの車が登山口へ向かってました。
ここがスタート地点。
いや~、ドキドキするねぇ~。ワクワクするねぇ~。
これから一日歩きっぱなしですぜ~。
大丈夫か?私?!
でも…
まずは腹ごしらえ。
腹が減っては戦は出来ぬ!ってね。
朝からこんなにがっつり食べるのも久しぶり。
でも、さわやかな朝の空気の中だと不思議とおいしく頂けます。
まだほんのり温かかった弁当をすっかりたいらげちゃいました。
さて、縄文杉までの登山道、今回は荒川登山口から大株歩道を通って進む、最もポピュラーなコースです。
最初の8.2kmは左の図のように、なだらかな傾斜のトロッコ道です。高低差は約300m。
まぁ、距離が長いので、そんなに上っているという感覚はない程度の道ですね。
トロッコ道が終わり、いよいよ大株歩道に入ってから縄文杉までが、右の図。
ここは沿面距離にしてたった2.5km。しかし高低差は約400m。…これがどういうことだかは、分かりますわな。
まぁ、ガイドさんからそんな話を聞きながら、まずはトロッコ道を一歩一歩進んでいきます。
実は私たちが登山した前日は、午前中すんごい雨やったそうです。
で、登山道は道というより沢!な状態だったとか。
それでも途中までなんとか行ったそうですが、山道に入り、危険すぎるということになり、やむなく引き返したとの事。
が、私たちが登った日、午前中は晴れ間も見えるなかなか良い天気に恵まれました。
しかも前日の雨の影響で、周囲はとっても潤っていて見る物全てが美しく見えるという、なんとも幸運なスタートを切ることができたのです。
単調になりがちなトロッコ道ですが、
先を行くガイドさんが色々な話をしてくれるので楽しく歩けました。
今回は女性のガイドさん。
私とほとんど年齢が変わらず、実は同じ大学だった!
なんてオチもありました。
昔、どこかで会ってたかもしれません。笑
屋久島に来て9年。
同じ道を歩くツアーでも、日々違った顔を見せてくれる屋久島は、
全然飽きることがないそうです。
お客さんのペース、周囲の登山客の状況をよく把握しながら
細かく気を配ってくれ、
なおかつ屋久島の山や森、木々、動物たちの事を要所で説明してくれます。
一緒に歩いていてすごく頼もしかったし、生き方も素敵だなあと思いました。
トロッコ道の途中にちょっと不自然な空き地があります。
実はほんの40年くらい前まで、ここには小杉谷という集落がありました。
この空地は小杉谷小・中学校の跡地で、往時には500人以上の人々がこの集落に住み、
生徒も150人近くいたそうです。
大正12年、屋久島国有林開発の拠点として安房官行斫伐所を開設、その後の経緯を経て、
昭和45年に閉鎖されるまで人が住んでいたんですね。
「こんなところに???」と今では驚きです。
左の写真、カーソルを合わせると、集落跡地の看板を見ることができます。
当たり前といえば当たり前ですが、
トロッコ道をトロッコが走り抜けていきます。
登山客は、道の端っこの方によけなければいけません。
トロッコに乗っている人、写真撮られまくりです。。。
後姿を見送りながら、おそらく誰もが心の中で叫びます。
「乗せてくれ~~~!」
でも、トロッコは無情に去っていくのみです。。。
屋久島では色々な動物も生きてます。
登山中にお目にかかる機会が多いのがヤクジカとヤクザル。
ある程度の距離まで近づいても大丈夫です。
これは、人間と野生動物がお互いの距離感を守っているから。
人は絶対、野生動物に餌をあげてはいけないんです。
人間から餌をもらえることを覚えた動物たちは人を恐れなくなり、むしろ人に襲いかかることさえあります。
凶暴な猿が問題になっているニュースを、見たことがありますよね。
猿たちが悪者のように報道されていますが、結局その元凶は私たち人間。
屋久島のシカやサルが、こうして人前に自然な形で現れてくれるのは、
ここを訪れる人たちがルールを守っているから。
これから先もずっとこの関係が続くように、私たちは自然界での自分たちの位置を踏み外さないようにしなければならないんですね。
トロッコ道の最後の方で出てくるのがこちらの仁王杉。
左が阿行(あぎょう)、右が吽行(うんぎょう)なんだそうです。
カーソルを合わせるとそれぞれもう一枚写真が出てきます。
その名の通り、お寺の門の左右に立つ「仁王像」が由来。
阿行はたぶんくぼみのあたりが口を開けた姿に見えるってことかなぁ。
吽行の方は何年か前に倒れてしまい、倒木としてそのまま残されています。
当時はどんな姿で佇んでいたんやろうねぇ~。
これも何十年、何百年と過ぎていくうちに、姿を変えていくんだろうな~
などと考えると、
悠久の時が流れる中に、自分も身を置きたいなぁなんて思います。
というわけで、10時半くらいやったと思いますが、ようやくトロッコ道が終わります。
トロッコの終点地点でトイレを済ませ、ここからいよいよ大株歩道、急峻な山道に入ります。
が、、、長くなったけん、とりあえず今回はここまで。
。。。屋久島ネタ、まだまだ続きます。
2008年06月05日
屋久島を巡る。其の一
日本国内ですが、長い間行きたいと思い続けている場所がいくつかあります。その中の一つだった屋久島。ついに念願かなって訪れることができました!貯まったマイルで鹿児島へ!超短期ですが、久々の旅行でワクワクです~。
鹿児島空港からとりあえず鹿児島市内へリムジンバスで移動。
ちょうどお昼時やったから、ガイドブックを色々見ながら食事処を物色。
で、せっかくやから鹿児島の黒豚を堪能することに!
ここで行ったお店「華蓮」については、とっても良かったので別記事たててます。
よかったら、覗いてみてくださいね。→ここをクリック。
さて昼食後は、船の時間まで多少あるっちゅうことで鹿児島市内をちょっとだけ歩きました。
天文館~。とっても鹿児島っぽい。
目抜き通りの一つ、天文館通り沿いは、様々な店が立ち並びます。
ボンタンアメの看板とかがいかにも鹿児島って感じ。
レトロとモダンが融合した雰囲気が好きです。
洋画家黒田清輝は鹿児島出身。
歩いていて、突然見つけたのがこれ。
黒田清輝と聞いてもピンとこないかもしれませんが、
多分彼の絵はだれもが一度見たことがあるのではないでしょうか。
鹿児島の中の香川。
電線だらけ。夜用street。
壁一面のシロアリ。
以上、Keikonの気になった鹿児島市内。
というわけで、いよいよ屋久島への船乗り場、南埠頭へ~。
トッピーという高速船で屋久島まで渡ります。
ここからは屋久島だけでなく、種子島にも行くことができます。
この日は種子島の小学生が鹿児島からの修学旅行の帰りやったらしく、混みまくり。
キャンセル待ちのお客さんもおったくらいやから、、、いやぁ、早くに予約しといてよかった。
屋久島へ船で行く予定のある方は、鹿児島商船のサイトを覗いてみてください。予約もできます。
http://www.toppy.jp/
高速船で、まぁ種子島なんかにも寄り道しながら約2時間半の船旅。
途中、桜島や佐多岬を見ることができます。
まぁまぁの天気やったから、きれいやったよ~!
世界遺産 屋久島到着
見えにくいけど、屋久島って書いてある石碑なんです。
なんかしらんけど、子供がわらわら遊びながら、石碑の上に乗りよった。
屋久島でお世話になるのが、民宿まんまる。
安房港でタクシーのおっちゃんに道をたずねて、そこからへこへこ歩いて行きました。
ん?大丈夫か?と思うあたりでうまい具合に看板を出してくれてます。
それを頼りに歩くこと約7分???
いよいよ宿に到着か~!というところで目に入ってきたのがこちら↓↓↓
行くしかないやん!!
写真にカーソルを合わせると、180歩先の海が見えます。
本当はすぐにでも行きたかったけど、時間がなかったので検証は後日。
宿に着いたら既に夕食の時間に入っていました。
民宿やけん、食堂みたいなところでみんなでごはん食べるんです。
部屋に荷物だけさっさと置いて、さっさと夕食~。
すんごい量やが~
昼にモリモリ食べたにも関わらず、夕食もモリモリ。
これにまだご飯や汁物やてんぷらもついてましたから!
手作り豆腐、シカ肉、ごーやの酢の物、亀の手など、凝った料理が並びます。
中でもおいしかったのが首折れサバ!
屋久島で水揚げされるゴマサバのことを首折れサバって呼ぶそうです。
血液を抜くためと鮮度を保つために、漁獲後すぐに首を折ることからこの名がついたんだとか。
程よく脂がのっていて、歯ごたえが心地よい!
んで、醤油が甘い。鹿児島の醤油って甘口なんだそうです。
が、濃厚な甘口醤油がサバによく合いました!
屋久島に来たら、一度は食べないかんと思いました。
翌日はさっそく登山。
早朝に迎えに来てくれるので、この日はさっさと風呂に入ってさっさと寝るしかない!!
風呂最高!
明るいと向こうの海が見渡せるらしいけど、夜やから何も見えん。
ま、広い風呂にゆっくりつかって、この日は9時過ぎには布団に入りました。。。
はぁ~、続きはまた次回!
2008年05月18日
讃岐まんのう公園を歩く。
春真っ盛り、というか夏?と思うくらい気候が進んでます。春!春!なんとなく鬱々してたのですが、ざっくり髪型変えて気分一新!元気が出てきました。というわけで、甥っ子たちと一緒に讃岐まんのう公園に行ってきました。なかなか楽しいんです。
讃岐まんのう公園は国営です。
むぅ、、、これはもしや、今話題のガソリン税で作られた公園か?などと穿った見方はさておき、
でも、ここは人々の憩いの場として十分な役割を果たしている場所ではないかと思います。
左はまんのう公園のキャラクター、ドラ夢くんかな。
多分花盛りの今は一番きれいな時期かもしれません。
ドラ夢くんだってフラワーバージョンです。
公園ですから、子供が大好きな遊具が色々とそろっています。
上の写真左はふわふわドーム。
なんていうか、超巨大トランポリンと思っていただければよいですかね。
ボンボン跳ねて遊ぶんですけど、これ、楽しいっす。
子ども、大喜び!大人、大喜び!!
でも、大人は子供の付き添いという形でしか跳ねられません。
以前、大人だけで跳んでたら注意されました。。。泣
付添のふりをして跳ぶことをおすすめします。爆
右側は、まんのう公園名物と言ってよいと思いますが、超ロング滑り台、エックススライダーです。
写真では分かりづらいのですが、全長50mと65mの2本の滑り台があります。
ローラータイプなので、めちゃめちゃよく滑ります!!
これも、付き添いだったら大人も滑ることができます。
お尻痛いけど、おもしろいです。
他にもアスレチックのような遊具や入って遊べる水場などもあって、子供は一日遊べると思います。
実際、私らが行った日も、子供めちゃめちゃようけおりました。
もちろん、遊具以外でも大人の楽しめる事は色々ありますよ~。
写真左はまんのう公園内にある昇竜の滝。
かなり遠くから撮影していますが、こちら落差9mありますので、真下で見ると結構な迫力です。
園内は非常に手入れが行き届いていて、遊歩道をずっと歩きながら四季折々の花々を鑑賞できます。
春の今は一番楽しいかもしれませんね。
今回紹介しているのは、まんのう公園のほんのわずかです。
ここ、以外にいろんな施設が充実していて、売店やレストランがあるのはもちろんですが、
レンタサイクルでのサイクリング、キャンプ、陶芸・木工・パン・炭焼きなどの各種体験教室もあります。
ガイドさんと一緒の散策や体験プログラムも充実。
さらに、季節ごとに様々なイベントが開催されています。
あ、忘れちゃいけない、夏にMONSTER baSHが開催されるのも、ここ讃岐まんのう公園ですね。
国内、結構有名どころのアーティストが集まります。
駐車料金や入園料がかかりますが、一日満喫できることを思えば大して高くないかな。
お天気の良い休日、だらだら家で過ごしてつまらん!なんて時には是非足を運んでみてください。
地図情報はこちら。
施設情報、イベント情報、入園料情報や開園日など讃岐まんのう公園の詳しい情報を知りたい方は、HPをご覧になってみてください。
国営讃岐まんのう公園のホームページ http://www.mannoukouen.go.jp/
国営讃岐まんのう公園
〒766-0023 香川県仲多度郡まんのう町吉野4243-12
TEL:0877-79-1700
FAX:0877-79-1705
2008年04月05日
夜桜を見る。
ずいぶんと暖かくなりました。そんな陽気に誘われて、先週末に高松の栗林公園へ、友達と夜桜を見に行きました。夜桜見も久しぶりですが、栗林公園に入るのは、、、20年ぶりくらいか???たまにはこんな素敵な庭園で花を愛でるのも良いものです。
久々にJRを使って高松へ。
どこかでお花見しよう!という話になりましたが、高松の住人はだれもおらず。。。
とりあえず本屋へ行って雑誌で花見情報を確認。
まぁ、ベタやけどここはやはり栗林公園?ということで、一応電話をして花が咲いているかどうかを確認。
「ソメイヨシノはまだ3~5分咲きくらいですが、しだれ桜は満開ですよ!」
とのことで、弁当や飲み物を買出し後、いざ栗林公園へ~!!
桜の咲く姿に心を打たれるとき、自分って日本人だなぁ~と思いながらも、日本人でよかった!とうれしくなります。
少し肌寒くはありましたが、思っていたよりはずいぶん暖かく、しかもたくさん咲いていたので大満足!
おそらく今日あたりはソメイヨシノも満開で、絶好のお花見日和でしょうね~。
夜は9時閉園。
閉園ぎりぎりまで、思いっきり桜を堪能しました。
こういう季節行事って、大切にせないかんなぁ~と思います。
少し体が冷えたので、帰りにカフェへ寄り道。
立ち寄ったのは高松中心部にあるカフェ、hariraya。
さまざまなお茶を取りそろえていて、夜は23時まで開いているとのことで、まったりしたいときには良いです。
いただいた中国茶、白毫銀針(はくごうぎんしん)は、癖がなく、非常に品の良い味と香りを楽しめました。
ほのかに甘くて、とてもおいしかったです。
お茶請けのドライストロベリーも美味でした。
ランチもやっているそうなので、今度はフードメニューにもトライしてみんとね。
hariraya
高松市南新町6-4池田屋ビル2F 西側 地図情報はこちら。
tel: 087-835-5820
終電に乗って帰りました。
電車に揺られての移動も、ドライブとは違う魅力があってよいものです。
それまで気にもとめていませんでしたが、近くにも意外と桜の木って多いですな。
ふと通り過ぎる学校や公園でも、満開の桜を楽しめます。
遠くの山を望むと、山桜が咲いているんでしょう。
緑が濃くなってきた中に薄ピンクの木々が見えます。
ちょっと意識すると、この時期ならいつでも桜見できるもんです。
こんなゆとりを、忘れないようにしたいものです。
2008年03月24日
ニュージーランドに行てきた。その4
やばいやばい!ちゃっちゃとブログアップせんとね~(汗)。というわけで、未だ去年のネタですが、ニュージーランドシリーズ、いよいよ最終回ですね。本来一番最後の日は、朝便の飛行機に乗った日なのですが、うん、この日は何もできなかったということで、実質的な最終日はその前日。オークランド市内観光の日になりました!
この日はオークランド市内をバスで回りつつ観光&ショッピング!
オークランド市内にはLink Busと呼ばれる巡回バスが走っています。
同じコースを時計回りと反時計回りと両方走ってます。
平日ならほぼ10分間隔、休日でも15分間隔、しかもどこまで乗っても1.6ニュージーランドドル。
日本円で150円くらいかな。
←バスの中はこんなん。
ゆったりしたつくりで、行先などを放送プラステレビ画面で表示してくれます。
なので、すごくわかりやすい。
観光客にも親切ですな。
さて、今日の最初の目的地はAuckland Museum(オークランド博物館)
で、バスに乗り込むときに一応運転手さん(ちょっと恰幅いい女性)に聞いたのよ。
『このバスはオークランド博物館まで行きますか?』って。
そしたら、超仏頂面でこっくりうなずいてくれました。
こ、怖い(汗)
ま、まぁめげずに行きましょう。
バスに乗っていると街の様々な通りの様々な風景を見ることができて、これ、とても楽しいんよね
で、こんなんみつけました。↓↓↓
メッチャ利口な犬やん
ちょっと素敵系の店の前に泊まっていた素敵車の中で凛々しく座るのは
カッコイイ人ではなく、犬!
じ~っと動かない姿を、思わず激写!!
後ろの席の子供が、『銅像みたい。』って言うてました。
楽しくバスの外を眺めていると突然運転手さんが
『博物館で降りる人たち!!』と声をかけてきました。
どっきどっきしながら前に行くと、『ここで降りるんよ。』との事。
わざわざ教えてくれたんですね~。
Thank you~と声をかけて降りてはみたものの。。。
博物館っぽい建物はどこにもない。あれ??
きょろきょろしてると、なんとさっきの運転手さん、
わざわざバス降りて詳しく道説明してくれた
なんて親切!!しかも最後にニッカリ笑顔!!(^^)/…いやぁ~、今更ですが
人はみかけによらぬもの。
ってことで、教えてくれた道を進んでいくと、なにやら出店が並んでるのを発見。
Farmers Market
日曜市みたいなもんかな。(この日は土曜日やったけど)
Farmerじゃなくてもええんやけど、個人やらお店の人やらが自分達の手作り商品売ってます。
パンとかお菓子とか、野菜とかハチミツなんかもあった。
こういうの、見てまわるだけで楽しい!
そうこうしているうちに、
博物館到着
神殿ですか?と聞きたくなるような、素敵な建物です。
入場料は無料、ということなのですが、一応大人は5ドル以上寄付、という形になっています。
(要は、入場料5ドルと思えば良いですな。)
館内は3つのフロアで構成されています。
1階は、マオリとポリネシア人に関する展示、2階は自然史、3階は戦争に関するフロア。
ここで一つ、知っているようで知らない③
NZの英語はBritish English、イギリス英語の流れが強いです。
1階は ground floor、2階がfirst floor、3階がsecond floorです。
注意しようね。
博物館の話に戻ります。
いや私、博物館とか美術館て好きなんですわ。
オークランド博物館、いずれのフロアも非常に興味深い!!
特に好きやったんは、やぱりマオリのフロアかなぁ。
興奮します!
アメリカ大陸の西海岸の原住民のアートを始めて見たときにも、
ゾクゾクしたのを覚えてますが、これもその感じした!!
目がね、大抵キラキラの貝が入ってます。
マオリショーも素敵
ドキドキです。
2階にはキウイバードの剥製。
3階には戦没者の名前がズラリ。
博物館の話は、恐らく踏み込むと止まらないので、このあたりで自粛。
結局博物館を後にしたのも、午後3時近くになってました。
博物館の周囲は広々とした公園になっていたので、そこを散歩。
再びバスに乗り、初日にも行ったVictoria Park Marketへ。
最後の買い物を済ます。
うん、天気の良い日は何を撮っても絵になるね。
んで、ウロウロしているうちにあっという間に夜になっちゃいました。
NZ最後の晩餐は、NZっぽいものがいい!!というわけで、向かったお店は
チンチンオンキー。
...なんですか、この名前?
でも、素敵なレストラン。英語ではCin Cin On Quayと書いてました。
…これ英語じゃないね、多分。カーソル合わせると中の様子も見ることができます。
そして最後のオーダーは
肉!!!
カーソル合わせると肉がアップになります。
もっさもっさ食ってやった
こうして、実質の最終日は終わりました。。。
翌日。
AM 5:45 ホテル前ロビーに集合。
飛行機が朝便やから仕方ないんですわ。でも超眠い。。。
以上、NZ旅行記、いかがだったでしょうか?
アウトドア好きな人、超オススメです!!
自然とか興味ない人、行かない方がいい、、、かもね。
私は、生徒を連れて行きたいと思うくらい気に入りました!
。。。あれ、何か皆様ご不満?物足りない?おちがない?
任せて下さい!!
楽しかった旅行ですが、、、このままで済みませんでした。
携帯壊れた。データ消滅。
これを機に、機種変更しました。
ワンセグやもんね。
こんなもんじゃ、まだ納得できない???やれやれ、じゃぁ、これが本当に最後です。
シンガポールで壊したあのカメラ、また壊れた。
我ながら、もう救いようがありません。
幸いデータは生き残っとったし、旅行帰ってきたときやったんで、撮るもんは全部撮っとった。
旅行中カメラ破損及び紛失、今回で4回目
南無~~~(~_~)
2008年03月04日
ニュージーランドに行てきた。その3
もうちょっと続くニュージーランド旅行記です。今回は牧畜イメージとは少し違うニュージーランドをご紹介。オークランドよりもちょっと北部に拡がる、ニュージーランドの太古の森を訪ねてみました。そこでは、神の木との感動的な出会いがあったんです!
ファームステイを終えて残りあと正味二日。
実は初日にね、オークランド市内にあるトラベルインフォメーションに行きました。
まぁ、これはどこの国に行っても観光地には必ずあります。
オススメツアーやら地図やらを案内してくれる観光案内所ですな。
ここで、日帰りでいけるツアーを探したわけです。
アジア人の方がいらっしゃってね、なんかツアーがないか尋ねたわけですよ。
母親には通訳をしながら、英語でしっしと話をしてました。
ふと、先方に確認してみるということで電話をかけてくれた時、
『どうも~、お世話になります。最近どうですか?』
って、めちゃくちゃ流暢な日本語やん!!
それなら、最初から日本語で話してくれ!!
と、思いつつ電話が終わったら再び私には英語で話しかけてきた。
そんなに私は韓国人あるいは台湾人っぽいですか?
いや実は昔、顔が韓国人か台湾人っぽいと言われたことがあるんです。笑
そんなこんながありましたが、とりあえず無事ツアーに申し込みました。
そして、ファームステイの次の日に、このツアーに行ったんです。
それは、、、
Waipoua Forestトレッキング 日本語ガイド付き。
英語でよければこんなサイトがあります。→ココをクリック。
オークランドから車で約3時間、NZの原始の森が残る、貴重な場所です。
そこを日本人のガイドさんと一緒にトレッキングするツアー。
これまたラッキーな事に、その日、このツアーに参加する人は私達だけでした。
朝8時15分にホテルのロビーに迎えに来てくれ、そこから誰に気兼ねすることもなく、長いドライブの始まりです。
さすがに最初からいきなりぶっ続け3時間、目的地まで直行とは行かないので、
行きしはちょくちょく寄り道しながら。
最初の寄り道先はオークランドから約1時間の場所にある、
Honey Centre(ハニーセンター)、ハチミツセンターです。
かわいらしいでしょ?
もちろんハチミツをメインに売ってますが、他にもかわいい蜂グッズなんかも置いてました。
ここで試食したのが、NZの名産で健康ブームのため日本でも話題になったらしい
Manuka Honey(マヌカハニー)です。
非常に殺菌力が強く、胃がんの原因にもなるピロリ菌を殺すことができる
唯一の自然食品なんだそうです。
でも、味というか風味が結構きつくて、多くは食べられない感じ。
NZの人も薬のような感じで1日にスプーン1杯、みたいな食べ方をするとか。
このハニーセンター、商品を売るだけではありません。
蜂の巣の展示やら、
ハチミツ精製?したり。
なかなか興味深いですよ~!
あ、あとここではハチミツの量り売りをしているそうです。
NZではパンに塗るとか、コーヒー紅茶に入れるとか、料理に使うとか、
日常的にハチミツをよく使うんだそうです。だから、小さなボトルでは全然足りない。
そこで、バケツみたいなんを持ってココに買いに来る人も多いんだとか。
やはり何事もでかい。。。
Honey Centreから更に車で1時間、
次に訪れたのKauri Museum(カウリ博物館)です。
カウリとは何か。
…面倒くさいので、こんなん見つけた。→ココをクリック
つまりカウリは世界最大・最長樹齢となる樹木のひとつで、日本の縄文杉のような感じ。
カウリは自分自身で下枝を落とすんだそうです。
巨大な幹なのに木目に節がなく、また成長が遅いため木目が非常に詰まっており、
そのためとても堅くかつしなやか、更に水にも強い木材となります。
NZの先住民族のマオリの人たちはカウリを神様とあがめていたのですが、
18世紀に入ってきた白人達は真っ先にカウリに目をつけ、
ほとんどの巨木はこの200年間に伐採されてしまいました。
かつてはオークランド付近までカウリの森が広がっていたのに、
今ではこのWaipoua Forest付近4,000ha程を残す程度だそうです。
難しい話でスマヌね。
Kauri Museumはこんなカウリを巡る歴史を目にすることができる博物館です。
木材として非常に有能であり、かつ樹脂の使用用途も高いカウリは
資源として乱伐を免れませんでした。
現在では勿論伐採は禁止されており、植林活動も行われています。
成長が非常に遅い樹木なので、500年1000年先を見越した活動ということになりますな。
伐採禁止の今も、カウリの工芸品などをよく見かけます。
これはSwamp Kauri(スワンプカウリ)と呼ばれる、泥炭地から掘り出されたカウリを使用します。
実物が展示されてます。
泥炭地に埋もれているんです。よく考えると不思議な話。
だって普通樹木は土に埋もれれば腐食していきますから。
カウリは成長が遅い樹木。すなわち年輪構造が非常に密でしまっているんです。
だから相当な年月土中に埋まっていても内側は腐敗しないとか。
ただし、空気にさらされるとすぐに風化していくので、掘り出してすぐに加工するそうです。
さ、難しい(こともないが)話の後はお昼ご飯!
博物館近くの小さなレストランに行きました!
NZのサツマイモ(といっても甘くない)を使ったパイがメイン!
中にラムを使ったミートソースっぽいのが入ってて、これ美味!!
デザートは小さなケーキとフルーツにコーヒー。適量で安心しました。
ここのオーナーのおばあちゃんがとっても優しかった。
食事の説明をしてくれたり、食後に庭に案内してくれて色んなお花を摘んで紹介してくれたり。
思わず写真を一緒に撮ってしまいました。
昼食後、いよいよ目指すWaipoua Forestに向かいます。
博物館から更に車で1時間ちょっとかな?
途中まではもちろん、NZでよく見かける放牧地の風景が広がってました。
でも、ワイポウア森林保護区に入ると、風景はがらりと変わりました。
そこからは曲がりくねった山道、もちろん森林地帯です。
少し酔いかけていた頃にようやくトレッキングコースの入り口に到着。
トレッキング開始です!
すみません、木を撮るのに必死で、道の様子とか全然取ってなかった。。。
上の写真、左側がさっき話に出たマヌカハチミツで有名なマヌカの花。
右側暗くて見づらいですが、これ木性シダといって、シダ植物。
かなり巨大ですが、樹木ではないので、まんなかにゼンマイが出てます。
カウリは下枝がないので、森の中でも比較的明るい。
そのため様々な植物が下草として育つんだそうです。
上の写真はFour Sisters(四姉妹)と呼ばれるカウリの木達です。
元々4本の木だったのが長年の間に根元が一体化。
でもまた数百年経つうちに、恐らく弱いものが淘汰されていくんだそうです。
こちらはTe Matua Ngahere(テ・マツア・ナヘレ)と呼ばれるカウリの木。
『森の父』という意味だそうです。
右端の写真、私が下の方に写っていますが、これ、単純に比べないで下さい。
実は、森の父と私は10メートル以上は十分に離れています。
遠近法が働いて、それほど違和感ないのかもしれませんが、実はこの木、
高さ29.87m、幹周り16.41m、直径5.22m、現存する最古のカウリといわれています。
推定樹齢は2000年以上。
上部には他の植物達が生息していて、そこもちょっとした森のようになってます。
歩いていると突然目の前にこの『森の父』が現れます。
まるでいきなりスクリーンの前に立たされたような気分でした。
こちらはTane Mahuta(タネ・マフタ)と呼ばれるカウリ。
マウリ語で『森の神』という意味です。
高さ51.51m、幹周り13.77m、直径4.38m。
幹周りこそ森の父に及びませんが、樹木は通常その容積で大きさを測ります。
高さがこんだけあるので、まさしく現存するカウリの中で最大です。
なかなか写真では伝わりにくいのですが、目の前にするとまさに圧巻。
大自然の中で自分がどれほどちっぽけな存在なのかを思い知らされます。
『神』と名づけられたのも、まさにうなづける。
前に立ち尽くして思わず言葉を失った後、しばらく眺めていましたが、
ちょっと鳥肌たってました。
もちろん最後には拝みました。いや、むしろ拝まずにはおれんかった。
最後に。
NZ国内の森林保護区にはこういう看板をよくみかけます。
森林は人が入って手入れをしなければ、あっという間に
とてもじゃないけど、人が入れないような状態になってしまいます。
NZでは程よく、やりすぎない程度にうまく手入れしています。
たとえばこのWaipoua Forest、トレッキングできるようにコースになってますが、
カウリの木は根が非常に弱いため、木の周りを踏まれると枯れてしまうそうです。
そこで、じかに土を踏まないように橋桁状のものが周囲に配置されています。
コース自体もそのようになっているところが少なくありません。
しかも、その橋桁の上にはゴムの網のようなものがホッチキスで無造作にとめられてます。
これは滑り止め。
こうした配慮があるため、ここ、なんと車椅子の人でも入ることが出来ます。
看板、よく見ると車椅子マークが入ってます。
整備された森と分かりやすい案内、しかも危険動物がいないということで、
NZはトレッキング好きにはたまらない場所だと思います。
今回はトレッキング、、、というよりはハイキング。
小一時間ほど森の中を歩きましたが、全然疲れませんでした。
日本人のガイドの方が非常に博識だった事もあり、話がめちゃ面白かった!
個人的に、こういうん大好きなので、超満足でした!!!
帰りは3時間かけてまたオークランドまで戻ってきました。
で、夕食~。こんな日はやっぱり、、、
中華。
中華っちゅうても、日本の中華料理とはやっぱり違いますな。
でもうまうま~!
そしてやっぱり、『こんなに食えるかいっ』って量~。
気分悪くなるくらい食べて、この日は終わり。
というわけで、その3は真面目話が多くて、おもろくなかったら申し訳ない。
その4が最後になります。
次回はちゃんとオチがあるのでお楽しみに!。。。いや、大したオチではないけど。
2008年02月21日
ニュージーランドに行てきた。その2
まだまだ続くニュージーランド日記。二日目は今回の旅のメインイベント、ファームステイでした!まさに読んで字の如く、農場滞在。ニュージーランドと言えば、やはり広大な牧場のイメージ。それを存分に満喫してきました~!
オークランドからバスで南へ約2時間。ハミルトンという街へ行きました。
オークランド市内から10分もすると、まさにNZのイメージどおりの風景がずっと広がってました。
広大な放牧地に羊やら牛がワラワラおります。
ハミルトンのバス停にはステイ先のパパ(というかおじいちゃん)が迎えに来てくれてました。
家に着くと、ちょっと強面のママ(というかおばあちゃん)が出迎えてくれました。
ファームステイなんて言うと、恐らく当たりはずれが大きいと思うけど、うちは間違いなく当たり!
体よく小屋掃除とかさせられるかも。。。なんて思っとったけど、全然そんな事ない!
恐らくとてもリッチなファームだったはず。だってお家とか庭とか…
とまぁ、こんな感じ。カーソル合わせるとコメント出てきます。
なんせ、なんでもかんでも規模が違うっちゅうか、でかい!
で、別に何か特別手伝いをしたわけでもなく、どんなことをしたかというと。。。
公園で散歩する。
羊と戯れる。
お孫さんと戯れる。
トラクターの荷台にドナドナ。
アルパカを見る。
牛と見つめ合う。
どの写真もカーソルを合わせるともう一枚見ることができます。
あとは鳥好きの友達の農園に遊びに行ったり、おうちの人と色々おしゃべりしたり、
ショッピングモールに連れて行ってもらったり、料理の手伝いをしたり。
超オススメです。
というか、私達が大当たりだっただけかもしれませんが。
そうそう、一つ面白かった話。おばあちゃんと私が話をしてたときのこと。
お孫さんがしきりにおばあちゃんに話しかけるわけ。まぁ、三歳やから当然っちゃ当然。
するとおばあちゃん曰く、、、
『私は今、Keikoと話してるんだ。人が会話している途中で割り込んで話しかけることは、非常に失礼なことなんだ!
終わるまで、待ってなさい。』
。。。厳しい
結果、彼は横でおとなしく話が終わるのを待ってました。
途中で飽きて、一人で遊びはじめましたが。
でも、この家だけではないんだそうです。
知っているようで知らない②
日本ではジジババは孫に甘くなりがちですが、NZではそうでもない。しっかりしつけてます。
NZの英語はアメリカ英語ではなく、イギリス英語の色が濃い。
そしてイギリス英語において最も大切な二つのフレーズ、それが
『Thank you.』と『Please.』(おばあちゃん談)
これを子供の頃からしっかりと身につけさせてます。
子供が単に『~ちょうだい!』なんて言おうものなら即座に『今なんて言った?お願いするときは“please”つけるんでしょ!』
と叱られます。
…うちの生徒達もNZへ放り込もうかな。
ファームステイはたった一泊二日と短かったけど、すごく楽しかったです!
いつかNZへ行ってみるという方、是非体験してみてくだされ。
ファームステイを終え、再びオークランドに戻りました。
戻った日の夕食はなんでもOKと言う事で、結構有名らしい、ベルギー料理レストラン、ってかパブ?
『OCCIDENTAL(オキシデンタル)』に行きました。
カーソル合わせると中の様子を見れます。
ここのオススメはなんと言ってもmussel(マッスル)、ムール貝のことです。
ワインで蒸してハーブの香りなどを加えたsteamed musselが絶品!
と聞いたので、もちろんそれを一つ注文。野菜不足だったのでシーザーサラダも一つ注文。
母親と二人でこれだけ。そう、、、だってココは日本じゃない。
釜、ですか?
もれなくフライドポテト付き。
めっちゃ美味しかった~!でも、やはり相当量が多いです。
二人で一生懸命、1kgのムール貝を食べている隣で友達同士らしい2組の夫婦達。
4人が一人一品ずつ食べてました。
もちろん、中に一人おばちゃんが、一人で1kg平らげてました。
恐ろしや。。。
さ、続きはその三へ。…どこまで引っ張れるかなぁ~。笑
2008年02月07日
ニュージーランドに行てきた。その1
やばいやばい。あれよあれよと一月が過ぎて、気が付くとまた更新をサボっていました。しかも、内容は去年の。。。ま、こんなんですが、気長につきあってやってくださいませ。実は昨年ニュージーランドに行ってきました~!うん、去年は旅行当たり年。NZに行く時は。。。強力なスポンサー(母)つきだったため、行く事が出来ました。笑
まぁでも、ニュージーランドに行くと決めてから、ふと考えてみた。
『NZって何があるんや???』
知っているようで知らない国でした。
でも、めちゃくちゃ良かったんです!
知っているようで知らない①
北島と南島に分かれているニュージーランド。
首都は北島側、でも南島に非常に近いウェリントンという街。
も、経済的に最も栄えているのは北島の上部、オークランドです。
私達の目的地もオークランド。
関空からNZ航空とJLの共同運航の直行便が出ています。
NZ航空はスターアライアンスグループやから、ANAのマイルでもJALのマイルでも、どっちでも貯まるで!
時差は通常3時間、サマータイム期の現在は4時間。
飛行時間は10時間ちょっと。…意外と遠い。
そんな機内で一人で爆笑してたのが、、、
←奈良県だけナーラ
まぁ、海外の航空会社なんてこんなもん。
日本を夕方に出発して、翌日の朝オークランドに到着。
その日は1日フリーということでまずはホテル、、、じゃなくて免税店へ。
実は今回、JTBのツアーを使っており、殆どフリーやけど最初だけ免税店に連れて行かれました。
その後ホテルへ。→あわよくばチェックイン!
と思ったけど、時間が早すぎなのでとりあえず荷物を預けるだけ。
その後市内をウロウロと歩きました。
時間的にちょうど良いということでハーバー周辺のバーみたいなところでランチ。
あまりお腹がすいてなかったのでパンの盛り合わせとスープを注文。
←でかすぎやろ?!
二人で分けても食べきれません。
まぁ、欧米ではよくあることですか?!
その後も街をウロウロしながら写真を撮りました。各写真にカーソルを合わせると説明出てきます。
オークランドはまぁ、都会っちゃ都会ですが、いわゆるダウンタウン部分はそう広くありません。
道も大抵格子状なので、半日歩けば大体地理が把握できました。
夜。この日はツアー会社の夕食がついてました。
場所はまたしてもハーバー沿いの素敵なレストラン、y-not。
いい感じでしょ??
今の季節、日の入りが大体夜8時前くらいということで、オープンテラス席に座ってみました。
夕日を背負ったヨットが素敵!
でも、途中で寒くなって店内に移動。
そして夕食で出てきたのが
←なぜかFish & Chips
周囲はみんな素敵なディナー食べてるのに、うちらだけ。。。
まぁ、ツアーなんてこんなもん。
いや、美味しいのは美味しいのですが、やはりヘビー。。。
ちょっぴり切なくなりながらオークランド初日は終わりました。
というわけで続きはまた次回!
2007年12月20日
韓国のお盆(中秋)を体験する。
ネタが古くてすみません。でも出せるものは出しておかないとね!皆さん、マイル貯めてる?シンガポール行った時の分で3000マイル以上もらえちゃってました。というわけで、貯まったマイルで韓国行ってきたもんね~!JALで韓国。贅沢な話ですな。10月23日(日)~25日(火)、結構タイトなスケジュールで行ってきました。(2ヶ月も前でほんま、ごめんなさい。)でも今回は旅行、というよりは普通に友達に会いに行ったという感じだったんです。
23日の夕方くらいにインチョン着。
まずは夕食たべに行こう~ということで、、、
友達がなるべく普段行ってるような店がええなぁ~というたら、連れてきてくれたのがこちら。
ビルの中やのに、市場みたいに店が並んでいるところ。
1フロアだけじゃなくて、数階がこんな感じみたいでした。こちらのお店の名前は『コモネ』。
意味はよく分からん。
んで、そこで食べたのが。。。
スンデポックン
味がない焼きそば?みたいな感じ。
具にはスンデと呼ばれる韓国ソーセージが入っております。
このスンデに真ん中の辛口タレをしっかりつけて、他の具と一緒にエゴマの葉っぱに巻いて食べるん!
うま~!!!
ちなみにこのスンデ、中身はこんにゃくか春雨みたいな麺。
プラス、、、豚だか牛だかの血が入っているそうな。
や~、でもそんなん、わし全然問題なし。
そして、その日の夜。
友達とそのご両親にどこに行きたい?と聞かれて、お願いして連れて行ってもらったのがコチラ。
韓国サウナ行った~!
ずっと行ってみたかったんです。
私と、友達と、友達のお母さんと、友達の友達の4人で行きました。
24時間営業だそうです。
まぁ、いろんな種類があるそうですが、私が行ったところは日本の銭湯みたいなエリアとサウナエリアがありました。
銭湯で体を洗った後、Tシャツと短パンに着替えていざサウナへ!そっちは男女混浴です。
も~う、超暑かった!汗よっけかいた!
サウナゾーンには休憩所みたいなところがあって、みんなそこで雑魚寝状態。
時間制限なしやきん、ホテル代わりにも使えるな。
結局私は朝までそこで寝てしまいました。
友達はそこで風邪をひいた言うて文句言いよりました。早朝に一人で帰ってったらしい。
でも、私はめちゃ気に入ったんです。どこでも寝られるので。笑
そうそう、そこで食べたゆで卵ならぬ、焼き卵がめちゃ美味かった。
殻ごと焼けた石の上で温めるらしいけど、卵の燻製って感じ。
すごく味がぎゅっと濃い感じでね。コンビニにも売ってたよ。
気に入ったので翌朝看板とりました。
この町の雑多な感じがすごい好きなんです。
でも、まだ店なんかはあまり開いてない時で、街中なのに少し静けさがある。。。
これから生活が始まるっていう感じが、なんとなく私にも元気をおすそ分けしてくれる感じです。
というわけで、この日は1回友達ん家に戻ってから朝食食べて、また少し寝て、昼からおでかけです!
食べて寝ただけやのにすぐ昼ごはん。
若干殺風景、というかオフィスビルみたいな感じがしましたが、一応レストラン。
ここで食べたんが。。。
韓国冷麺
汁がなくて、代わりにメチャ辛いタレをからめる方。平壌冷麺とか言う言い方が正解なんやっけ?
なにせ私これ、大好きなん!!!
いきなり、はさみでジョッキンジョッキン切ってくれます。うま~!
でもな、ほんまはこの隣の隣くらいに、別の店があったん。
そこは友達も大絶賛、韓国でもちょっと有名な冷麺のお店らしい。
そこ行くつもりやったんやけど、お休みやったんです。。。泣
残念。→また行かないかんがな。
この後、友達と二人でだべりながら街歩き&カフェ談義。
こういう時間が楽しいものです。
新しい韓国の大統領になった李明博(イ・ミョンバク)さんが、ソウル市長時代に行った事業の一つが清溪川(チョンゲチョン)の復活。
20世紀半ばに、この川が蓋をされ道になっていたのですが、それを取り除き元の川にもどし、2004年に復活。
今では観光名所にもなりつつあり、市民の憩いの場にもなってます。
まぁ、川の真ん中にいきなり噴水があるのが、ちょっと笑えましたが。
でも、都会の真ん中に、こういう場所があるのは良いかも!と思いました。
川沿いやら、町やらを歩くのは、やっぱり楽しいです。
ほんでまた夕食~。食うてばっかり~。
友達がしょっちゅう行くという屋台っぽい店。
ええやん!ええやん!こんな雰囲気大好き~!
屋台飯は美味い。
赤いんが、韓国餅と野菜類を甘辛いタレで煮付けたトッポッキ。
黄色いんが、韓国海苔巻きに更に薄焼き卵が巻かれている、ケランマリキンパップ。
スープとキムチ、漬物は無料でついてくるん。
1品300円くらい。安っ!!そしてもちろんうま~!!
こんな店、日本で近くにあったら、2日に1回は通うと思いました。
韓国、楽しいで~。
でも、今回は店が休みなことが多かった。
実は、中秋(チュソク)という、日本で言うとお盆みたいな期間にあたる日だったから。
事実、私がお邪魔した友達の家では25日の朝、簡単な儀式みたいなんがあった。
まぁ、先祖の霊が帰ってくるということで、お迎えをするみたいな感じ。
ご馳走が並ぶ~
お母さんは前の日からせっせと下ごしらえをしてました。
当日は朝から大忙し。
いやもう、ちょっとびっくりするくらい、次から次へと親戚がやってくる、やってくる!
そんな中、親戚の方々に混じって、一緒にご馳走を頂きました。
いや~、なかなか普通では食べられないものなんかもあったらしくて、
私ってば、超ラッキ~&図々しい。。。
大事な日にお邪魔してすごく申し訳なかったなぁ~、と思ったけど、その事を言うたら、
『貴重な経験が出来る日に来れてよかった!またおいで!』
て言うてくれました。
アッパ、オモニ、カムサハムニダ!!
や~、楽しませてもらいました。
国内旅行と変わらない感覚でいけるってのがいいですね。
まぁ、今回閉まっていていけなかった場所もたくさんあるので、また行かなきゃ!!
やっぱり韓国は楽しい~~!
2007年12月08日
シンガポール・マレーシアに行てきた。その8
いやいやいやいや、このシンガポール・マレーシアシリーズ、ようやく今回で終了でっす!!ていうか、いい加減エネルギー切れ。…でも、今年のネタはまだまだあるんじゃ~い!今年中には終わらせたい、ホンマに。頑張りますぜ!では、最終回もお楽しみあれ!
【8日目】
前日、ホンマに体調きつかったんです。
アレルギーが出たのも、疲れが一因のような気がしました。
朝、目が覚めてとりあえずシャワーを浴びました。…汚ぇ~、わし。
んですっきりしたところで、ホームステイも今日で終わりと言う事で荷物をまとめる。
そして、、、
また寝た。爆
いや、正直自分でもいつ二度寝したのかよく分からないくらい。
かーなり疲れてたとしか、思えない!!…大失敗。
昼ごろかな?ドアをノックする音と名前を呼ばれているのを聞いて『ハッ!』と目覚めたん。
でも、家族は皆理解してくれてて、別に責められることもなく、むしろ休んでくれてヨカッタと声をかけてくれた。
はぁ~、情けなし。。。でも、おかげで結構回復できました!
で、リビングに降りて行くと、なんとそこにはパパが!!!
いや、実は前日までママと子供達しかいなかったのね。
どうやら出張でスマトラの方に行ってて、深夜だか早朝だかに帰ってきたらしい。
ショック。。。やっぱり寝てる場合やなかった。爆
でもね、お父さんがなかなか懐の大きい方で、笑い方とかすごい豪快!
話してて、こっちが愉快になれるんね~。
いやぁ、家がでかくなるんも分かる気がするわ。
起きたらもう昼だったので、そのまま皆で昼食に。
我ながら、ホンマに食べてばっかり。
でもね、ココのはまた、これ、最強美味い!!!
右側の写真、鶏団子の鍋と、こってり味豚の角煮みたいなん!あと空芯菜の炒め物!
美味しくないはずがない。
お腹すいてないのに、食いまくり。
ちなみにご飯はヤムと呼ばれる芋と一緒に炊かれてました。
食える事、食える事!笑
あとね、おもしろかったのが、マレーシアの人(シンガポールの人もやけど)って、
骨なんかの食べかすを口から『ペッ』ってテーブルの上に吐き出すん。
でも、それが普通やから、そこら中でみんなやりよん。
私もやってみた。→普通に出来た。
でも、日本でやっちゃうと、ちょっと品がないですわな。気をつけよ~っと。
昼食後、集合時間までまだちょっとあると言う事で、、、
他のどのメンバーも絶対行ってない、私だけが向かうべき場所へ行ったん。
そこは、とある町のクリニック。
閉まっていたんやけど、コーディネーターの方がわざわざ声をかけてくれて、医者の先生来てくれたらしい。
シャッターを一部だけ開けて中へ入れてくれた。
人もいないし、小さな診療所という感じで、若干ひなびた感じ。(でも先生の車はベンツ。流石。)
机の上にごちゃごちゃと細かいものが置かれていて、なんだか大学の研究室みたいな部屋。
そこでベッドの上にうつ伏せに寝かされる。
。。。
抜糸。
あはははは!そう、あれ!シンガポールですっ転んだやつ!!
ここで抜いてもろたん!
しかも抜く、って感じは全然なかった。
痛かったらどうしよう~!て思ったけど、なんかプチって音がしたと思ったら終わってた~。笑
しかも、無料!!
思わず先生と握手!!『ありがとうございました~!』
なんっちゃ得してない(どころか損しとんやけど)、気分的には得した気分♪
日本で病院行ったら、大したことないのに治療費かかるがな!
やれやれ、こうして旅の怪我は旅の間に完治させたわけです。やるやんけ、私。
無事抜糸を終えた後、パン屋さんに行ったり、街中をドライブしたり。
そしてふと止まった道端にあるフルーツ屋さんで、
お父さんがビニール袋に二袋いっぱいのフルーツを買って持たせてくれました。
そう、、、そろそろお別れの時間が近づいてきていました。
メンバーが集合するホテルまで送ってくれました。
ここで、お父さんと妹と弟とはお別れ。
お父さんとはあまり話が出来なかったけど、本当に会えてよかったなと思いました。
ホテルで、少しの時間でしたがお別れ会をしました。
メンバーそれぞれがそれぞれの家庭と時間を過ごしたわけですが、
特に若い子たちは、ホームステイをする前と後で、随分表情が変化した気がしました。
一人一人がそれぞれの家庭への感謝の言葉をみんなの前で発表します。
それぞれの思いが溢れんばかりだったのが、本当に印象的でした。
お別れの時、思わず涙がこぼれそうになりましたが、でも最後はやっぱり笑顔で!
お別れ会まで付き合ってくれたお母さんとマギー。
しっかりとハグして、きっとまた連絡を取ると約束をして別れました。
人との出会いって、必要な時に必要な人とちゃんと出会うようになっているような気がするんですね。
私がマギー達家族と出会ったこと、そして彼らの家で一緒に時間を過ごした事は、恐らく私にとって必要なことだったんです。
本当に、あの家族と一緒に過ごせてよかった。
この日、私達はマラッカからクアラルンプールへ戻りました。
夜、みんなで街へ繰り出してご飯を食べに行きました。
それぞれの家庭での思い出話に花を咲かせつつ、またメンバーの元へ戻ってこれて不思議な安心感もありました。
研修も残りあと2日、、、と言っても最終日は機内泊で日本に戻ってくるだけなので、実質はあと1日です。
最後まで、しっかり楽しまないとね!!
【9日目】
ほぼ最終日と言ってよい朝。
私達が訪ねたのはTNB(Tenaga Nasional Berhad)という会社でした。
…ごめんなさい。
写真がなーいので、ロゴで代用。爆
TNBは1949年に設立されたマレーシア最大の電力会社です。
“Service Excellence 2010”という、顧客中心サービス、人的資源の開発、システム改善の遂行を柱とした目標を掲げ、24時間緊急連絡体制を導入、
スタッフのための実習センターやUNITEN(Uniersity Tenaga Nasional)という独自の大学運営なども手がけています。
発電送電事業以外に様々なベンチャービジネスも展開しており、将来的にはアジア全体を海底ケーブルで接続し、
安全なシステムを導入するという壮大な計画も検討しているんだとか!
また、環境問題には会社の設立当初から対応しており、マングローブ林の生態系を守る活動などを行っています。
是非、このサイトの映像を見てみて下さい!→ http://www.tnb.com.my/tnb/csr_com.htm
“There are places we would never light even though we could”
(明かりを灯すことは容易いが、それでも我々が決して明かりを灯さないであろう場所がある。)
というフレーズはマングローブ林に生きる蛍の生態を守る会社の姿勢を象徴するもの。
社会貢献に尽力する大企業としての積極的な試みに、本当に感銘を受けました。
こうして施設見学の日程は全て終わり。
出発までちょいと時間があると言う事で、少しだけクアラルンプールを見学です。
←こちらマレーシアのシンボルにもなっているペトロナスツインタワー(PETRONAS Twin Towers)。
全体を撮るならココがベストポイント!ってところでみんなで記念撮影!
てっぺんが切れとるけど!!!爆
この後、なんやろ?ショッピングモールみたいなところで各自ランチ。
そしてココでお土産買いまくり!!!
ここぞとばかりに、アジアな雑貨を相当買い込みました。
欲しかったバティックのスカートも買っちゃったもんね~。
ほんとに最後に、マレーシアでの日程をコーディネートしてくれた団体さんによるお別れ会。
一人一人に研修終了の賞状をもらいました。
マレーシア最初の日に訪れたインターポールの人とかも来てくれてました!
ありがたいことですね。
こうして全ての日程を終わり、クアラルンプール空港へ。
ここで、皆で一仕事。
それは、飛行機に乗り込む前に各人の荷物の重さを調整する事。
海外に行った帰りというのは荷物が多いんですよね。
重量超過しちゃうんです。。。
だから、みんなで手分けして、適当に分散。
兼、エアラインの人との交渉もあって、なんとか超過料金を払うことなく乗り込むことが出来ました。
クアラルンプールから一旦シンガポールへ。
シンガポール空港でもほんの少しだけ買い物する時間がありましたが、もう特に買うものもなくウロウロ。
そしてシンガポールから関空へ最後のフライト、機内泊となりました。
【10日目】
朝6:35。関空着。
眠い目をこすりながら、とうとう日本に戻ってきてしまいました。
関空にて最後の集合写真です。
私にとって最高の仲間です。
色々と迷惑をかけっぱなしやったけど、いつも支えてくれました。
最後まで楽しく過ごせたのはみんなのおかげ!
18歳から30歳までの人が揃った旅。参加して本当によかった!!
きっとこの絆は一生続いていくものと信じています。
長きに渡って紹介してきた今回の旅、関連サイトがないのかなぁ、、、と思いましたが、見つからず。
『香川県 青年の翼』という県の海外派遣事業です。
行き先は、将来的には変更されるかもしれませんが、多分毎年1月から3月くらいにかけて?香川県や各市町村の広報、
そして香川県のホームページに募集要項が掲載されると思います。
また、図書館などの施設に薄い冊子の募集要項が置いてあるところもあります。
リンクがいつまで有効か分かりませんが、こんな記事やこんな記事もありますよ!
間違いなく、素晴らしい経験になると思います。
興味のある方は、是非!!!参加してみて下さいね!
2007年12月06日
シンガポール・マレーシアに行てきた。その7
やれやれ、その7まで来てしまいましたが、まーだ続きます。マラッカ満喫中の我々一行。この日も色々ありました。個人的には、、、また、ちょっぴり悲しい事が起こります。もう壊れるものなんてないはずなんやけどなぁ。。。というわけで、7日目、スタートです!
【7日目】
この日、ホームステイプログラムの真っ最中にも関わらず、前日に行けなかった研修先に午前中行くことになり、
2班の面々のみ、再びステイ先から集合することになりました。
というわけで、あまりゆっくり出来ずに朝起床。…したんですけどね。
かゆい。
なんか顔がかゆい。
鏡を見ると、、、特に顎から耳にかけて赤いブツブツが。。。
これは、アレルギー症状か?!
日本で食べ物からアレルギーになったことないのに!!
お母さんに相談してみました。
まぁ、、、恐らく海老かも?といわれました。
実は私の父親が海老アレルギーあるんです。
でも、私は全く問題なかったんやけどなぁ。
ただ、マレーシアの料理は海老をかなり大量に使っていると言う事で、その可能性があるんじゃない?との事。
でもね。
私が怪しいと踏んでいるのはフルーツ。
前日の夜のパーティーの時、食べたことのないフルーツを色々と試したんです。
その中のどれかが怪しいんじゃないか、と。
個人的に一番怪しいと思っているのはロンガン(龍眼)というフルーツ。
なんかね、一瞬小さいじゃがいもがブドウの房みたいなんにブツブツなってる感じに見えます。
でも、味はとってもフルーティーで美味しい!
調子乗ってバクバク食べてましたから。
むぅ、、、いつかちゃんと調べるべきか?!
というわけで、どうも体が本調子じゃないまま、でも研修には行かなければならないということで、
とりあえず朝ごはんを食べに外に出ることになりました。
ホストファミリーが連れて行ってくれたお店はコチラ↑↑↑
南泰というお店ですが、まぁ、街の道端にどこでもあるような感じの店ではあります。
ていうか、こういう店がたくさんありました。
ちゃんとした店舗ではなくて、まぁ屋根だけトタンで張ってあるような場所で、
木をちゃんと残して店を組み立てている辺りが、なんだか気に入りました!
朝食はこちら。…いまいち食欲がなかったケド、たくさんオーダーしてくれました。
左側の写真、カレー類が2種類&ナン。
インドの影響を受けてるなぁ~、なんてのを感じつつ、美味い!!
右側の写真、ちょっと分かりにくいけど真ん中の白いの、卵です。温泉卵みたいなん。
これに、コショウとしょうゆをかけて、、、飲む!!
右の写真、カーソルを合わせるとその様子が出ます。
個人的にとても好きだったのは、カヤトースト。
トーストした薄いパンにカヤと呼ばれるココナッツジャム(ペースト?)をはさんだもの。
右側の写真の右上の方に写ってるやつです。
これが、なんとも程よい甘さでKeikonかなりお気に入り!!
ホストマザーに作り方を聞いてみましたが、どうもココナッツミルクをかなり長時間煮込まないかんそうです。
自分で作るのは、ちょっと面倒くさそうですな。
うん、でも朝から大満足、というか食べ過ぎでスタートしたわけです。
訪れたのはペトロナス(Petronas)。マレーシアNo.1の国営石油会社で、世界でも有数の大企業です。
日本への輸出も多く手がけており、中でも日本のLNG(液化天然ガス)市場においては
ペトロナスが約23%のシェアを占めるとか。
広大な敷地面積を占めるガス・オイルプラントには、独自の消防組織を携えており、
安全確保には細心の注意を払っているそうです。
地域活動も盛んですよ。
地元の小学生を対象とした数学、理科、英語の教育プログラム、海外留学の支援、充実した奨学金制度など、
社会貢献と人材育成を同時に手がけているそうです。
その他福祉・宗教活動支援、祭りやジョギング大会などのレクリエーション活動などの
コミュニティーに貢献するプロジェクトが多く行われていて、
国家を代表する大企業としてその役割を十分に果たそうとする強い姿勢が感じられました。
で、ペトロナス社からマラッカの街中への帰り道、立ち寄った場所があるんです。
今回の研修の旅にずっと付き添って頂いた通訳の方がいらっしゃいます。
マレーシアの方ですが、日本の大学で教鞭を振るっていらっしゃる方です。
日本語、ペラペラです。英語、ペラペラです。マレー語、もちろんペラペラです。
まぁなんともすごい方なんですけどね、あと数年したら仕事を辞めてマレーシアに帰りたいんだそうです。
んで、帰ったら住むつもりで購入したマンションが上の写真の所!!
すごいん!マンション2フロアを占めててね!眺め最高でね!
思わずみんなで、テラスでフルーツを優雅な気分で食べてみました。
日本円にすると、、、こんなに豪華でも700万くらいって言うてたかなぁ。
余裕のある方は、是非どうぞ。
豪邸といえば、忘れるところでした!
私がホームステイした先のおうちがコチラ!!
。。。すごくない?
この銀色のゲートは自動で開閉しますぜ。
こんなおうちにステイできて、本当にありがたいことです。
寄り道したせいで、ちょっと遅くなりましたが、ホストファミリーと再び合流。
昼食を食べに行きました。
街中にあって、地元の人やら観光客やらで溢れかえっているお店だったんですけどね。
そこで食べたのが←この白い丸い団子状の物体。
これ、米なんですけど海南鶏飯です。
鶏のダシスープとにんにくやらしょうがやらを入れて炊いたご飯を丸めたってものなんですけど、
これ、美味!!
だしをとったチキンも一緒に出てきて、辛い薬味をつけて食べます。美味い。
こいつは、是非今度、自分でも試して作ってみようと思っています。
その後、一旦家に戻り、私はステイ先の子供達と一緒に色々遊んでました。
まぁ、ゲームしたり、写真を見たり。
最初は恥ずかしがっていた弟や妹も段々慣れてきて、色々と話しかけてくれるようになりました!
さて、夜になり私は家族と一緒に街へ繰り出していきました。
なんでも、出店やら屋台やらが出るお祭りみたいなんがあるんだとか。
それは既にマラッカ名物にもなっているジョンカーウォーク(Jonker Walk)。
毎週末、金・土・日の夜に開催されます。(毎週です!!笑)
場所は前日に訪れたお寺やモスクなどのすぐ近く。
歩行者天国状態で、おみやげ品や屋台グルメの店がずーっと並んでいます。
何よりすごい人の数!!!
道中人で溢れているので、私は迷子にならないようにずっと家族の肩をつかんでました。
いやまさに、いろんなものの宝庫!
ここぞ!とばかりにお土産を買いまくりました。
左端の写真、小さいパイナップルケーキを置いてあるお店で、試食もいっぱいさせてもらいました。
この小さなお店で実際に焼いているらしく、写真を撮らせて!と頼むと、おばちゃんがわざわざ仕事のそぶりをしてくれました。
左から2番目の写真、なんかのフルーツのジュースです。
アイスとホットと2種類あって、味は、、、まぁ甘いんですけどなんともマッタリした感じ。
でも、胃腸に良いということで、ホストマザーが買ってくれました。
右から2番目、これがこの日の夕食を頂いたお店。
やっぱり中華なんですが、右端がその夕食。
私は胃が痛くて仕方なかったので、ワンタンスープをちょっと頂いただけ。残念~。
本当はもっと良い写真があればよかったんですけどね。。。
あの賑わいを伝える事ができれば良かったのですが、なんせこの時の私、
顔はかゆいし、胃は痛いし、なんか疲れて超眠いし、、、かなりへばってました。
でも、そんな私を常に心配してくれてたのがホストファミリーの皆。
しかもこのジョンカーウォークで色々歩いていた時に、3人の子供達がそれぞれ、
自分のおこづかいから何かを買って、私にプレゼントしてくれました!
いや~、もうホンマに嬉しかった!
旅に出て、景色や美味しいものを楽しむのはもちろんなのですが、後々まで覚えているのは、
やはり人との交流やなぁ~と思います。
世界中に友達が出来ると楽しいやろうなぁ。
とか言いつつ、この日は本当にボロボロで、帰ったらシャワーも浴びずにすぐ寝てしまいました。
いや、ほんまに辛かったんです。
長旅が体に応える。。。歳ですな。爆
というわけで、この旅もそろそろフィナーレを迎えますよ。。。
2007年12月05日
シンガポール・マレーシアに行てきた。その6
終わりた~い。でも終われな~い。今年のネタは今年中に!を目標にしてましたが、早くも12月。なのにまだ夏ネタが続いていてすみません。まぁ、それだけ濃い内容だったということなんですけどね。今回はマラッカ散策&イスラム学校訪問!結構印象的だった訪問先の一つですよ~。
【6日目】
実質的にはマラッカ初日。
本当はこの日の午前中、ある会社を訪問するはずだったのですが、どうも都合があわなかったということで、
私のいた2班はマラッカの街を軽く観光することになりました。
お花などで派手に飾られた自転車タクシーが、観光地らしいなぁ、と。
乗ってないけどね。
マレーシア政府観光局の公式ホームページによると、
『かつて海のシルクロードを支えた古都マラッカは、ヨーロッパの影響を色濃く残す歴史都市。15世紀に興ったマレー王国の首都として栄え、東西貿易の拠点となりました。マラッカ海峡に臨むマラッカの地理的な優位性と富を求めて、ポルトガル、オランダ、英国など当時の列強が次々とそれぞれの文化を持ち込み、それらが混ざり合ったため、マラッカには重層的な歴史遺産が残り、世界のどこにもみられないエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。キリスト教会や、この地での滞在のあと日本への布教の旅にでた宣教師ザビエル像を中心とする歴史地区に隣接するアンティーク街には東洋の骨董品や陶磁器、最近ではアロマキャンドルやアジアン雑貨を扱うショップも増えています。マラッカ海峡に沈む夕陽も必見です。シンガポールやクアラルンプールからの日帰り観光スポットとして人気があります。』
とあります。
なんというか、いろんなところから出身国も宗教背景も違う様々な人が集まって、
それが長い歴史の中で混ざり合って出来た街、とでも言えるでしょうか。
案内してくれた方が中華系の方だったということもあるかと思いますが、
まずはチャイナストリートへ連れて行ってくれました。
ん~、チャイナだけでもないのですが、まぁ、下町?
午前中というと人影もまばらな感じで、結構静か。
ぽつぽつ開いているお店も、中華系の店でした。
最初に訪ねたのは青雲寺(チェンフーテン仏教寺院 Cheng Hoon Teng Temple)。
マレーシアに現存する最古の仏教寺院で、1646年に建立されたそうです。
非常に見えにくいのですが、真ん中の写真、青雲寺の門の上にカラフルな彫刻が並んでいるんです。
これがまぁ、なんとも精巧で素晴らしい!
そして裏に回ると右端の写真、なんだか良く分からないオブジェ?みたいなのがありました。
七福神、ならぬ数十福神みたいな感じで、いろんなのが並んでます。
なかなか愛嬌があっておもしろい。
青雲寺からほんの少し行ったところにあったのはカンポン・クリン・モスク(Kampung Klling Mosque)。
1868年にマラッカに住むインド人イスラム教徒によって建立されたイスラム寺院だそうです。
イスラムの人たちは1日に5回(だったかな?)モスクに向かって祈りを捧げるそうですが、その時にココを使う人もいるそうです。
でも、なんといっても金曜日の礼拝の日。その時は本当に人が一杯になるんやって。
私が印象的だったのは、ここのタイル。
緑色がとてもきれいだなぁと思いました。
イスラム寺院から更に少し行くとあるのがスリポヤタ・ヴィナガヤ・ムーティ(Sri Poyyatha Vinayagar Moorthi Temple)。
今度は現存するマレーシア最古のヒンドゥー教寺院です。
ここはまた全然違った雰囲気でね、中に入ると女性がオイル?ロウ?だかを売ってました。
まぁ、どう見てもヒンドゥー教徒でない我々には全くお構いなし、って感じでしたが。
そしてやっぱり象なんですね~。
そう、ここは中国の仏教寺院、イスラムのイスラム寺院、そしてヒンドゥー寺院が一つの通りに並んでいる場所なんです。
宗教といえばそれぞれの間で対立の歴史の方が私達はよく目にするような気がしますが、
ここでは考え方の違う宗教がうまく共存していました。
私などは、恐らく無宗教?な部類だと思うので、『いいんじゃない?』って程度ですが、
宗教が生活に根ざしている人たちにとってみれば、これは奇跡的なことなのかも知れません。
でも、たとえ違っていても共存できるという良い例な気がします。
もちろん、紆余曲折を経てたどり着いた結果なんでしょうけど。
そして、左の写真奥がクライストチャーチ(Christ Church)。
さっきの通りと、そう遠くないところにあります。
名前からして分かりますが、キリスト(プロテスタント派)教会。
1753年にオランダ人によって建設されたそうです。
マラッカの観光スポットの一つですが、教会としてちゃんとミサも行われているそうです。
マレーシア、本当にすごい国だと思いました。
だって、マレーシアと言えばイスラム教国。
にも関わらず、様々な宗教が混在、しかも観光名所にまでなってるんです!
でも、この寛容さって、恐らく世界中で本来必要なことなんでしょうね。
すっかり観光を楽しみながら、次に訪れたのが
]セントポール教会礼拝堂史跡(St. Paul's Church)。
冒頭の写真の奥に写っている建物です。
セント・ポール・ヒルという小高い丘の上に1521年に建てられたカソリック教会です。
が、現在では屋根が無く、壁しか残っていません。
で、左の写真はこの丘の上から撮影したマラッカ海峡です。
。。。あんまりよく分かりませんが。
沖合いには大型タンカーなどが航行していて、
今でも海上交通の要所なんだなぁと感じました。
まぁ、そんなこんなで午前中は買い物をしたり街をウロウロしたり、本当に観光を満喫しました!
で、午後からは再び研修に戻ります。
行った先はマラッカのイスラム学校です。
イスラム教徒の子供達は午前中に普通の学校に通い、午後からはイスラム学校に通います。
そこではイスラム経典コーランの教えや礼拝の方法、またアラビア語などを勉強するんですね。
まぁ、そんな学校があることも知らなかったのですが、
こうして幼い頃からしっかりと宗教教育を受けるわけです。
私達が訪ねた時、学校の門を入ったところに生徒達が両脇に並んで、こうして大歓迎してくれました。
もう、なんていうかすごい嬉しい!
みんな目がキラキラしててね。
マレー語で『アパカバー』って言うてきたり、『コンニーチハ』って言う子がいたり。
笑顔がとても印象的でした。
まずはね、イスラム学校について簡単な説明を受けました。
その後、歓迎の意味を込めて、学校の先生達が楽器演奏と歌を披露してくれました。
左の方たち、みんな先生です。
何を言っているのかは全然分からんけど、あの独特の抑揚がなんとも心地よい!
映像で見せられないのがとても残念です。
ちなみにここでは私達もお礼に何かを披露する、ということでうどんロック!!
。。。とはいきません。
あくまで宗教学校ですから、ロックとかってダメなんですね。
まぁ、それ以前の問題かもしれませんが。爆
ここでは唱歌『ふるさと』を歌いました。
その後、教室を案内してもらったり、授業を覗かせてもらいました。
みんな一生懸命勉強してます。
基本マレー語を話す子達ですが、こうしてアラビア語もマスターしていきます。
また、普通の学校では英語も幼い頃からしっかり勉強するので、マレーシアの子供達はバイリンガル、トリリンガルの子が殆どだそうです。
さて、イスラム教と聞いて皆さんどんなイメージがあります?
イスラム過激派組織によるテロ行為がメディアに取り沙汰される中、正直、実情を知らない人のイスラム教に対するイメージは良くないと思うんです。
でも、イスラム教は全世界に10億人の信者がいる世界で最も大きな宗教。
本来は慎ましく厳粛に、そして日々を平和に過ごすための基盤となるもの。
今回イスラム学校の先生や子供達の様子を見て、その教えが正しい方向へ活きていることを実感しました。
社会生活においては集団の一員として守るべき規律が存在します。
日本では従来、家庭や近所の人々との交流も含めた社会の中でそうした規律を学んできたんだと思います。
でも、核家族化、隣人との疎遠な関係、他者への無関心といった社会変化の中で
子供達は、そんなルールを学ぶ場所を失っているのではないでしょうか。
その結果、いじめ、自殺、モラルの低下など、多くの問題が発生しているように思います。
イスラム社会で人々は、そうした規律を宗教を介して幼い頃から身につけ、それが当たり前のものとして生涯敬虔に従っていくんですね。
宗教観に疎い日本人にとっては面倒くさく映るかもしれませんが、社会がどう変化しようとも常に正しい方向を示してくれる宗教の存在というのは、
非常に価値のあるものだと思いました。
イスラム学校を去る時、学校中のいろんな窓やら門やら、そこかしこから子供達が手を振ってくれました。
いや、もう本当に、ちょっと感動すら覚えました。
子供が持ち合わせている純粋さには敵いませんね。
そんなこんなでこの日の研修日程はほぼ終わり。
夕方以降はいよいよ各自ホームステイがはじまります!!
私のステイ先の女の子、マギーちゃんはガールスカウトの活動をしている子で、そこを通じて今回のプログラムに参加したんだそうです。
実はもう一人そういう女の子、ジュンユちゃんがいて、彼女達は家族ぐるみで付き合いのある友達同士。
というわけで、私はまず自分のホストファミリーの家ではなく、ジュンユの所へ行きました。
そこでは夜歓迎パーティーをしてくれるということで、我々招待される側も何か作りたい!
ということで、マギーの所にステイする私と、ジュンユの所にステイする私の友達とで日本食を作ることにしました。
材料購入のためスーパーへ!日本でもおなじみのイオン!!
『Everyday AEON Card』という、どこかで聞いたことのあるキャッチフレーズ入りポスターがありました。笑
そこでは日本食の食材も結構しっかり揃ってました。
値段も思ったほど高くない!スーパーは楽しいです。
一通り買い物をすませ、いよいよジュンユの家へ。
マラッカのセンターから来るまで結構行ったところ。
ふと気が付くと、、、周りは豪邸が並んでます。
セキュリティーゲートみたいなところを二つもくぐりました。
こ、これはもしや・・・?
友達と顔を見合わせながら着いた先は、、、豪邸。
ピアノあるしね!メイドさんいるしね!ゲストルームあるしね!シアタールームあるしね!
写真がなくて、申し訳ないです。
ちょっと恐縮、、、な中、そんな事を言うてる場合ではありません。
そこから手分けして肉じゃが、焼きうどんを作り、手巻き寿司用の具を色々揃えました。
もちろん、向こうも色々な料理を手際よく、ちゃっちゃと作ってくれます。
メイドさんもいるけど、お母さんが次々と料理を作っていく!!
多分、しょっちゅうお客さんを招いて、なんだかんだやってるんでしょうね~。
そして夜は他にもいろんな人たちが来て楽しくパーティー!!
いつの間にやら私のホストマザーとマギー以外の二人の子供達も来ていました!
ご馳走をたらふく食べて、一心地ついたあと、私もいよいよ自分のホストファミリーの家へ。
マギーは『うちはこんなに大きくないからね。』と、若干すまなさそうに話しかけてくれたので、
私としては『こんなにでかいと緊張するから、小さい方がいい!』と伝えました。
いや、ほんまに緊張するって。
でもね。私が甘かった。
後から考えてみればね、家族ぐるみで付き合いのある友達同士やで?!
そりゃ家庭レベルがそんなに違う事もないはずなんです、はい。
車でかなり行ったところ、セキュリティーゲートこそなかったものの、、、
うちのホストの家も結構な豪邸でした。
こちらは、写真を次回載せる予定です。
バタバタしましたが、夜も遅かったのでとりあえずこの日は家について、日本からのお土産をちょろっと渡して、すぐに就寝。
なかなか濃い1日が終わったわけです。
はい、じゃあ続きはまた次回!
2007年11月28日
シンガポール・マレーシアに行てきた。その5
このシリーズ、ようやくマレーシア編に入りました。ちょっとスピード上げていかないとね。後ろがつっかえているからね。マレーシアはまたシンガポールと違った雰囲気をかもし出している国です。ここでもなかなか面白い体験をする事になりました~!
【5日目】
この日の午前中、最初に向かった先はインターポールマレーシア支部。
インターポールって分かるかい?
日本語では国際刑事警察機構、ICPO(International Criminal Police Organization)とも呼ばれます。
国際的な犯罪防止のために世界各国の警察により結成された任意組織。
ほら、ルパン三世に出てくる銭型警視は、ここに出向しとるん。
とはいえ、実際には銭形さんのような『国際捜査官』みたいな人がいるわけではないそうで、
どちらかというと各国法執行機関の連絡機関・協議体のようなものだそうです。
とはいえ、そんなところに一般peopleの我々がまさか入れるなんてね~。。。
あまりチャラチャラした格好は出来ないと言う事で、ポロシャツの色は紺に統一。
代表の県の方はスーツ。
どんな厳重なセキュリティーが施されているんや?!とドキドキでしたが、、、
別に身体検査もなく、カード一枚首にぶら下げるだけ。
もちろん県の研修という形でかなり公式なものとして事前にちゃんとオファーが入っているからでしょうけど。
ちなみに冒頭の写真はココでみんなで記念撮影したものです。
いやでもね、マレーシア警察で1番だか2番だか偉い人(しかも女性!)とか、インターポールマレーシア支部の偉いさんだとかがぞろぞろ出てきて、
かなり緊張した雰囲気ではありました。
最初はインターポールの事についての説明を色々聞き、その後質疑応答。
ここ、マレーシア支部は東南アジアでの国際犯罪についてを管轄しているところで、
場所柄、海洋に関する犯罪なんかが他の地域より多いなどと言う事を聞きました。
その後は、事務所のほうへ案内してくれました。
インターポールの建物、どんなに立派なのかと思いましたが、
マレーシア警察の敷地の一角を借りている、しかも意外としょぼい、、、もといシンプルな部屋でした。
各国にあるインターポール事務所ではInternational Noticeというものが共有されています。
これは、様々な種類の犯罪者に関する情報などで、事務所のネットルームでは24時間体制で新たな情報が来ていないかがチェックされています。
そして、なんと!そんなネットルームにも入ることができました!!!
、、、いいのか?
と思いつつ、まぁ、パソコンが何台か並んでいるだけなんですけどね。
しかも、『日本に関する案件はないか?』とか言うて、メールの一部を見せてくれました。
英語ですけど、愛知県警(だったかな?)からの依頼で云々みたいな事が書かれてました。
、、、見せちゃだめやろ?
ま、でも素人の我々が一瞬見たところで、どうなるわけでもないですが。
一通り案内もして頂いた後、ティータイムのような感じで軽食を出してくれました。
世界広しと言えども、インターポールで偉い職員の人と一緒に食事をした一般日本人は、そうおらんやろ?!
ちょっと自慢です。
さて、インターポールでちょっと時間が延びてしまい、やや遅れ気味で次の施設へ。
ここからは再び班別になり、私がいた班はマレーシア人的資源省人材部へ赴きました。
人的資源省とは、1912年に設立されたマレーシア12省のうちの一つで、
労働者の福利厚生、労働環境改善、就労希望者への就労機会の提供、労働事情の研究と改善などに取り組んでいる省です。
日本で言うと労働省ですね。
マレーシアの首都といえばクアラルンプールですが、政治の中心は実は別の場所にあります。
それがプトラジャヤ (Putrajaya)、マレーシアの行政新首都で、
クアラルンプールより南へ約25kmくらいのところにあります。
経済と行政の中心を分けているんですね。
ここに行政が移ってきてから約10年くらいになるんだそうです。
つまり、結構最近開発された土地で、確かに街並みも綺麗です。
レンガ造りの省庁の建物なんて、結構シャレてると思いました。
ちなみに、この街、設計を手がけたのは女性なんだそうですよ~。
あくまで研修ですからね~、ちゃんと真面目な話を聞いています。
マレーシアって失業率は日本よりも低いんです。
でも民族バランスに関するブミプトラ政策(詳しく知りたい人はココをクリック)や、近隣諸国からの外国人労働者問題など、
日本とはまた違った雇用問題を色々抱えているそうです。
そんな中、技術者の養成、Job-Fair(就労パーティー)、Career-Guidance(企業説明会)といった事が国家的に行われており、
なかなか面白いなぁと思いました。
ここでもね、人的資源省のトップの方が迎えてくれました。
また、トップクラスに女性がかなり並んでいる事が印象的でした。むしろ女性の方が多いくらい。
んで、ちょっと遅くはなったのですが、ここで職員の方と昼食を頂きました。
まぁ、ついさっきインターポールで軽食を頂いたばかりだったんですが、ここではちゃんと昼食。
十分なご馳走で迎える、これもマレーシア流好意の表し方のようです。
満腹になったところで次に向かったところはイスラムマレーシア銀行本店です。
イスラムマレーシア銀行は、1983年3月に創設され、現在マレーシア内に89支店を構えるイスラム系銀行の一つ。
一般にイスラム銀行では、イスラム評議会の決定に従い運営されており、
利益の追求ではなく社会貢献や富の再分配を目標としています。
そのため、利子は禁止されており、不浄な金銭は預入も融資も出来ないんだとか。
日本で言うローン等の商品も取り揃えているが、延滞しても延滞金などはなく、
いわゆる商業銀行とは一線を隔したシステムがとられています。
ん~、そのシステムってイスラム以外の人にとっては、今ひとつ理解しがたい面もありますね。
まぁ、内容的には商業銀行と同じような事をやってはいるのですが、
“イスラム的にどう捉えるか”と言う事が問題なんだと思います。
でも、なんだかんだ言うて、当期利益は約70億円、これってかなりの収益力がありますわな。
イスラムという大枠の中で許し得る限りの利益を上げていくこと、そしてそれを社会に還元していくという姿勢は、
なかなか興味深いものがあります。
余談ですが、ここでも軽食が出されました。。。
マレーシアでは、1日5食とか食べるんが、当たり前なんだそうです。
食べすぎやろ?!→でも、しっかり頂きました。爆
さ、こうしてとりあえずこの日の研修日程はほぼ終了。
一路、マラッカという都市へ向かいます。
マラッカ(Malacca、マレー語での綴りはMelaka)って、聞いた事ないかい?
そう、東南アジアでの海上交通の要衝、マラッカ海峡。
その海峡に面した港湾都市は、実はかつてのマレーシアの首都だった場所です。
様々な歴史を経てきた都市で、市内にもその面影が残る場所がたくさんあります。
現在では『歴史の都市』そして『観光都市』として、国内外からたくさんの観光客が訪れるんだそうです。
実は我々一行、そのマラッカでホームステイを体験する事になっていました!
これって、なかなかない経験ですよね~。
といっても、ホームステイが始まるのは実質その翌日から。
この日は、各々のホームステイ先の家族が集まって、まずは顔合わせの歓迎会がありました。
こういう歓迎会の時には、私達って色々と出し物を披露しました。
ここでは、女性は浴衣、男性は甚平。
そして披露したのは、、、
うどんロック
ご存知ですか???
実は2002年に発売された曲だそうですが、香川県民の私も全然知りませんでした。
一部学校とか幼稚園で体育の時間に教えられたりしたそうです。
歌、踊りともに、、、爆笑、というか恥ずかしい、、、というか、結構いっちゃってます。
どっかに画像がないかな~と探してみましたが、残念ながら見つからず。
とりあえず、歌詞をご覧下さい。
ウドンでロックンロールだぜー!! イェーッ!(ここは歌詞、、、というか叫び)
*ツルツル ロック!! スルスル ダンス!!
ツルツル ロック!! スルスル スポーツ!!
ウドンでロックンロールだぜー!! イェーッ!
1.ツルツル ROCK うどんで ROCK
朝だ 元気だ おはようさん
ニッポン全国 グッドモーニング
大きな声で あいさつすれば
ボクもワタシも スイッチオン!!
今日も朝から あつ・ひやウドン
うどんはみんなを 元気づける
*(サビ)
2ツルツル ROCK うどんで ROCK
おなかペコペコ はらぺこさんだ
ニッポン全国 いただきまーす
さぬきうどんを ツルツルすれば
ボクもワタシも スイッチオン!!
みんなで歌おう みんなで踊ろう
うどんはみんなを ワクワクさせる
*(サビ)
(ここから、若干ラップ調)
かやく うちこみ かきあげ カレー
きつね しっぽく かけ ちから
きじょうゆ てんぷら ぶっかけ つきみ
ゆだめ なべやき ざる にく わかめ
*(サビ)
うん、これで腕をぐるぐる振り回したり、エアギターっぽいのが入ったり、
さらには個人が体の動きで自分のうどんを表現するなんて箇所もあります。
もう、ギャグとしか思えません。
でも、出し物にしてしまうと、単なるダンスみたいに見えてしまうのが不思議。
なかなかどうして、しっかりウケたわけです。
で、ホームステイファミリーとのご対面。爆
私が宿泊する先からは、17歳の女の子が来てくれていました。
ガールスカウトだったかな?に入っていて、そこの紹介で今回のホームステイプログラムに参加したんだそうです。
とても優しい子で、明日からのホームステイ体験がとっても楽しみになってきたわけです。
と、まぁ楽しい余韻を残しつつ、この日はホテルにて宿泊。
明日以降に続きます。。。
次回は、もうちょっと観光っぽい感じで写真を載せられる、と思ふ。
2007年11月26日
シンガポール・マレーシアに行てきた。その4
少しずつネタが貯まっているのに、まだ夏の話が続きます。今年のネタは今年のうちに。。。友達も見てくれてるらしいので頑張ります。で、シンガポールシリーズ4回目。マーライオンへの復讐を図るKeikonの巻、です。
【4日目】
前日のショッキングな出来事から完全復活!。。。とまでは行きませんが、とりあえず気を取り直して。
4日目、この日はシンガポール最後の日。
マレーシアへ向けて出発する前に、午前中セントーサ島へちょっぴり観光へ!
セントーサ島(Sentosa Island)といえば、シンガポール観光の中でも非常に人気の高い場所の一つ。
人工的なリゾートアイランドで、行くには入島料として2シンガポールドルが必要です。
モノレールが走っているので、交通の便は非常に良いです。
まずは、アンダーウォーターワールド(Under Water World) という水族館へ行きました。
水槽の中をトンネルで抜けながら、下から魚の動きを観察できます。
結構色々な種類の魚がいて、思っていたより面白かったです。
そうそう、そこでエライもん見た!!
見て!!この顔!!!…顔かどうか分からんけど。
のこぎり鮫かなんかやったと思うけど、この表情!!
もう、なんていうか、友達と大爆笑~。
こののっぺりとした、顔を横から手でひっぱったみたいなね。
白々しい目つき…目かどうか分からんけど、最高です。
本当は、この水族館でもうちょっと時間があればよかったのですが、なんせ急ぐ旅。
次の目的地へ移動。。。と進んでいた最中でした。
ちょっと写真では分かりにくいですが、突然のスコール。
まぁ、熱帯地域のシンガポールでは、当たり前といえば当たり前ですが、
滞在中、これが最初にして最後のスコールでした。
ほんま、急に振り出したと思ったら、まさに滝のような大雨。
瞬く間に道路を水が覆い、川の様に流れてました。
こうなると、雨宿りをするしかないんですね。
スコールの為に一旦は行く事を断念しかかりましたが、結局行きました。
巨大マーライオンの元へ。。。
セントーサ島観光の見所の一つが巨大マーライオン。
マーライオンタワー、冒頭の写真がそれ。高さ37メートル也。
それまで知らんかったけど、シンガポールの中にはマーライオンて何匹かおるとか。
セントーサ島のものは、もちろん最も巨大なマーライオンで、中に人が入ることができます。
左の写真は、その入った中、口の部分から撮影したもの。
ん?…インスタントカメラ買ったんや!
え~、ここでは腹いせ、いや!復讐の為に、巨大マーライオンに噛み付いてみました!
どうやら痛くも痒くもなかったようです。爆
ま、そんなこんなでシンガポールの滞在は終わり。
頭のことでもお世話になったシンガポールの皆様、本当に感謝です!!
基本的に、みんな明るく冗談好きな方が多くて、非常に楽しかった!
日本人が行けば、とても住みやすい国ではないかと思います。
この日はいよいよマレーシアへの移動となりました。
いや、これも個人旅行やったら絶対ないと思うけど、SQ(シンガポール航空)を使って空路クアラルンプールへ!!
まぁ~、なんて贅沢!!
マレーシアへの飛行機の中、マレー語の本を開いてちょっと予習。
まずは基本。
Apa khabar? 【アパ カバール?】 …お元気ですか?
Terima kasih. 【トゥリマ カシ.】 …ありがとう。
Sedap! 【スダッ!】 …美味しい!
買い物にも行かんとね!
Berapa ringgit? 【ブラパ リンギッ?】 …何リンギット?(リンギットはマレーシアの通貨単位。)
Boleh kurang sikit? 【ボレ クラン スィキッ?】 …ちょっとまけてツカ。
そして、何かあった時の最終手段。
Tak faham. 【タッ ファハム.】 …分かりません。
ははは~!これでバッチリです。
飛行機の中、一人でマレー語をブツブツ言うてたら、隣の人に笑われました。
インドネシア人の人で、なにやら仕事でマレーシアに行くって言うてました。
はい、そして入管も無事通り過ぎてマレーシアに到着。
旅もいよいよ後半に入ったなぁと思いました。
マレーシアでも受け入れ団体の方々がいらっしゃって、私達を温かく迎えてくれました。
マレーシアの伝統ダンスを見て、その後夕食です。
マレーシアに入ると、さすがに女性はベールを被っている方が多くなりました。
シンガポールは中華系の人が多いのですが、マレーシアはやはりマレー人が一番多いんだそうです。
すごく異国!!な雰囲気でワクワクです。
というわけで、どこまで続くか、シンガポール&マレーシア日記。
…まだまだ終わりません。
早くせな~。泣
2007年11月18日
シンガポール・マレーシアに行てきた。その3
記憶が失われてしまう前に、さっさと書かなければ!というわけで、シンガポール旅行、ようやくその3。実はKeikonにとって最大の悲劇が起こった日です。。。あ~、あんまり思い出しなくない。
【3日目】
2日目の怪我もなんのその!
3日目最初はシンガポール警察についての色々な事を学べる
ポリスヘリテージセンターの見学に行ってきました!
いわば、シンガポール警察の博物館。
と言いつつ、その敷地の前には左の写真のような、怖げな看板が出てます。
入るときも、パスポートを預けなければいけません。
もちろん、セキュリティチェックも受けなければなりません。
まぁでも、入ってみると確かに博物館。
シンガポール警察において過去に殉職された方々の名前が飾られているスペースや、
イギリス統治下時代からのシンガポール警察の歴史、当時の衣装や小道具なんかを見ることができました。
私達の場合は、案内をしてくれる、警察を定年退職なさった方のガイドさんがいらっしゃったので、
色々な解説を聞いたりすることができて、なかなか面白かったです。
ちなみに、最初の写真がその博物館内にあったシンガポール警察のなんかモニュメント?
この施設は、予約をすれば観光でも行くことができそうな感じです。
興味のある方、シンガポール警察博物館(ポリスヘリテージセンター)の詳細はこちらもどうぞ。
http://www.singaporeedu.gov.sg/jp/htm/cor/cor04g.htm
さて、警察博物館を去った後、お昼ご飯、、、と行きたかったのですが、施設見学の時間の関係上、そのまま次へ行くことになりました。
が、小腹がすくんじゃない?と言う事で、現地の方々が様々なスナックを用意してくれました!
いやまぁ、様々な物を用意してくれました!
左端は、、、分厚いクレープみたいなのに様々な餡が入ったお菓子。
小豆餡、ピーナッツ餡、ココナッツ餡の三種類で、ピーナッツ餡が一番お気に入りでした。
次のは、水餃子みたいなのと、カラフルなういろう、、、みたいなおかし。
なんでこんなに色をつけるんですかね?
大口開けて食べているのはカレーパイかな。これ、美味!
でも、端っこが超堅い!!!
最後は、ビニール袋に入ったミルクティー。こういうの、なんか東南アジアって感じで好きです。
というわけで、おやつの後に訪れたのはニューウォータービジターセンター。
香川の人なら恐らく親近感が湧きますが、シンガポールも水不足に悩んでいる国です。
と言っても、雨は降るのですが貯水のための土地が無いから。
お隣の国、マレーシアから水を買っています。
が、その水の値段が近々跳ね上がると言う事で、
現在様々な方法で水を確保する手段を模索しているようです。
その一つがこちら、ニューウォーター。
New Water、中国語では新生水と書くそうですが、これ、下水からの再生水です。
というと、イメージが悪いのですが、衛生的には世界の規格をはるかに凌ぐ良質の水だとか。
この施設は、そんないまいちイメージのよくないニューウォーターが如何に安全かつ美味しいのかをアピールするためのものです。
ニューウォーターのできる過程を案内の方が非常に分かりやすく説明してくれます。
更に、館内では無料でニューウォーターのペットボトルを配布しています。
もちろん飲みました!
まさに無味無臭。
ミネラル分など何も入っていない水、です。
何も知らなければ何の抵抗も無く飲めるはず。日本の都会の水道水より、ずっと良い。
でも、人間それが下水からできたと知ったとたんに、まずく感じてしまうんでしょうね。
シンガポールでもなかなか浸透しないため、工業用水にしようしたり、
せっかくろ過した水を外部の貯水池へ送ったりしているんだそうです。
まぁでも、水を確保するための強い姿勢というのは、香川も見習うべき点が多いのではと思いました。
ここも施設の見学は無料だそうですが、事前に予約が必要なんだそうです。
英語ではありますが、こちらのサイトから予約できるし、ニューウォーターについて、色々書かれてますよ!
http://www.pub.gov.sg/NEWater_files/index.html
。。。すみません、本当はもっと写真を掲載したかったのですが、ここでカメラのバッテリーが切れました。
…少なくとも、この時点ではそう信じていました。
ニューウォータービジターセンターの後、おやつでお腹いっぱいだったにも関わらず、
しっかり昼食をとりました。
豚足とか美味しかったのに、、、写真なし!!屈辱です。
その後一旦ホテルに戻り、ちょっと自由時間。
その間にバッテリーを充電させる事にしました。
準備完了!!しっかり写真撮らなきゃ!!!と意気揚々。バッテリー装着!!!!
電源が入りません。
何故?どうして?
何回も試してみましたけど、うんともすんとも言わない。
デジカメ壊れました。
何故?どうして?
考えられる理由はただ一つ。
前日にすっ転んだ時に濡れた地面にバッテリーを落としたこと。
最悪です。自分で自分を怨みました。…相当落ち込みました。
だって、、、体は放っておいてもなおるけど、カメラは直らない!!!
しかも、旅行先でカメラをなくしたり壊したりしたの、これが3回目です。
旅行、まだまだ始まったばかりやのに、カメラないなんて~~~~泣
この日の夜、私達はマレー系シンガポール人の方のお家を訪問させていただく機会がありました。
親子三世代で暮らす家庭で、家の中はイスラム色が濃くてとても印象的でした。
小さな子供の目はキラキラ輝いていて、どこの国にいっても変わらないなあと思いました。
バナナドーナッツみたいなのを作って待っていてくれたんです!
普通に生活している人の話を聞くことができたのは、とても貴重な体験だったと思います。
でも、写真ない。泣
というわけで、この日もふて寝です。爆
が、いつまでも落ち込んでもいられない!!
せっかくの機会を無駄にしてはいけないということで、翌日にはインスタントカメラをしっかり購入する意気込み満々!!
シンガポール最後の日をしっかり楽しむべく、とりあえず眠りについていったわけです。
次回その4からは復活です。お楽しみに!!
2007年10月17日
シンガポール・マレーシアに行てきた。その2
車道を大量の観光客を乗せた大量の自転車が走る街、シンガポール!!というわけで、研修と言いつつ、街歩きもちょっとは楽しめたわけです。こういうのがないと、やっぱり楽しくないよねぇ。ん、このチャリには乗ってないですが。というわけで、その2の始まり始まり~!
【2日目続き】
小学校見学の後、ここからは班別になります。
メンバーが多いので、2班に分けていたんですね。
私がいた班は、この後博物館見学と街歩き。
うん、普通の観光旅行みたいですな。
さて、シンガポールといえば様々なトロピカルフルーツが豊富な国。
ここでKeikon、初めて食したのがフルーツの王様ドリアンです!!
写真左側。これ、割ったところです。
そう、ドリアンと言えば、、、臭い!!
お、この字は『におい』とも『くさい』とも読めますね。笑
そうそう、味はともかく、すごい臭気を発するという噂は聞いてましたが、
でもKing of Fruitと言われれば食べてみたい!というわけで、挑戦しました。
最初ね、通りを歩いていて『なんか不思議な臭いがするな~』と思ったん。
いや、それは嫌な匂いという感じではなくて、ちょっと変な匂い、なくらい。
それがドリアンでした。
歩道脇の店にね、大量につまれて売ってて、その場で食べる事ができます。
食べました。
いやね、食べられない事はない、、、というか味はなんやろ、フルーティーなカスタードクリームかな。
うん、美味しいと思いました。
匂いは確かにありますが、思っていた程悪臭ではなかった、というのが個人的な感想です。
でもね、、、
食後の自分の息がくさい。
気をつけましょう。
右側の写真はわし。顔はここでお見せできるようなものではないので隠匿。
口にくわえているのは、こちらはマンゴスチン、フルーツの女王だそうです。
これ、すごい美味しかった!!オススメです。
というわけで、この後メンバー全員が集合して、夕食会場へ移動です。
が、その前に少し時間があるということで、シンガポールの超有名観光スポットへ行きました。
それがこちら、マーライオンです。
上半身がライオン、下半身が魚の像で、口から水を吐いています。
なかなか立派でしょ?!
でもね……この写真は私が撮ったものではありません。
ここで事件が起こったんです。
マーライオンの所ってね、まぁ海のすぐそばなんですが、かなり近くまで行けるようになっています。
潮の干潮によっては沈んでしまうところにも桟があって、マーライオンのほぼ真下くらいまで行けます。
もう嬉しくなっちゃってさ~!!!
ちょっと小走り?むしろスキップ?な気分で近づいていきました。
階段状になってました。
階段面は濡れてました。
仰向けに滑って転びました。
後日ですが、友人からこの写真をもらいました。
すぐそばに、しかも日本語でこんな看板があったそうです。
こんなもん、見とるかいっっっ!!!
仰向けです。お尻激打!!地面濡れてるし、お尻は痛いし!
超恥ずかしい。。。
おまけにデジカメを手に持ってたのが、衝撃でバッテリー飛び出しちゃった。
とにかく恥ずかしいのもあって、バッテリーをサッと拾って服でチャチャッと拭いてカメラの中に戻し、
皆の所に笑いながら近づいて行って『そこで転んでしもた~』と言いました。
そんな私の顔を見てみんなの顔がこわばり、『大丈夫?!』『どしたんっ?!』と焦りだしました。
あれ?なんで?いや、ちょっと転んだだけなんやけど?
。。。頭から流血してました。
とりあえず皆に止血してもらいながら、一瞬気を失う感じにもなりました。
そして、非常に気分が悪くもなりました。
が、これは頭を打ったからという理由よりは、先に食べたドリアンの風味のせいだったような気がします。
少し落ち着いてから病院へ行きました。
病院に着いた頃には、もう結構大丈夫だったのですが、
仰々しくも車椅子に乗せられたので、痛がってみました。
周囲は既に、皆笑っています。
お医者さんにマーライオンのところで滑ったと説明したら、やはり笑われました。
そしてここで初体験。
頭を二針縫いました。
お支払いは220シンガポールドル、日本円にして約17,000円ですか。。。
寂しくカードで払いました。
皆さん、海外旅行保険には入っておきましょうね!!!
因みに私はカード付帯の保険で大丈夫でしたが。
暑い国やのに、二日間は頭を洗うなと言われ、
更に二日後には抜糸しに来てくれといわれましたが、二日後にはもうシンガポールにはいない旨を伝えると、
『じゃあ、どこでもいいから、抜いといて』
と、言われました。…そんなに簡単でええの???
というわけで、皆にも多大な迷惑をかけつつ、とりあえず治療を終えて夕食会場へ合流~。
巨大フードコートみたいなところで地元の料理を堪能しました。
左の写真、カーソルを合わせると場所の写真が出てきます。
この日はちょっとマレー系のテイストが強い料理だったかなぁ~。
とても美味しかったのですが、個人的にはやや複雑な気分で食べました。笑
食後、多くのメンバー達は夜のディスコへ繰り出して行きましたが、
…私は大事をとって、ホテルでふて寝。
こうして二日目がなんとか終わりました。
三日目、不運?な私に更に追い討ちをかけるような出来事が起こるのですが、
それはその3のお楽しみ!!
2007年10月15日
シンガポール・マレーシアに行てきた。その1
いやほんま、さぼってました。夏ごろ忙しかったんです。…見苦しい言い訳ですが。というわけで、いい訳ついでに何故忙しかったのか、その理由の一つがこのシンガポール・マレーシア旅行だったんです。これももう、7月末から8月頭にかけての話なんですが。。。爆
はい、旅行と言っても個人旅行ではありませんでした。
実は県の海外派遣研修みたいなのがあってね、それに応募したら通っちゃったんです。
まぁ、普通の旅行じゃないので、様々なレポート書いたり、研修があったりで、、、
夏は本当にバタバタしてました。
というわけで、通訳さんなんかも入れて総勢17名。
団体行動なんて久しく経験してませんから、なんか大人の修学旅行って感じで臨んだわけです。
もちろん、行く場所も普通の海外旅行者では行けないような場所をたくさん訪れる事ができました。
いろいろと事件もありました。
まぁ、ちょっとずつ紹介していきますね~。
【1日目】
関空からシンガポールのチャンギ空港まで直行便でひとっとび!
エアラインはJAL!!!
や~、海外旅行にJALで行くなんて贅沢、私の個人旅行なら考えられませ~ん。
この日は特に何もなく。
空港では受け入れ団体の方々が待っていてくれて、そのまま夕食会場へ連れて行ってくれました。
それがこのレストラン、LONG BEACH MARINAというお店。
バスに乗ってただけなので場所もよく分かりませんが、比較的有名処みたいです。
シーフードが自慢のお店みたいですね。
はい、めちゃおいしそうでしょ?
実際美味しかったんです!!
シンガポールは中国系の方が多いので、やはり中華料理って感じかな。
でも、そこに少し東南アジア系のアレンジが加わった独特な味付けになってます。
この海老のスープは、少し薬膳のような香りがしてました。
いやもう、こんなどころじゃないくらい大量の料理が出てきて、最後にチャーハンが出た時は、
絶対もう食べられんと思いました。
けど、食べました。→だって、美味しかったんやもん。
ぎゃーぎゃー言いながら飲んで食べて、初日は終わっていきました。
【2日目】
この日からいよいよ本格的な研修が始まります。
バスに乗って研修先へ向かいます。
途中、右の写真のような高層マンション群がたくさん見えました。
シンガポールは非常に狭い国ですが、国力を上げるために人を増やそうとしています。
国土が狭い分、建物は高くなっていくのは必然なんですね。
まだまだ開発の余地がある空き地が広がってましたが、
数年後にはすぐビルが建つだろうって言うてました。
さて、最初に訪れたのはシンガポールの小学校です。
建物には大きな壁画が!
シンガポールは中華系、マレー系、インド系その他など、多くの人種が暮らす多民族国家です。
というわけで、壁画に描かれた子供の顔をよく見ると、やはり顔の感じが違うんです。
まぁ、彼らにとってはそれが当たり前なわけですが。
シンガポールの国旗をはじめ、様々なシンガポールの象徴が描かれています。
民族が違っても、皆シンガポール人であるというナショナリズムを身につけさせる。
これが、教育の大切な役目なんだそうです。
気になったものを色々撮ってみました。
まずは右端、トイレ。
別に何の変哲もないように見えますが、左にホースあるの分かります?
これ、水を流すようではありません。
用をたした後に、自分の股間を洗うため。まさに、元祖ウォシュレットですか。
マレーシアの辺りでは、当然の習慣なんだそうです。
ただ、外国の影響を受けて最近ではトイレットペーパーを設置している場所が増えたそうです。
が、家庭ではまだまだホースしかない所もたくさんあるようです。
しかも、たとえトイレットペーパーがあったとしても、ペーパーを流すのに対応できるような排水設備が整っていないようで、
この小学校でもペーパーはゴミ箱に捨てるように、という注意書きがされていました。
因みに私は、最初やはり抵抗があったのですが、後々にはこのウォシュレットを使うようになりました。
慣れれば、なんてことはありませんな。笑
次の写真はゴミ箱!かわいいやろ?!
これだけではなく、校内に設置されていたゴミ箱は全て動物モチーフになってました。
学校って、こういう遊び心が必要なんやと思います。
その隣。ちょっと分かりにくいですが学校の壁面。
なんと、ロッククライミング用の壁なんだそうです。
体育の授業でやるとか言うてましたが、…ほんまやろか?
学校にこんなん作ってしまう、その発想が面白い。
最後の写真は職員室。
最近の日本の学校の職員室がどんななのかは分かりませんが、少なくとも私が子供の頃は、
先生同士の机が横にみっちり並べられてて、プライベート空間なんてものは全く望めなかったような気がします。
それに比べて、この感じ。パーテーションで区切られただけなので、全くの個室ではありませんが、
先生達が自分で自分のスペースをデザインできるような、楽しい場所だと思いました。
ちなみに職員室の隣には、職員のためのリラクシングルームがあって、
そこにはボードゲームやビリヤード台なんかが置かれてありました。
子供だけではなく、大人も来るのが楽しくなるような学校だなぁと思いました。
これも良い!と思ったのが図書室。
蔵書数はそんなに多くないようですが、なんといっても雰囲気が良い。
宇宙をモチーフにして宇宙人やら惑星やらの絵が描かれています。
毎週水曜日が読書の日で、みんな本を借りなければいけないんだとか。
本もよくみると英語、中国語、マレー語、タミール語と、
多民族国家らしく、言語別に本が並んでいました。
驚いたのが右側の写真の、図書室に併設されたカフェコーナー。
飲み物とスナックが置かれただけの簡単なものですが、なんとこのカフェ、全て子供達が運営管理しているんだそうです!!
子供の頃からビジネスの基礎を学ばせる目的だとか。
他にも、学校菜園で出来た野菜なんかを販売するそうです。
日本とは、『学校で教えること』の考え方が違うなあと思いますが、
よくよく考えれば働いて生きていくためには知っておかなければならない事なわけです。
子供もきっと楽しいだろうな~って思いました。
授業も見学させてもらいました。
私が見たのは中国語のクラス。
シンガポールの教育は基本全て英語で行われます。
何度も述べている通り、他民族国家ですからこれって逆に便利なんでしょうね。
しかも英語を使えることは将来的にはどこでビジネスをするにあたっても非常に有利。
まぁ、むしろ使えて当然な風潮が広がる中、シンガポールが経済的にも非常に高い水準にあるのはこうした英語教育の成果も少なからずあると思います。
が、しかし。
小学校ではバイリンガリズムの方針が採られています。
中華系の子供達は中国語の授業を受け、マレー系の子供達はマレー語、インド系の子供達はタミール語の授業があるそうです。
シンガポール人であることの誇りを育てる一方で、民族の伝統も失わせない。
様々な紆余曲折を経て、シンガポールがたどり着いた平和に暮らすための一つの結論です。
そして、なんと言っても感動したのは子供達の楽しそうな様子!
教室の真ん中にみんなが集まり、ホワイトボードの前で先生がテンポ良く授業を進めていきます。
子供達はみんな目を輝かせながら、時にはケラケラ笑いながら、楽しく授業に参加しています。
『学校おもしろい?』って聞いたら『おもしろい!!』って答えが返ってきました。
学級崩壊やらいじめやら、様々な問題が起こっている日本の学校の教育現場に比べて、
これは本当に羨ましいと思いました。
もちろん、日本の学校でも多くの子供達は楽しんでいるはずやし、シンガポールの全ての小学校がこんなに充実しているかどうかは分かりませんが、
なんというか、変なゆがみが発生してなくて、子供達の純真さがキラキラしてる。
授業カリキュラムは、日本よりも相当ハードなのに、子供達が本当に楽しそう。
もちろん、教師達の楽しそうなんです。
私自身、非常に学ぶべき事が多かった。
小学校を見学できて、本当に良かったなあと思いました。
と、こんな感じでいろいろな場所を見学して回る真面目な研修旅行。。。
だけだと思ったら大間違いです。(断言)
長ーくなるので、とりあえずその1はこの辺で。
今回は真面目な話ばかりでしたが、その2では最初の事件が起こる予定。。。
なんせ10日間も行ってたので、どこまで回数引っ張るか分かりませんが、その2もお楽しみに!!
2007年04月17日
和歌山・熊野古道ら辺を歩きつつ。四の巻
和歌山・熊野古道の旅、四の巻。えらく長くなってしまいましたが、いよいよ最終日です。海から一変、再び山へ。熊野川沿いをすすんでいきますよ~!
う~ん、やっぱり良いですねぇ。
Keikonは、間違いなく海より山が好きです。
一級河川である熊野川は和歌山、奈良、三重を流れる、近畿最長の川です。
全長は183メートル。
林業の盛んなこの辺りでは、かつて木材を筏にして熊野川を下らせていました。
水も風景も美しく、川くだりができるポイントもあるそうです。
夏場に是非行きたいですね。
熊野川沿いを上っていき着いたのが熊野本宮大社です。
壱の巻で紹介した熊野三山の中心、そして全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮です。
余談ですが。。。この熊野三山、3つ詣でないとバチがあたるとか?!
うちの父親曰く、『そんなアホな話、あるかい!』と。笑
0 or 3。全然参らないか、全部参るか。
…時間ないなら、やめとく?
というわけで、上の写真は熊野本宮大社の門前。
目を引くのは、やはり左側の大きな幟。
上の部分に、そう、あの八咫烏(やたがらす)が描かれています。
鳥居をくぐり、杉木立の中の石段を上がっていきます。
登りきった先に、この神門があります。
大きな注連縄に、思わず目を奪われてしまいます。
桜の花も美しく、これだけで画になりますねぇ。
そしてこれが熊野本宮大社の社殿です。
ちょっと目を惹かれました。
これまで見てきた神社はいずれも朱の色が鮮やかな建物が印象的でしたが、ここはご覧の通り。
木材や萱の色がそのままの、どちらかと言えば、より馴染みある建物です。
なのに、とても威厳や荘厳さを感じるのです。
熊野本宮大社は、もともと今の場所にあったわけではありません。
少し離れた場所、熊野川など3本の川の合流点にある中州の上にあったそうです。
能舞台などもあって、現在の熊野本宮大社の8倍の規模を誇っていたとか。
ところが明治22年8月、この地を未曾有の洪水が襲います。
川辺の村々に壊滅的な打撃を与えたこの洪水は、熊野本宮大社も例外なく、その殆どを流し去ってしまいました。
中州という特殊な立地条件にありながら、これまで水に流された事がなかったのも不思議です。
しかし、もともと豊かな緑に育まれてきたこの地では、大量の雨が降ったとしてもその水は
山林の土地深くに吸収され、地中をゆっくり移動しながら少しずつ地上へ出てきていたのでしょう。
そんな保水機能を備えた森林も、明治に入り大量伐採が始まり、その機能は急激に低下。
そこを大雨に襲われた結果、だったのですね。
現在の熊野本宮大社の社殿は、その時の洪水で流出を免れたもので、洪水から2年後に今の高台に遷されたそうです。
自然信仰の色が強い熊野。
その洪水も、自然の一部である人間がその本分を超えて犯してしまった業に対する、戒めだったのかもしれません。
そうそう、この熊野本宮大社をお参りしている時に、ちょうど宮司さん達が社殿の中に入っていったんです。
で、社殿の扉を開けた時だったのですが、そこを急に風が吹きぬけ桜の花びらを散らしていきました。
その景色が妙に美しく、印象的だったんです。
一陣の風。
まぁたまたまなんでしょうけど、なんとなく不思議なものを感じました。
というわけで、最終日は再び6時間をかけて帰らなければならないということで、
和歌山・熊野古道、熊野三山とその他ちょこっとを巡る旅はここで終わりです。
週末だけの滞在でしたが、結構満喫できたと思います。
桜満開の、この時期も良かったと思います。
今回、写真に収めてなかったので紹介していませんが、この辺り、良い温泉もたくさんあります。
場所は不便だし、往時の繁栄もないのかもしれません。
しかし、自分を見つめなおし、自然の偉大さを肌で感じる、そんな時間を過ごすにはうってつけの場所だと思いました。
Keikonは、恐らくまた、何度か足を運ぶ事になると思います。
一緒に行こうよ~。→友達。
熊野のこと、とても詳しいサイトがありました。→みくまのネット
熊野へ足を運ぶ事があるなら、是非一度覗いてみて下さい。
2007年04月16日
和歌山・熊野古道ら辺を歩きつつ。参の巻
ひっぱってひっぱって、ようやく参の巻。那智観光の目玉とも言える那智大滝(那智の滝)にいよいよ入ります!落差133メートルは日本一!!日本の滝百選に選べれているのはもちろん、日本三名瀑の一つでもあるんやって!!
那智山青岸渡寺から那智の滝まで歩いて下っていきます。
途中、青岸渡寺の三重塔と那智の滝が並んで見える、非常に景色の良い場所を通ります。
恐らくポストカードなんかにも使われているはず!
素人が写真で撮ってもこの通り。
なかなかのもんでしょ?
那智の滝への入り口、この鳥居をくぐると再び、杉林の中の道になります。
今度は、この道、滝つぼ近くまで下っていくことになります。
ここまで結構歩いてきているので、普段の運動不足が災いし、太ももが微妙に痛い。泣
それでも気分は相変わらず爽快。
森林や滝の効果かいな?
そして!こちらがその那智の滝、那智大滝です。
冬場、雨が少ない季節ということもあり、水量はあまり多くないようですが、なかなかの迫力!
熊野那智大社はこの那智の滝を神とする自然崇拝からおこった社だそうです。
写真の下の方、お供えや榊なんかが並んでいるのが分かると思います。
これが、先に紹介した熊野那智大社の別宮、飛瀧神社(ひろうじんじゃ)です。
つまり、この那智の滝こそがご神体なんですね。
滝の一番上の所に、実は注連縄が張られています。
これ、年に2回ほど張りなおしされているそうです。
う~ん、どうやって上まで行くんでしょうか?見てみたい。
滝のすぐ傍にこの滝の水をいただける場所があります。
これ、延命長寿のお水だそうですよ~。
左の写真、カーソルを合わせるともう一枚出てきます。
この白い器、100円で持って帰ることができます。
この滝の右の方に照葉樹の原生林が広がっているそうです。
林業の盛んな紀伊地方では、山は殆ど杉などの針葉樹で覆われているので、
この原生林は本当に貴重なものだそうです。
ここで頂けるお水も、この太古の森を通してろ過された、貴重なお水だと思います。
とまぁ、色々な事に思いが巡りました。
さて、熊野三山のうち二つまで訪ねたわけですが、残りの一つは次の日に。
というわけで、時間がまだ少し早かったこともあり、串本町まで足を運んでみました。
こちらの奇岩群、国の名勝・天然記念物に指定されている橋杭岩(はしくいいわ)です。
その名の通り、橋の杭のように見えるから橋杭岩。
潮がひいている時は、歩いて渡れるそうです。
今回は訪ねていませんが、この紀伊半島にはこの橋杭岩をはじめ、巨大な一枚岩や、虫喰岩、牡丹岩、飯盛岩、天柱岩など、
奇岩が並ぶ景勝地が多いようです。
太平洋からの波や風雨に浸食されてできる自然の造形美、是非見てみたいものです。
さて、ちょっと寄り道!橋杭岩のすぐ目の前に儀平菓子店があります。
100年の歴史がある、串本生まれのお店です。
ここの薄皮まんじゅう、ちょうどふかしたての物を頂きましたが、とっても美味しかった!
控えめな甘さと上品な皮がすばらしい!
橋杭岩を訪れた時は、是非食べてみてほしいものです。
『儀平菓子店 橋杭店』
和歌山県東牟婁郡串本町くじの川1490
TEL : 0735-62-5075 ホームページ : http://gihei.com/
そしてようやく夕飯。新鮮な魚介を頂きたい!
というわけで漁港近くの居酒屋に行ってみました。
那智勝浦といえば、マグロ!
マグロといえば、青森県の大間や神奈川県の三崎港が有名ですが、
日本一の生マグロ水揚げ量を誇るのは、実はココ、和歌山県の勝浦漁港なんだそうです。
写真真ん中が、その生マグロを使ったマグロ丼。
口中に『マグロ』が広がる、ボリューム感のある丼に大満足!
刺身も新鮮で、他にも色々新鮮な魚介を使った一品料理がありましたよ~。
お食事処『網元』
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地8丁目6番地
TEL : 0735-52-1239
やれやれ~、一生懸命歩き、食べ、そして参の巻まで引っ張った熊野古道1日目の旅はここで終わり。
泊まった所がですねぇ。。。。。
この地では恐らく知らない人はいない、ホテル浦島。
黒川や由布院のようなしっぽり温泉郷がはやっている中、そんな流れに真っ向から逆らったような、
まさに、超巨大ホテル~~~~~!と言ってよいでしょう。
見て下さい、この派手な船着場!ここから船に乗ってホテルへ向かいます。
カーソルを合わせてみて下さい。
送り迎えしてくれる船の一つは、まさに亀!
ホテル外観の写真は、、、でかすぎてカメラに収まりません!
もう、なんというか、笑うしかない。ある意味、感動しました、本当に。
はい、あえて何も言うまい。
詳しくはホテル浦島のサイトをご覧下さいね!
温泉の種類が色々あって、なかなか楽しいですよ。部屋からの眺めも良かったです。
南紀勝浦温泉 『ホテル浦島』
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165-2
TEL : 0735-52-1011 FAX : 0735-52-0275 ホームページ : http://www.hotelurashima.co.jp/
いよいよ明日は旅行最終日。
このシリーズ最後の四の巻もお楽しみに!
2007年04月14日
和歌山・熊野古道ら辺を歩きつつ。弐の巻
というわけで続きですね。ついに、いわゆる私のイメージの中にあった熊野古道らしい場所を歩きます。とはいえ、全部は到底無理な話で。。。ほんのさわりだけ、歩いてみましたよ~。
一口に熊野古道と言っても、それは決して一本の道ではありません。
熊野古道とは、熊野と各地を結ぶ熊野詣の道の総称で、古くから有名なのは伊勢路と紀伊路だそうですが、
他にも小辺路(こへち)、中辺路(なかへち)、大辺路(おおへち)など、色々なルートが存在します。
(もっと詳しく知りたい方はコチラ。)
これらを全部歩こうと思ったら。。。大変です。
一泊二日とか、3時間とか、予定にあわせて好きなコースを歩く事を計画できます。
というわけで、Keikonもほんのさわりだけのコース、大門坂から那智の滝までの30分くらいを歩きました。
冒頭の写真が、まさにその入り口な訳です。
坂の入り口に入ってもしばらくは民家が並んでいます。
ノラ猫?が、裏戸の前からこちらをじーっと見てるのが、
なんとも画になるんですがな。
まぁ、向こうは怪訝な顔立ちでコチラを窺っているだけでしょうけど。
周囲を見回しても、中山間地域独特の、
どこか懐かしい風景が広がっています。
心が和みますね。
間もなく鳥居が出てきます。
この鳥居をくぐるとすぐに、振ヶ瀬橋という小さな橋があります。
朱色の欄干が少し見えるかな?
この橋が俗界と聖域との境の橋なんだそうです。
さぁ、いよいよココから熊野古道らしい道に入る、その最初に私達を迎えてくれるのが、写真左端の夫婦杉です。
分かりにくいかもしれませんが、これ、相当な巨木。推定樹齢800年とも言われています。
仲良く2本並んでいますが、右側の杉が左側の杉に向かって枝を伸ばしています。
これが、夫が妻に寄り添おうとしているものの、妻の方はそっぽを向いているかのように見えるのだとか。
人間も、樹木も、変わりないんかもね。
この夫婦杉をはじめ、熊野古道には樹齢数百年を超える杉の大木が数多く並んでいます。
右端の写真、これも樹齢800年といわれている杉ですが、根元の部分が随分朽ちて穴があいています。
その中に入ることもできます。(入っているの、これ私です。ん?ブログ初登場?)
大木の間を歩いているとやはり、自然の偉大さ、未知なる物への畏敬の念を感じさせられます。
勾配も決してゆるいわけではないので、次第に何もしゃべらずもくもくと登っていくだけになるのですが、
そんな時、人間は俗世を忘れて、無になれるのかもしれません。
さて、こうしてハイキング気分も満喫しながら古道を歩いていくと、少し開けた場所に出ます。
お土産屋さんや駐車場なんかがあり、そこから更に次の目的地、熊野那智大社まで歩いていきます。
壱の巻で紹介した熊野三山の一つです。
熊野那智大社の社殿までも、やはり階段が続くのですが、先に行った神倉神社や熊野古道の道中を思えば、
整備された階段のなんと歩きやすい事!全然苦になりません。
しかも、ちょうど桜の時期に訪ねる事ができたのも良かったのかも。
美しい景色が、十分に楽しませてくれました。
上の写真右が熊野那智大社の社殿です。
古くは那智の滝のすぐ傍にあったそうですが、西暦317年、今の場所に移されたそうです。
その後、織田信長に焼き討ちにされたりもしながら、幾たびかの改修がなされて、今尚この地で信仰の対象となっています。
この熊野那智大社の境内に、とある像がありました。
これ、よ~く見ると足が3本あるのが分かりますか?
日本神話で、神武東征の際、タカミムスビによって神武天皇の元に遣わされ、
熊野から大和への道案内をしたとされる三本足の鳥、八咫烏(やたがらす)です。
サッカー日本代表シンボルマークにもなっていて、ユニフォームのワッペン部分に描かれています。
同じく熊野那智大社の境内にあるのが、
樹齢850年といわれる樟(くすのき)の大樹です。
無病息災や長寿を願って多くの人々に崇められているそうです。
この樟も根元に大きな穴があいていて、人がくぐれるようになっています。
こちら右側の洞の写真、カーソルを合わせると別の角度になります。
ちなみに、この洞を通ることを『胎内くぐり』と呼びます。
備え付けの護摩木に願いごとを書いて、
それを持って胎内に入り出口の護摩舎に納めます。
熊野那智大社に隣接するように建てられているのはこちら、那智山青岸渡寺(せいがんとじ)です。
神社のすぐ隣りにお寺が建てられているのは、少し不思議な感じもします。
明治元年の神仏分離令により紆余曲折を経ているものの、
もともと仏教と神教が融和した神仏習合が熊野信仰の特徴の一つだったそうです。
つまり、ここはそんな神仏習合時代の名残がよく残っている場所なんですね。
というわけで、ここからさらに歩いていよいよ那智一番の観光名所、那智大滝に向かいますが。。。
続きは参の巻へ!
2007年04月13日
和歌山・熊野古道ら辺を歩きつつ。壱の巻
桜の花が満開のこの季節、日本を旅するには気候も穏やかで本当にうってつけの時期ではないでしょうか。というわけで、たまには旅にも出なければ!世界遺産にも指定されている、和歌山県・熊野古道を訪ねてみました。京都や奈良と比べると派手さはないのですが、なかなかどうして!霊験あらたかな地なのです。
熊野古道って、まぁ、屋久島とか白川郷とか、他の世界遺産と比べると、やや地味な印象でした。
紀伊半島、そう、半島というくらいですから、もうなんというかずっと山なんですね。
前を見れば海、後ろを見れば山。
交通網がなかなか開発されない地域のようです。
まぁ、そういう山の中ですから、古来から自然崇拝の土地だったそうです。
世界遺産として登録されているのは、紀伊山地の霊場と参詣道として、つまり和歌山県・奈良県・三重県にまたがる、寺院や参詣道一帯。
だから、熊野はもちろん、吉野山や高野山のあたりも全て含まれているわけですね。
紀伊半島のほぼ南半分、という感じでしょうか。
(詳しく知りたい方はコチラのWikiへ飛んで下さいね。)
というわけで、Keikonが今回訪れたのは世界遺産の一部。スタートは和歌山県、新宮市です。
。。。それにしてもここ、遠かった。
香川県の丸亀から出発して約6時間。
新大阪まではそれほど時間がかからないんですけど、そこからが長いこと、長いこと!
電車に揺られて3時間半くらいかかったんちゃうかな?
まぁでも、駅弁食べながら、寝ながら、はたまた景色を満喫しながら座っているだけです。
なので、初日は行っただけで、本格的な観光は二日目の朝からスタート!
まず訪れたのは冒頭の写真の、桜の花も美しい、神倉神社から。
この神倉神社は、後で紹介する、熊野速玉神社の飛地境内摂社。
新宮市西端の神倉山中腹に社殿があります。
左の写真、赤い鳥居が緑に映えてとても美しいのですが、ちょっとカーソル合わせて見て下さい。
分かりますかね?神社に参拝するめに登るこの石段。
鎌倉積みと言うそうなのですが、自然石を積み重ねた階段ですが、怖い!!
勾配は急だし、平らなところはないし。。。
最初はちょっと足がすくみますが、地元の人たちは、スタスタ登って行きます。
2月には神倉神社の例大祭、お燈祭り(おとうまつり)というのがあって、白装束の男の人たちが、
この石段をたいまつを持って、一番目指して駆け下りるんだそうです。
うーん、ちょっとみてみたい。
多少怖い思いをしながら石段を登りきると出てくるのがこの巨石。
これこそまさに、神倉神社の御神体で、ゴトビキ岩と呼ばれています。
ゴトビキとはこのあたりの方言で、ヒキガエルのこと。
そういわれてみると、確かにちょっとカエルっぽいか。
そしてこのゴトビキ岩のあるところから、新宮市内、新宮灘までが一望できます。
左の写真、カーソル合わせてみて下さい。
なかなか素敵な景色でしょ?
続いて訪れたのが、先ほど名前が出ました、熊野速玉大社です。
熊野地方にある、本宮・新宮・那智の3つの聖地をまとめて熊野三山と呼ぶそうで、
そのうちの一つが新宮に位置するココ、熊野速玉大社なんです。
写真左、朱塗りの神門をくぐると、写真左のような社殿が並んでいます。
朱色が空の色に映えてとても美しいのですが、決して華美ではないですね。
ここは、普通に住宅街のようなところの中にありますので、行くのも簡単。
人々の中に、古くから信仰が浸透している事がうかがえます。
さて、この後いよいよ熊野古道、山道へ行く事になるのですが、その前にお昼ご飯を調達!
熊野の名物をお昼の弁当として携えてハイキング気分で行くことになりました。
最初にお弁当調達に向かったのは写真左、田舎寿司・まごころ。
街の中に立つ小さなお寿司屋さんで、おばあちゃん達が作ってくれているお寿司が並んでいます。
もちろん、看板娘もおばあちゃんですな。
寿司と言っても、にぎりではありません。巻き寿司とか押し寿司ですね。
ここで買ったのは、この地方の名物の一つ、さんま寿司。
右端の写真、見ればどれか分かりますね。
さんまを使ったバッテラに、昆布がのってないって感じ?!
でもこれ、お酢が結構効いていて、Keikonはとても気に入りました。
まぁ、青魚とお酢が苦手な人は、やめておいたほうがいいです。
もともと、やはり家庭料理なんだと思いますが、スーパーなんかでも手に入るくらい、この辺りではメジャーらしい。
しかも、かなり酢が効いているのが特徴みたいで、もちろん家庭によって効き方は違うみたいです。
余談ですが、日本で一番酢の消費量が多いのは和歌山県なんだそうです。
田舎寿司 『まごころ』
住所分かりませんが、地図見つけました。→コチラ
TEL : 0735-23-9129
次に向かったのが写真真ん中、総本家めはりやです。
こちらで買ったのは、コレも熊野名物である、めはり寿司。
しかしこれ、名前に騙されてはいけません。決して寿司ではない!→むしろ握り飯。
もともと山仕事なんかに行く人が携帯していたもので、目を見張らんばかりに大きく口を開いて食べることから、
「目を見張る」→「目張り」→「めはり寿司」と呼ばれるようになったそうです。
本当はもっと大きいらしいですが、この店ではこぶし大ほどの大きさ。
右端の写真で、4つ物体が並んでいる分。これです。
柔らかめに握ったご飯に高菜漬けをまいたものなので、決して酸っぱくはありません。
ちなみに総本家めはりやさんは、約40年前に熊野で初めてめはり寿司を商品化したという老舗。
目の前で握ってくれるのは、やはり嬉しいものです。
総本家 『めはりや』
和歌山県新宮市緑ヶ丘1-1-39(地図はコチラ)
TEL : 0735-21-1238
さあ!ではいよいよ、熊野古道へ!!!
ではなく、その前にまたちょっと寄り道しました。
最初に書いたように、後ろに山があるなら、前は海。
太平洋を一望できるということで、王子ヶ浜(おうじがはま)という海岸に立ち寄りました。
多分、見慣れている人にとってみれば、なんてことない景色なんでしょうけど、
瀬戸内っ子のKeikonには、なかなか衝撃的なわけです。
ずーっと地平線が見えているって、圧巻です。
しかも、さすがに太平洋!波が高い。
ざっば~ん!って何度もやってくるのをみていると、ちょっと怖いくらいです。
というわけで、今度こそいよいよ熊野古道へ~!
。。。ですが、やたら長くなるので続きは弐の巻へ!!
2007年03月03日
春を愛でて近所を歩きつつ。
地球温暖化、暖冬、、、と考えると確かに問題ありな地球です。
が、暖かくなり春を感じることは、やっぱり幸せ~。
いつものお散歩コースを歩いていても、その気配を感じます。
だから、いつもは車で通り過ぎるようなところを、たまにはサイクリング!ウォーキング!
花粉症のKeikonは、もちろんマスクを忘れずに~!!
←銀次の散歩をしてて、たまたま見つけました。
これ、多分早朝羽化したのかなぁって思います。
今年初のモンシロチョウ。
三月、花冷えどころかすっかり陽気な小春日和。
こんな日は、少しゆっくり外を歩いてみたい気分。
ちょっとくり出してみました。
普段は車で通り過ぎるところを歩いてみると、新しい発見があるものです。
いや、ほんまにどうでもええ事っちゃどうでもええ事なんですけどね。
←シュロ。
深い緑のパワフルなイメージがある植物やけど、こんな淡い色の葉が飛び出してました。
これからぐいぐい成長する予感をたたえたこの葉!!
私も元気をもらえます。
散歩中には、やっぱり寄り道~!
去年できたばかりの小さなパン屋さん、小麦の風Companiaに寄ってみました。
店内の販売スペースはたたみ2畳くらいしかないような、本当に小さなパン屋さん。
でも、パン自体はとてもしっかりしていて、小麦の香りをしっかり感じられます。
素材にこだわっているのが、よく分かるパンですね。
ラスクもお気に入りです。
定休日は日曜日、オープン時間は10:00~18:00。
住宅街の中にある普通の家をパン屋にしたような所なので、行く時ちょっと迷うかも。
道は細いですが、駐車場もちゃんとあります。
地図はコチラ。
『小麦の風 Compania(カンパニア)』
香川県丸亀市金倉町1543-1
tel: 0877-25-2544
はい。
というわけで、ラスクをかじりながらサイクリング&お散歩続行です。
春になるとね、色々なところで香るんです、花が。
花粉はいやだけど、この香りは好きなんです。
道端でも庭でも、ふと目をやると色々なところで花が咲いています。
花たちが一番いきいきしている季節だと思います。
つい見逃してしまいそうな花たちをカメラに収めると、急に美しくなるような気がします。
気がつかずに通り過ぎれば、無。
足をとめ、目を向ければ輝く。
人の心が花に惹かれるのも分かります。
たまにはゆっくり進みたいものですね。
いつもの風景がこんなに美しくうつりますから。
いい季節になりました。
2007年01月14日
清瀧山に初詣でる。
鏡割りも終わった頃で恐縮ですが、新年明けました。今年もよろしくお願いします!2007年最初の投稿ということで、せっかくなので初詣の話で景気よくいきましょう!1月1日、初詣に行ったのは、小豆島の清瀧山(きよたきさん)でございました。結構すごいんです。
うちは、父親の実家が小豆島です。
実際に2年ほど自分が住んでいたこともあって、小豆島ってKeikonにとっては身近な場所。
今となっては、盆と正月くらいしか訪れませんが、行くと懐かしい気持ちになります。
小豆島と言えば、二十四の瞳の映画で有名になりましたが、醤油やそうめんの製造が古くからなされていたり、
地中海の気候とよく似ていることから、オリーブの栽培も盛んですね。
凶暴なサルが多い寒霞渓(かんかけい)は紅葉の名所ですし、なかなか素敵な観光地です。
そんな小豆島で古くから信仰されているのが、小豆島霊場八十八箇所巡り。
小豆島は、別名島四国とも呼ばれ、四国霊場八十八箇所巡りの約10分の1の行程でまわる事の出来る、
島四国霊場が点在しています。
歩いてでも7,8泊のでまわる事ができる手軽さがうけてか、結構お遍路さんがいるんですよ。
で、今回初詣に行った清瀧山は、この島四国霊場の14番霊場。
13番栄光寺の奥の院にもあたるそうです。
こちら、個人の方のHPですが、島四国霊場全ての写真が掲載されてます。
興味ある方、ご参考までに。→ココをクリック!
さて、清瀧山のすごいところは、なんと言ってもまずそのロケーション。
今でこそ車で行けますし、本堂?みたいなところへは階段もちゃんとあります。
が、こちら、崖の下というか、崖の中?みたいなところにあります。
ご本尊様も岩の中。
近代になる前は、山の頂上に近い場所の洞窟の中だったんでしょうね。
崖から、ぼろぼろと石が落ちてくるんやないかなぁと、心配になります。
いや、恐らく台風なんかの時には、落ちているんじゃないでしょうか。
左の写真、いまいちアングルがよくなくて伝わりきらないかも知れませんが、
カーソルを合わせると、もう一枚出てきます。
うん、こっちもあんまり分かりません。
ごめんなさい。
崖の本堂に入る前に小さな山門をくぐります。
ここに猫発見。
木彫りの猫です。
なんだかかわいいので、一枚撮っておきました。
分かりますか?
一応屋根もあるし、階段も整備されていますが、右の壁、洞窟の岩壁のまんまです。
ちょっと薄暗く、不気味とも霊験高いとも感じられます。
ちなみに、靴は脱いで上がらなければなりません。
うーん、なんかでも、ワクワクしません?こういうの。
この先、何があるのかなぁ~って。
はい、というわけでその先がこちら。
不動尊が祀られている部屋、、、というかわずかなスペースがあります。
左の写真、これも良く見ると岩壁の中なのが分かります。
この不動尊は、いつでも拝む事ができます。
実はここの上にまた狭いスペースがあって、ご本尊の地蔵菩薩が祀られています。
この地蔵菩薩像は普段扉の中に設置されていて見ることができないようです。
Keikonが行った時は、お坊さんが読経されていて、それが終わったときに見ることができました。
うーん、お願いすれば見れるんかなぁ?
ちょっと分かりません。
そうそう、おもしろい、というと失礼かもしれませんが、いやはや日本人は池を見れば硬貨を投げ入れ、
壁があれば硬貨を埋め込もうとする性質を持っているようです。
清瀧山の岩壁には、いたるところにこうしてコインが置かれています。
左の写真、右上部の僅かなへこみのところに、一円玉がこれでもかってくらい詰め込まれてます。
触ると崩れそうなので触れません。
清瀧山の敷地内に、和合の木と呼ばれる木がありました。
モッコクの木なのですが、これ、よく見て下さい。
2本の木がひっついたようになっているのが分かるかと思います。
この木をなでると夫婦円満や、恋愛成就のご利益があるそうですよ。
ん?わし?…今のところ関係ない。(落涙)
さて、清瀧山はそのロケーションゆえに、小豆島霊場の中でも1、2を争う絶景スポットです。
内海湾から瀬戸内海まで一望できます。
少し霞がかかっていて、写真では全てをお伝えできないのが残念ですが、こちら↓↓↓
ちょっとでも雰囲気を感じていただけるとよいのですが。
というわけで、こんな清瀧山の場所、地図を見たい方はコチラ。
…分かるかい!とつっこまれそうなので、ついでにコチラもどうぞ。
住所は香川県小豆郡小豆島町安田乙518-3です。
余談ですが、清瀧山でおみくじひいたら、大吉でした~!
が、“このみくじにあたる人は、立身出世あれども物事すべて遅く成就する”だそうです。
“待ち人、遅く来る”だそうです。
Keikon、いよいよ三十路、遅くっていつやねん!!!泣
そしておまけ。
清瀧山からの帰りにつくだに屋さんという名前の佃煮屋にいきました。そのままじゃ。
ちょっと不思議な外装の建物ですが、中に入るとこれは嬉しい!
多種多様な佃煮がたくさん並んでいて、ほぼ全て試食可能!!
Keikonも、相当頂いたと思います。
しかも、お茶をサービスで出してくれます。
ここの名物?かどうか分かりませんが、少し変わった商品が写真右のソフトクリーム。
その名もつくだ煮ソフト。
…ごめんなさい。正直『絶対まずい!』って思いました。
が、食べてみると意外や意外。なかなかいける。
というか、つくだ煮の味?あんまり感じません。
普通に美味しいソフトクリームの上に、ハート型の昆布がついています。ガーン。
この昆布こそ、つくだ煮やろ!
でも、塩辛いのではなく、甘かった。
いやまぁ、食べてみて下さいな。
ま、ソフトクリームはさておき、つくだ煮は美味しかったですよ~。
さすが、醤油の産地、小豆島!
オススメは釜おじゃこというちりめんじゃこの佃煮と、塩昆布かな。
これ、Keikonも買い込みました。
多分、米とこの佃煮だけで、当分生きていけます。
他にも色々あって、全部は食べ切れませんが、ご飯がすすむことは間違いありません。
小豆島に行った際は、足を運んでみるといいかも。
つくだに屋さんのサイトはコチラ。 → http://www.rakuten.ne.jp/gold/shodoshima/
『つくだに屋さん』
香川県小豆郡小豆島町古江甲26-1
TEL:0120-828384 FAX:0120-116568
というわけで、小豆島。
なかなか面白い場所やと思いません?
香川からなら、ちょっと日帰りでも行ける旅行気分で遊びに行けます。
そんな小豆島の魅力や、オススメポイントを紹介したサイトがありました。
小豆島観光協会がうんえいしているようですね~。
小豆島を訪ねてみようという方は、是非ご覧になってみて下さいね。
今年も皆さんにとって素敵な一年になりますように!!
2006年11月07日
蒜山高原をドライブしつつ。
秋の行楽特集第二弾!ということで、先週に引き続きLet's go drive!今週の行き先は岡山県真庭市の北部に位置する人気のリゾート地、蒜山高原です。読めます?“ひるぜん”です。ジャージー牛で有名かもしれませんね~。非常に美しい風景が広がる蒜山高原!…なのに、左の写真は一体何???こいつはね…
蒜山は元々火山だったそうです。約60万年前まで活動していたとか。
蒜山高原はそんな蒜山の南側斜面中腹に広がる高原地帯で、『西の軽井沢』の異名もあるとか。
香川県からは、高速を利用。瀬戸中央自動車道を通り、米子自動車道の蒜山インターチェンジで降ります。
朝早めに出ると、ETC割引を利用できるので結構お得。
蒜山ICを降りたあとは、看板にしたがって進めばOK!当然ながら道は非常に整備されています。
昼前くらいに到着しましたが、紅葉シーズン、連休、快晴の3拍子で、かなり車が多かったです。
駐車場を見つけるのが大変でしたが、午後になるとさらに混雑して、路上駐車も増えていました。
友達も含めて4人でのドライブだったのですが、今回はそれぞれの手作り弁当を持参。
まさに遠足気分!!こんなん、いつぶりやろう。。。
ん?弁当の写真は、、、撮ってません。…しまった!
でも、青空の下、澄み切った空気の中で雄大な風景を見ながらの弁当は格別でした!
その後はレンタサイクルを利用してしばしサイクリング。
車道、歩道とは別に自転車道が設定されているので非常に走りやすい!
子供と一緒に走っている家族連れ、小型犬をかごに乗せて走っている人なんかもいました。
そんなサイクリング中に立ち寄ったのがこちら。
日本の名水百選に選ばれている塩釜冷泉です。
恐らく、蒜山に降り注ぐ雨や雪が地中に潜り、相当な年月を経て地中でろ過されたものが
ここから泉として湧き出ているのでしょうね~。
ペットボトルなどを持ってきてくみ出している人をたくさん見かけました。
もちろん、我々も試飲。
水の味を説明するのは難しいのですが、、、軽やかで喉の渇きを潤すにはピッタリな、癖のない味。
…と言っておけば、無難でしょうか。笑
左の写真、マウスカーソルを合わせると、もう一枚出てきます。
この湧水を利用した川魚の養殖も盛んなようです。
鱒の養殖場近くで釣堀があって、釣りを楽しむ人もたくさんいました。
そ・し・て。蒜山養鱒場の近くに、ユーモアあふれる植え込みを見つけました!
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、多分亀???
の、割には目玉が飛び出しすぎ???
実は別の場所でサンショウウオの植え込みも発見しています。
これは、蒜山の町をあげての植え込み企画???素敵です。
サイクリング、ドライブと十分に楽しめました。
やはり風景が素晴らしい!
そうそう、牛や馬とたわむれて遊ぶことも出来ます。
その上、そんなジャージー牛の産物、牛乳やソフトクリーム、ヨーグルトも堪能できます。
あ~、幸せ。。。
というわけで、今回は私が色々語るよりも、写真をご覧になっていただいた方がいいかなぁと。
まぁ、たいしたものではないですが、少しでも美しさが伝わるといいなぁと思います。
サイクリング途中で立ち寄った牧草地で、
一本の枯れた松の木を見つけました。
何の変哲もないっちゃないのですが。
空に張り出された枝を見上げると、
驚くほどたくさんの松ぼっくりがついていました。
Keikonの勝手な想像ですが、
桜の木が枯れる前に満開の花を咲かせるのと同じように、
この松の木も自分の寿命を悟り、
最後の力を振り絞って子孫を残そうとしたのかなぁ、と。
幹に目をやると、きのこがはびこってました。
自分の役目を精一杯終えた後は、他の生物の糧となって朽ちていく。
強いですね。
見習うべきことが多いと思いました。
おぁっ!あやうく流してしまいそうになりました!
蒜山高原一体をドライブしていると、しょっちゅう目に入ってくるのが、冒頭の写真の像。
なんなんだ、あいつは?と思っていたのですが、お土産屋さんで解説を発見しました。
彼の名前は『粋呑』。すいとん、と読みます。
“すぃ~っ”とやってきて、“とんっ”と一本足で立つから、すいとん。
もう、なんというか、音からついたこの名前に、あえてこの漢字をあてがったところが素晴らしい。
蒜山地方に昔から住んでいるらしい怪物で、人の心が判ってしまうんだそうです。
つまり、悪い事を企んでいるやつの事なんてお見通し!!
悪人の前にやってきて、その悪人を真っ二つに切り裂き、食い殺すんだとか。
だから、蒜山には悪い人はいないんだそうです。
おもしろいですね~。
蒜山高原を後にして、同じ山系と言われている大山の方まで足をのばしてみました。
車でちょっと通過した、くらいだったのですが、こちらの方がさらに紅葉が進んでいたように思います。
ドライブウェイを走りながら、突如目前に現れる大山の迫力はまさに圧巻!!
大山といえば、冬場にスキーで訪れる方が多いかもしれませんが、紅葉シーズンの姿も秀逸です。
下の写真、マウスカーソルを合わせると、別の一枚が出てきます。
今回、友達に誘われる形での蒜山高原ドライブだったのですが、
恐らく、一番はしゃいで、一番満喫して、一番最初にダウンしたのが私やったかなぁと。爆
ありがとうね~→あっこりん、もんもん、だんな!
日帰りで行けてココまで楽しめるなら、間違いなくまた行くと思います。
桜の頃、新緑の頃、白銀の頃、それぞれの美しさを堪能できるのではないでしょうか。
紅葉も、もう少し楽しめるのではないかと思います。
週末、どこかフラッと出かけたいなぁ~、なんて方には本当にオススメですよ!
蒜山高原について詳しいHPがあったので、興味ある方は↓↓↓コチラへ。
友達同士、家族連れ、ペット連れなどで、是非蒜山高原の秋を楽しんできてくださいね!
投稿者 Keikon : 10:58 | コメント (10)
2006年11月02日
祖谷のかずら橋を歩きつつ。
秋ですね~。空高く、空気が澄んでいるこの季節。そう、ドライブ日和ですよ~。こないだの週末、友人と『どっか行こうぜ!』という話になって、香川からでも半日あれば行って帰ってくることができる祖谷のかずら橋へLet's Go ドライブ!!軽く行ってきましたがな~。
祖谷のかずら橋、四国の方なら、大抵の方は知っていると思います。
ちゅうか、まず読めないですね、知らない方は。『いや』のかずら橋です。
徳島県三好市、吉野川上流の祖谷川にかかる橋で、しらくち蔓(かずら)という植物を編んで作られた橋です。
国指定重要有形民俗文化財なんだそうですよ~。
Wikipediaに詳しい説明がありますので、かずら橋に興味のある方はココをクリックしてくださいね!
そうですねぇ、Keikonが住む香川の中讃地区から、高速道路を使わず、約2時間くらいで着いたと思います。
馬力のない軽自動車で行きましたが、そんなに走りにくい細道ではなかったですねー。
うん、ヘアピンカーブはありましたが、対向車とすれ違えない~!っていうような事はなかったですから。
登坂車線などが設けられているので、スピードに自信がない方は、先に行ってもらいましょう。
美しい川沿いを走りますので、是非とも景色を楽しみながら行って欲しいものです。
そうそう、かずら橋近くについた頃に、大きなドライブイン?みたいなところがあるんですけど、そこ駐車料金が1回500円でした。
後から気がついたのですが、そこから更に進んで、よりかずら橋に近いところにもうちょっと安い駐車場がいくつかありました。
まぁ、別にいいんですけど、車で行かれる方は、ご参考に。
というわけで、早速渡ってみる事にしました。
かずら橋上は一方通行で、渡るのに500円かかります。
うん、まぁ観光地なんてこんなもんです。
それでも人はいっぱい来ますから。
右側、足元の写真見て下さいね!
そう、蔓を編んで作っているわけですから、大体17・8cmくらいの穴があって、もちろん下は丸見え!
しかも多くの人が渡っているから、揺れます。
高所恐怖症の人は無理です。
ただ、よく考えてみると、そんな大きさの穴から自分の体が落ちることは絶対にありません。
そこに気がつけば、意外とひょいひょい歩けます。
しかし、手荷物は気をつけた方が良いですね。
デジカメなんて、要注意です。絶対落ちる。
渡ること自体もなかなか面白い経験ですが、かずら橋のパーツに目をやってみて下さいね。
今でこそ、ワイヤーでの補強がされていますが、昔は編まれた蔓だけの橋だったわけです。
雨にも風にも負けない、人が歩いても問題ない、そんな橋を植物のつるだけで作っているんです。
きっとつるの編み方一つ、しまい方一つにも、先人の知恵が生きているんでしょうね。
そう思うと、結構感慨深いです。
かずら橋を渡り終え、そこから少し歩くと小さな滝があります。
びわの滝という名前だそうで、昔平家の落ち武者達がここで忍びながら過ごしたらしいです。
水は非常にきれい。
滝が落ちる、そのほぼ真下まで近づくことができます。
左の写真、マウスカーソルを合わせると、その真下からのショットを見ることができます。
さて、このかずら橋がある祖谷周辺の名物料理の一つがこちらのでこまわしです。
上から、じゃがいも、豆腐、こんにゃくが刺さっていて、甘口の味噌を塗って炭火で焼いた田楽です。
懐かしさを感じる、甘辛い味噌がすこーしこげた感じの味がKeikon好み。
特に豆腐が良いですね。
ちょっと固めの豆腐で、大豆の味がしっかりしています。
大口開けて食べるのがええね。
紅葉狩りには、ちょっと早かったようですが、景色は美しく、祖谷川の水も澄んでいて、心まで洗われる感じがしました。
小さい写真では伝えきれないと思ったので、今回は特別に、ちょっと大きめ写真を4枚ほど。
下の写真、マウスカーソルをあわせると、それぞれ違う写真が出てきますので、是非ご覧になって下さい。
かずら橋周辺には温泉地やラフティングを楽しめるスポットもあります。
半日ドライブも良いですが、一日中でも十分楽しめる場所ではないでしょうか。
JRとバスを使って、公共交通機関で行く事もできます。
かずら橋はもちろん、周辺の観光スポットなどの詳しい情報が入ったサイトはこちら↓↓↓
四国の方、そして四国観光に来られる方、軽くドライブしたい!なんて方、祖谷のかずら橋に是非行ってみて下さいね!
◆おまけ
かずら橋近くのJRの駅名。もちろん、このあたりの地名。『大歩危』という地名。
これも読めませんね~。
『おおぼけ』と読みます。
ちなみに小歩危(こぼけ)という場所もあります。
元々は、大またで歩くと危険な険しい場所、小またで歩いても危険な険しい場所、という意味だったそうです。
が、どうしても『ぼけ』という名前の響きがよろしくない。
しかーし!それを逆手に取った商品を発見しました!!
『大歩危名物・ぼけませんべい』
Keikon的クリーンヒット!!!!!
ベタなギャグですが、いいじゃないですか~~!!
しかも、薬袋を模した紙袋に入っています。
至福薬だそうです。
味は、かわらせんべいみたいな感じで、日本人には親しみある甘いせんべいです。
そんなに硬くない。そして、美味しい!!
そば、マメ、お茶の3種類の味がありました。
これ、どこででも手に入るわけではないようです。
かずら橋へのドライブ途中、突如小さなショッピングモールのような建物が現れます。
『WESTWEST(ウエストウエスト)』という、ラフティング体験ができる施設で、
アウトドア好きの方ならきっとお世話になっているmont-bellのショップや、コンビニのサンクス、Cafeスペースなんかがあります。
そこのみやげ物コーナーで発見しました!
若い兄ちゃんが、おじいちゃんの後を継ぎ、一枚一枚手焼きで焼いているそうですよ~!
うふふ、素敵なページがありましたのでどうぞ。 → ぼけませんべい物語
こちらもご参考までにどうぞ → WESTWESTのホームページ(ラフティングやカヤックに興味がある方にはオススメ!)
2006年10月13日
丸亀城を歩きつつ。
近くにありすぎて、普段気にかけることもないけど、たまにふらっと足を運ぶと結構いい場所。そんな所ってありません?そう、今回紹介する丸亀城は、Keikonにとってそういう場所なんです。昔はマラソン大会や声だしなんかでよく使ってましたが、ココ最近は花見時期くらい?しか足を運ばない。でも、たまに行くと案外楽しめます。
丸亀城は国指定文化財なんだそうです。
慶長2年(1597)、当時讃岐国を治めていた生駒親正が、東西に長い讃岐を治めるには、高松城だけでは不十分ということで建設に着工。
5年の歳月をかけて完成させたそうです。
その後紆余曲折を経て、寛永17年(1640)讃岐は松平氏と山崎氏によって分割統治される形になりました。
そして西讃岐に入封されたのが山崎家治。
その頃にはほとんど廃城となっていた丸亀城を修築して使う事になり、その工事の完成には実に32年を要したと言われています。
しかし、山崎氏は結局3代で途絶え、その後を継いだのが京極氏。
そして京極氏に治世のうちに、時代は明治を迎えることになります。
さて、丸亀城内に入り、まずは天守閣を目指してみましょう。
上まで行くには、“見返り坂”という結構急勾配の坂を上がらなければなりません。
が、その途中で是非石垣の美しさを堪能して下さいね。
石垣の高さでは日本一なんだそうです。
左の写真、マウスカーソルを合わせたら、別の角度からの写真を見ることができます。
この美しい丸亀城の石垣の工事に関しては、悲しい伝説が残っています。
非常に難しいとされたこの石垣工事に携わったのが、当時、名工と言われた石工・羽板重三郎でした。
親正は、その出来ばえに感動し、『これでは、空飛ぶ鳥以外にこの城壁を乗り越えるものはあるまい。』と大満足。
しかし、重三郎は『私に尺余りの鉄棒を下されば、容易に登ることができます。』と言い、城壁をすいすいと登ってしまいます。
その結果、重三郎が万一敵に通じてしまっては大変だ!ということで、結局親正は重三郎を殺させてしまうのです。
ちなみに、重三郎が殺された井戸が、こちらも丸亀城内に残されている、二の丸井戸と言われています。
天守閣の写真は、一番最初に載せているやつですね~。
うん、まぁ、石垣と比べると非常に小さくて、やや寂しく感じます。
しかし、日本に現存するたった12の木造天守閣のうちの一つであり、三層三階で建物の高さは約15mあります。
天守閣の中を見学する事もできます。
ちなみに天守閣の入場料は大人200円、子供100円。
30名以上の団体なら、2割引だそうです。
まぁ、ちょっとした資料館みたいになっているのですが、何が驚きかって階段の勾配。
上の写真の左端、これ、分かりますかね?
上から撮ったのですが、そのままズドドドドーーーっと落ちそうな感じじゃないですか!
横からの写真を見れば一目瞭然。
…これ、傾斜角50度くらいありません??
上り下りには気をつけましょう。。。
天守閣に入るには入場料がいりますが、丸亀場内、他はもちろん無料開放されています。
意外とオススメなのが、天守閣が建つこの場所からの景色。
丸亀市内はもちろん、瀬戸内海の方まで一望できます。
霞がかかっていなければ、本州の方まで見渡す事ができます。
中でもベストタイムなのが、夕暮れ時。
瀬戸内海の向こうに日が沈んでいく様子は、ちょっと感傷的になれるほど美しいです。
見返り坂を下ったところにあるのが、こちらのうちわ工房竹です。
丸亀の特産品として有名なのが、やはりうちわ。
本来、うちわ協会?みたいなのがあって、ちゃんとうちわの規格って決められているそうです。
でも、ここに置かれているのは、規格など気にせず、独自の発想で造られたもの。
ミニうちわのしおりなんかもありました。
おもしろいのは、ここでうちわ作りの過程を見ることができるんです!
今回はうちわの骨組み部分を作る工程。
『写真を撮っても良いですか?』と尋ねたら、『顔はやめてね!』って言われちゃいました。笑
なんとも簡単そうにさばいていかれるのですが、実際に出来るようになるには、やはりそれなりの年季が必要とのこと。
中でも、上の写真2番目の竹全体を割く為に力を入れる部分が、非常にコツがいって難しいんだそうです。
一番簡単そうに見えたんですけどね~。
今回はあんまり時間がなくて、ちょっと見学しただけでしたが、うちわ作り体験もできるみたいですよ!
丸亀城をはじめ、丸亀市の色々な観光スポットを見たいなら、このサイトがオススメです。
【観光スポット】にある“丸亀城”、および【歴史・文化財】の項目にある“国指定文化財”のところで、丸亀城についての様々な情報や写真を見ることができます。
場所については、コチラを参考にどうぞ。
城マニアでなくても、結構楽しめる丸亀城。
気が向いたら足を運んでみるのも良いのではないでしょうか。
2006年06月04日
野崎家旧宅(児島)と倉敷美観地区を歩きつつ。
香川から瀬戸大橋を通って最初に到着する駅が児島。そう、Keikonの家の最寄り駅からならば、実は15分くらいで児島まで着いちゃいます。近いんですよね、岡山。というわけで、ちょっと遊びに行ってきました。
岡山に妹が住んでいるので、その妹に車を出してもらってのドライブです。ラッキー。
とにかく倉敷に行ってみたい、くらいしかなくて、ちゃんとどこに行くか決めていませんでした。
で、最寄り駅に着いた時に、そこにあった旅行パンフレットを物色。
とりあえず岡山の案内を一冊もらって、そのまま電車に乗り込んだんです。
先にも述べたとおり、児島には約15分で到着。
その近くで何か観るところはないのかなぁ、、、と探していて目に留まったのが、
今回最初に訪れた野崎家旧宅です。
岡山県指定史跡になっている野崎家旧宅。
日本の塩田王と呼ばれた野崎武左衛門という人が築いた民家なんだそうです。
民家と言ってもさすがに塩田王。相当立派なもんです。
写真は左から、うちの妹が『大奥みたい。』と言った中座敷。南北に約42メートルあるとか。
次が表書院。雨戸の袋戸、庇の垂木、などには屋久杉、北山杉といった日本の銘木が使用されています。
次は表書院のすぐ隣にある水琴窟。地下に埋められたつぼ内に響くしずくの音を楽しみます。
そして右端が枯山水の庭園。この時期、さつきが咲き誇って最も色鮮やかな季節かもしれません。
そうそう、一番最初の写真は尾崎家旧宅の土蔵群ですね。今は展示館として使われています。
まぁ、立派な建物や庭も素晴らしいのですが、面白いのは生活感あふれる台所とか漬物部屋、味噌部屋、お風呂まわり、そして防空壕。
当時使われていたかまどや台所用品がそのまま残されています。
おにぎり型なんて、最近のものだとばかり思っていましたが、そうじゃないんですね~。
防空壕なんてのは、近年までこの家が普通に使われていた生々しさが伝わってきます。
そして他にも色々気になるものがありました。
実際に使われていたらしい提灯。
1mはあろうかという無意味にでかい栓抜き。
何の為に作られたのかよく分からない割には、専用の蓋まで律儀に作られている甕。
最初に思っていたよりはよっぽど楽しませてくれた野崎家旧宅だったのでした。
公開は9:00~16:30、通常は月曜が休館(祝祭日の時は翌日)で、年末年始(12/25~1/1)も休みのようです。
入場料は大人500円、小中学生300円、駐車料は無料ですね。
HPがあるようなので、ぜひ見てみてください。
http://www.naikai.co.jp/J_MUSEUM.htm
『野崎家旧宅』
岡山県倉敷市児島味野1丁目11番19号
tel : 086-472-2001
e-mail : nozakike@mx2.kct.ne.jp
さて、野崎家旧宅を後にして向かったのは、今日の本命、倉敷美観地区です。
まぁ、ここは全国的にも結構有名?な観光地なので今更~、という感もありますが、実は訪れたのはこれが始めて。
結構楽しみにしてました。
お天気の良い日曜日ということで、人がとても多かったのですが、さすがに美観地区と名乗るだけのことはあり、非常に均整がとれた街になってます。
こちら、おもしろいなあと思って撮った、土屋内科医院の看板です。
病院の佇まいだって、この通りです。
確か他にも証券会社や銀行があったのですが、それらの建物も、景観を損ねないような造りになってましたね。
そんな美観地区ですが、その地区内には普通に暮らされている方が結構たくさんいらっしゃるようで、
裏道を覗くと、生活感がめちゃくちゃ顔を出してます。
個人的に非常に気に入って思わず写真まで撮ってしまった、このスーパーカブ。
吊られたかばんがとってもいい味出してます。
いわゆる観光地だけの街ではない、こうした人間味あふれる雰囲気がいいなぁと思いました。
さて、その倉敷美観地区の中で、今回最も気に入ったお店が伊勢屋という小さなオモチャ屋さん。
オモチャ屋といっても、いわゆるテレビゲームなんかが置かれているお店ではありません。
精巧な造りの木のおもちゃや、アイデアたっぷりの積み木など、手作り感があふれるこだわりオモチャを国内外から集めているお店です。
もう、ここが楽しいったらありゃしない!!
ひとしきり店内の色々なオモチャを物色し、時には遊びながら、帰りにいくつか購入しました。
その一つがこちら。
既に完成形ですが“干支折り紙"です。ちょっと見づらいですが。。。
折り紙にちょっと絵が書いてあって、それを風船状に折ると干支の動物達ができあがり!
自分で折って作るってのがいいじゃないですか~!
そ・し・て!!
今結構はまってるのがこちら、ガンバレこぶた君!という積み木です。
まさに木製、カラーリングも素敵な7匹のこぶたと円盤を組み合わせて遊ぶ積み木ですね。
かなり多くのパターンが例として用意されていて、それをプルプルしながら組み立てます。
色々アレンジできて、お部屋のインテリアにもピッタリですね!
でも、、、思ったより難しいです、バランスとるの。
大人でもかなり楽しめる、そんなオモチャがいっぱいの伊勢屋さん。
倉敷のHP内でちらっと紹介されてました~!
http://www.kurashiki.co.jp/iseya/
倉敷美観地区へ行ったときには是非お立ち寄り下さい!
『伊勢屋』
岡山県倉敷市本町4-5
tel : 086-426-1383
今回、実は食事面ではちょっとハズレ日だったのですが、美観地区もよくよく歩いていると『ここ入りたかった~!』というようなお食事処もありました。
もうちょっと歩き回ってみなければいけませんな!
倉敷美観地区のお店などを色々と紹介したサイトがあるので、こちらもどうぞ!
さっき紹介した伊勢屋の地図情報もありますよ!
倉敷市美観地区「てくてく」インターネット情報
http://www.kurashiki.co.jp/bikan/
2006年06月03日
総本山善通寺を歩きつつ。
お天気の良い土曜日、洗濯、掃除と諸事を午前中に片付けてしまい、ほっと一息のランチの後。こんな日はお気に入りのビルケンサンダルをつっかけてサイクリングです~!というわけで、千二百年祭をやっているという総本山善通寺まで、ぶらぶらと自転車こいでみました。たまには悪くないもんです。
いつもは車で通る道を自転車で走っていると、普段目に入らない些細な事に気がつくことがあります。
あたかも自分を見せびらかすように悠々と川を泳ぐ巨大な鯉。
美しく咲き誇る紫が目に鮮やかなスズメのエンドウ。
高速道路下の短いトンネルの隅っこに幅をきかせるクモの巣。
そんな小さなことの一つ一つが妙に嬉しくて、鼻歌を歌いながらのんびり自転車を進めました。
真言宗を開いた弘法大師空海さまが誕生した地が、香川県の善通寺市です。
そして市の名前の由来にもなっているのが、四国八十八ヶ所霊場第七十五番札所でもある総本山善通寺。
西暦807年に建立されたこのお寺は、今年2007年に創建1200年を迎えたわけです。
これを記念して、6月15日まで様々な催し物が行われています。
最初に訪れたのは赤門を入ってすぐ左の釈迦堂でした。
そこでお釈迦様に手を合わそうと思って目に入ったのが“写経道場”の案内。
Keikonは以前高野山で写経や写仏をしたことがあります。
お寺という神秘的な場所でお経を写すことで、不思議と心が静かになったものです。
そんな写経をココでできるんだ~!と思ったのと、釈迦堂の扉を開けたのは、ほぼ同時でした。
創建1200年祭真っ只中、しかも天気の良い土曜日、ということで、
この日は釈迦堂のすぐ隣でなぜか民謡大会が行われていました。
おかげで写経中、ガンガンと民謡が耳に入ってくるという特殊な情況下になってしまったわけです。
が、それでも目の前でお釈迦様に見据えられながら、傍に活けられた百合の花の香りが漂う中での写経は
周囲の雑音を忘れさせてくれるに十分で、般若心経を一字一字心にも刻みながら夢中になっていきました。
全てを書き上げるのに30分以上は裕にかかったでしょうか。
最後に日付、名前、住所、そして願い事を書き添えます。
すると、釈迦堂にいらっしゃった尼僧さんが、簡単なお経を唱えてお釈迦様にその願い事をお伝えして下さいました。
これ、釈迦堂で写経できる今だけのお取り計らいです。
普段だと、書き上げたらその写経用紙を預かってくれるだけらしいです。
このタイミングで善通寺に訪れて写経する事が出来たのは、
きっとお大師様との縁が深いからだよ、とおっしゃってくれました。
この尼僧さま、なんだかとても面白い方でした。
ちょっとだけお話しする機会があったのですが、お寺という場所柄、本当に色々な方がいらっしゃるそうです。
以前、願い事の欄に“日本経済がもっと発展しますように”といった事を書かれた方がいらしたそうで、
(30代後半くらいの男性だったらしい。。。どんな人やねん?!)
その人に『今株式投資するのってどうですかねぇ?』と尼僧さんが尋ねたんだそうです。
(って、尼僧さんがそんなこと尋ねるのか???と心の中で突っ込みつつ。)
すると『安い時に投資しても必ず失敗します。』と冷たくあしらわれたとか。
。。。笑
こういう方が写経をする姿というのも、なかなか想像しがたいものです。
諸願成就、身体健康、家族安全、果ては世界平和まで、色々な願い事があるようです。
この尼僧さま、かれこれ17,8年はここ善通寺でお勤めされており、毎日朝4時にはいらっしゃるんだそうです。
『早いですねぇ』と感心したら、様々な人のお願い事をお釈迦様に取り上げてもらうためには、
それを伝える自分がちゃんと修行しなければならないから、とおっしゃってました。
他人の願いをかなえるために自分が功徳を積む、大変なことだと思います。
6月15日までは毎日この釈迦堂へお勤めされるそうですが、それが終わったらインドへ行きたいとか。
仏教生誕の地、インドは本当に素敵な場所だそうです。
写経を終えると随分日が傾いていたので、早くお大師様を拝まなければ!と思い、
とりあえず西院の方へ向かって足を進めていきました。
善通寺の敷地は東院と西院に分かれていて、釈迦堂や本堂は東院に、大師堂は西院にあります。
で、この東院と西院の間には一本の路地が通っていて、ここに結構有名なかたパンの店があるんです。
まっすぐ大師堂に向かうはずだったのに、やはり立ち寄ってしまった、そんなかたパンのお店がこちら。
創業明治29年(1896)という熊岡菓子店です。
レトロな雰囲気をかもし出すのに十分な、年季の入ったガラスケースに様々な種類のパンが入っています。
パン、と言っても現在のパン屋に並ぶようなものではなく、むしろかわらせんべいのようなお菓子を想像した方がいいですね。
一番人気はやっぱり“かたパン”。
午前中に売切れてしまうことも多いとの事で、Keikonが訪ねたときには当然一枚も残っていませんでした。
代わりに買ったのがそばぼうろ。
お花の形がかわいらしく、堅めなのですが口に入れると柔らかくほぐれていきます。
歩き遍路をされている方などには、日持ちもするし、ちょっと小腹がすいた時などに良いかもしれません。
量り売りというスタイルも懐かしい気持ちにさせてくれますね。
善通寺に来たときには是非立ち寄って欲しいお店です。
『熊岡菓子店』
香川県善通寺市善通寺町3-4-11
tel : 0877-62-2644
午前8時~午後6時 火曜定休
寄り道してしまったため、大師堂に入ったのはまさに閉まる直前でした。
通常50年に一度しか御開帳されない大師像が1200年記念の今、特別開帳されています。
とはいえ、写真撮影は厳禁ですが。。。
ゆっくり拝観する時間もなく、とりあえず手を合わせるだけで大師堂を後にしました。
東院に戻り境内を散策です。
こちらは、善通寺の本堂にあたる金堂です。
ご本尊は薬師如来様。
金堂の中に入って、目の前に薬師如来様を拝む事ができます。
こちらは善通寺の五重塔です。
懸垂工法といって、心柱が鎖で宙吊りにされているそうです。
こうすると、地震が起こったときに塔自体がしなやかに揺れ、倒壊を防ぐ事ができるんだとか。
五重塔って、お釈迦様のお墓なんだって、釈迦堂の尼僧さんが教えてくれました。
こちらも15日まで中を特別公開しています。
こちらが弘法大師さまがご誕生した時には既に繁茂していたと言われる大楠です。
樹齢千数百年ってことですねぇ。
幹周りが11メートルにも及ぶそうです。
ずっと善通寺の街を見続けてきた楠。
これまでの街の変遷に何を思うのでしょうか。
午前中に訪ねれば、もっとゆっくり色々見てまわる事ができたんだなあと、ちょっと惜しい気がしました。
まぁ、でも近いので、また来ればいいんですよね。
様々な文化財も収蔵されている宝物館もありますし、遠方から来た方やお遍路さんの為の宿坊もあります。
総本山善通寺の所在地、交通手段、境内案内、行事案内など、ホームページに詳しく記載されていますよ。
是非ご参照にされてみて下さいね。
総本山善通寺
http://www.zentsuji.com/
2006年04月09日
四国こんぴら歌舞伎大芝居を見に行きつつ。
桜の花が満開のこの時期、四国金毘羅の名物行事になっているのが香川県琴平町で行われる四国こんぴら歌舞伎大芝居ではないでしょうか。毎年、全国からこんぴら歌舞伎を見に来るお客さんでいっぱいになります。このこんぴら歌舞伎、Keikonは以前から一度観てみたいと思っていたのですが、今年初めて、当選したんです~!歌舞伎の鑑賞自体も初めて!ワクワクでした!!
こんぴら歌舞伎って、午前の部と午後の部があって、それぞれ演目が違うんですよね。
Keikonが行ったのは午後の部、ということで午後2時半開場、3時から開演という日程でした。
が、金毘羅さんのふもとに到着したのが1時前。
ちょっと早すぎ、、、ということで参道を少しだけ歩きました。
とはいえ、700段以上の階段を登って本殿までお参りに行く気はサラサラなく(笑)、下の方のお店を見てまわっていただけです。
ぶらぶらしながら入ったお店の一つがこちら、琴平土産としては結構有名な石松まんじゅうのお店、紀ノ国屋さんです。
まんじゅうとかせんべいを売っているのですが、面白いのは製造工程をすぐそばで見ることができるんですね~。
上の写真は石松まんじゅうを作っているところなんですけど、型に油を塗り、生地と餡を入れ、蓋をかぶせて焼き上げる、
その工程を見ているだけで、なんだか楽しくなってきちゃいます。
じーっと見ていると、もちろんまんじゅうのいい香りも漂ってくるわけで。。。
焼き立てを1個から売ってくれるので、もちろん買ってしまいました~。
これ、生地も餡も甘さ控えめで、すごく上品なお味。
焼き立てはもちろん温かく、皮の部分がちょっとカリッとした感じで美味しい!
こういうのを食べながら参道を歩くのが楽しいんですよね。
紀ノ国屋さん、調べてみたら楽天でお店を出していました。
こんぴらさんのおみやげ屋さん 紀ノ国屋
http://www.rakuten.co.jp/kinokuniya/
参道もあまり上まで登ると、降りてくるのが大変なので、結構すぐに引き返しました。
時間が早すぎると思いながらも、歌舞伎小屋の方に向かって歩いていく事にしました。
冒頭の写真のように、ちょうど桜は満開!
そんな中に歌舞伎の出演者の名前などが書かれたカラフルなのぼりがたくさん立っているんです。
左の写真のようなでっかい垂れ幕なんかもあって、気持ちも盛り上がってきます!
こちらが、国の重要文化財にもなっている旧金毘羅大芝居『金丸座』ですね。
結構長い間放置されていたそうなんですけど、大改修を行った結果、耐震構造にも問題ないレベルで江戸時代の内装に戻し、
中で歌舞伎の上演ができるようにしたんだそうです。
日本最古の芝居小屋として、今では地元の人をはじめ、多くの方に愛されています。
近代的な芝居小屋とは違い、かなり狭い作りが特徴の金丸座。
しかも花道や舞台の位置が席からかなり近い位置にあり、役者さんをとても近くから見ることができるのが、
このこんぴら歌舞伎の人気の理由の一つと言えます。
今回が22回目となる四国こんぴら歌舞伎大芝居。
毎年歌舞伎界でも相当有名な人たちがずらりと顔をそろえるのですが、今年も然り。
坂東三津五郎さんや市川海老蔵さんは、歌舞伎に関して全く素人のKeikonでも知ってます。
奉納酒っていうんでしょうか?
香川でも有名な酒蔵の酒がこうしてずらり~!
。。。いや、深い意味はないんです。
なんとなく嬉しくて撮影してみただけ。爆
2時半の開場にも関わらず1時過ぎくらいに金丸座の前についてしまったのですが、出店なんかもいっぱいあって、人だらけ!!
さらに10人くらい既に順番待ちで並んでいたんです。びっくり!!
こんぴら歌舞伎の客席ですが、3種類ほどランク分けされています。
一番いいのは1階の真ん中あたりを占める升席でしょうか。
ここは完全予約制になっているので、この席をとっていれば、別に並ぶ必要はありません。
Keikonが取っていたのは、2階の後舟というところ。
まぁ、一番安いところなのですが、2階席の一番後ろの部分で、ここは早いもの勝ちでいい席が埋まっていくわけです。
というわけで、早くについたということもあって、並んでおくことにしました。
結局2時半の開場直前には、長蛇の列になってたんですけどね。
いよいよ開場!早くから並んでいたおかげで、2階後舟の部分では一番乗り!!
ど真ん中に陣取っちゃいました~!
ただ、後ろといっても小屋自体がそれほど大きくないので、舞台はかなり近いんです。
場所が落ち着いてから周りを色々と観察してみると、なかなかすごいですねー!
天井の竹格子はブドウ棚と呼ぶそうです。
この上を裏方の人たちが歩き、芝居中いろいろな仕掛けで楽しませてくれるわけです。
天井からずらりと提灯がつるされているのですが、よく見るとそれぞれの提灯に模様が。
これは歌舞伎役者さんのそれぞれの家紋をかたどったものですね。
家紋の話が出たのでついでに屋号の話も。
歌舞伎の上演中に、横の方から掛け声が聞こえてきます。
最初は何をいってるのか分からなかったのですが、よく聞いていると屋号なんですよね。
せっかくなのでちょこっと調べてみたら、今回よく聞こえていたそれぞれの屋号が以下の通り。
『大和屋(やまとや)』…坂東三津五郎
『澤瀉屋(おもだかや)』…市川亀治郎
『成田屋(なりたや)』…市川海老蔵
他にも『いよっ!待ってました!』とかいう掛け声が入って、盛り上げてくれるんですねー。
で、いよいよ歌舞伎の上演が始まったわけです。
残念ながら上演中の撮影は禁止されていたので、表に掲げられていた絵だけ。。。
午後の部、第一話は『浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなづま)』。
その中でも『浅草鳥越山三浪宅の場』と『吉原仲之町の場』という二幕です。
あらすじを書き始めると長くなるので、、、見つけちゃいました。ココです!
この演目、セリフは全て役者さんが話します。
どう言う事かというと、ちゃんと聞き取れる!すなわち、意味がよく分かるんです。
…いえ、歌舞伎などの古典芸能って、何を言っているのか分からない、というイメージがあったので。
Keikonとしては、それだけでも大感動だったわけです。笑
顔にアザがあるために、自分の容姿には自信を持てず、それでも山三を慕ってけなげに尽くす、下女のお国の姿が、なんとも感動的!
といいつつ、途中、観客の笑いをとることも忘れていません。
途中、美しい花魁に家主がご飯の炊き方を教える、という場面があったのですが、そこはやっぱり四国こんぴら歌舞伎大芝居!!
ご飯の炊き方に加えて、美味しいうどんの条件についての話もあったわけです。
こういうのを粋な計らいっていうんでしょうね~。
午後の部、第二話は『色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)』、通称『かさね』という演目です。
これは、ちょっとした怪談話ですね。
あらすじはまた、引用させてもらいました(爆)。コチラです。
これは、Keikonが持っていた歌舞伎のイメージに近いものでした。
役者さんが舞台で舞っている間、横で三味線や浄瑠璃の人がいて、あらすじは主に唄にのって聞こえてくるんです。
…正直に言うと、何を言っているのかいまいち聞き取れず。。。
事前にパンフレットで内容を予習しておいたので、あらすじはとりあえず分かった、という感じでしょうか。
しかし、そんな歌舞伎ど素人のKeikonが、何を言っているのか全然分からなくても十分に惹きこまれた、その最大の理由は、
なんと言っても役者さんたちのその動きと表現力にあります!!
力強さ、優雅さ、滑稽さ、などなど、頭の先から足の先まで全ての動きがその様子を表している、というんでしょうか。
言葉が分からなくても、体の動きだけで表現したいものが伝わってくるんですね。
中でも今回、歌舞伎初体験のKeikonが最も感動したのが女形の市川亀治郎さんの演技!!
女性よりも女性らしい、その仕草の一つ一つは、もう本当に感動物です!!
ある意味、艶っぽさを極めた究極のセクシー、と言う感じです。
いやもう、すっかり魅せられてしまったわけです。
まぁ、もともとミュージカルとか芝居とか好きだっていうのもあるのですが、歌舞伎がこんなに面白いとは正直思っていませんでした!
特にこの四国こんぴら歌舞伎大芝居の場合、恐らく他の芝居小屋に比べて、役者さんを間近で見られる分、臨場感と迫力も違ったのかもしれません。
毎年毎年、遠くからでも見に来たくなる人たちの気持ちがよく分かりました。
このチケット、なかなか取れないんです。特に土日は。
実は旅行会社が結構席を取ってしまってるようなので、直接自分で応募するよりは
エージェントに頼んだ方が確実に席を取る事ができるかもしれませんね。
これは本当に、また行きたいなあと思っちゃいました。
歌舞伎を見たことがない人でも、十分楽しめると思います!!
こんぴら歌舞伎のサイトがあったので、良かったらこちらも参考にしてみてください。
あと、ちょっと幸せな気分になれる、金刀比羅宮のオフィシャルサイトもあるのでこちらもどうぞ。
四国こんぴら歌舞伎大芝居
http://www.town.kotohira.kagawa.jp/kabuki/index.html
金刀比羅宮
http://www.konpira.or.jp/index.htm
2006年03月23日
広島平和記念公園を歩きつつ。
広島に行かなければならない用事があったんです。で、少しだけ時間があったので、小一時間、広島平和記念公園を歩いてみました。これが、4回目、、、の訪問だと思います。
広島に来たのも随分久しぶりです。
本当はお好み焼き食べたりしたかったんですけど、(笑)そこまでの時間がなかったんです。
街中をウロウロしてもよかったのですが、広島にきたら大抵立ち寄ってしまう、広島平和記念公園に今回も足を運びました。
広島市の繁華街と言ってよい紙屋町あたりから、歩いても本当にすぐのところに、
突然この原爆ドームは現れます。
1996年、人類の負の遺産として世界遺産に登録されましたよね。
今でこそ、緑の木々に囲まれ、美しく整備された公園に佇む原爆ドームですが、
当時は、まさに轟々と燃える地獄絵図の中に浮かび上がっていたのでしょう。
今回は時間がなくて行く事ができませんでしたが、平和記念資料館も誰もが一度は訪れるべき施設だと思います。
正直に言うと、思わず目を背けたくなるような映像や写真もたくさん展示されています。
それでもやはり真実を見ておかなければならない、そう思います。
第2次世界大戦、日本は被害者と加害者という両面を持っていました。
その両面を真摯に受け止め、正しく認識する事が、未来の平和を担う心を育てるのだと思います。
慰霊碑の前で手を合わせながら、少しだけですが考えてみたKeikonなのでした。
広島平和記念資料館のサイトでは、バーチャルミュージアムでいくつかの資料を見ることもできます。
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/
2006年03月19日
南小国・阿蘇をドライブしつつ。
熊本旅行2日目、南小国・阿蘇にかけてをドライブしてきました。やや曇りがちでしたが、雨が降ることはなく、阿蘇の雄大な自然を満喫する事ができました~!!やっぱり素敵です!九州最高っっ!!!
熊本と大分の県境、南小国、阿蘇、久住といった地域は九州の中でも人気のドライブ・ツーリングスポットですね。
広々とした自然の景色を楽しみながら走るのは、本当に気持ちが良いものです。
更に、黒川温泉をはじめとして、付近に温泉地が多いこともあって、訪れる人も多いんでしょうねー。
というわけで、Keikon一家も黒川温泉から阿蘇に向けてドライブ開始です!!
黒川から阿蘇に向かう途中でふと目に入ってきたのが『日本で唯一 夫婦滝』という看板でした。
田の原川と小田川という二つの川が合流する地点がこの夫婦滝。
川の合流地での滝というのは、日本国内ではここだけなんだそうです。
縁結びの滝ということで、ハート型の絵馬?もたくさん吊り下げられていましたが、
なんといっても二つの滝自体の景観がとても美しかったです。
滝の近くでつくしも見つけちゃいました。春はもうすぐそこですね。
関連サイトを見つけたので、夫婦滝に関する詳しい情報はコチラをどうぞ。
阿蘇に向けてのドライブを続けているとパン屋発見!!
もちろん、入店せずにはいられないのがKeikon一家!笑
Italian Bar Poohという喫茶と併設されている『くんちゃんのてづくりパン』というお店です。
パン屋って、なんであんなにいい匂いを漂わせるんでしょうか。
リッチな味わいと重量感のあるパンは、日本人好みだと思います。
くんちゃんのてづくりパン
http://www.roten.or.jp/minamioguni/kunchan/
そしてようやく阿蘇の大観峯に到着です!
風が強くて、ちょっと寒かったのですが、この景観は圧巻ですね。
道すがら、山焼きの跡も見ることが出来ました。
大観峯の雄大な草原の景色は、人間の手が作り出していることをご存知ですか?
人が山焼きをしなければ、そこには樹木が育っていくため、このような景色を維持できないんです。
阿蘇でも過疎化の影響を受けて、この山焼きをする人が段々少なくなってきているのだとか。
なんとか阿蘇の雄大な景観を守っていくため、色々と手を尽くしているようですが、
それでもやはり、ふもとから森林が迫ってきている箇所も見受けられて、すこーし、複雑な気持ちにもなってしまいました。
さて、大観峯のところで熊本名物に出会いました!
揚げたてがめちゃめちゃウマイ、辛子蓮根です!!
やぁ、ふもとからせっせと運んできて、その場で揚げて売ってくれるんですね~。
単純に辛子がつまっているのではなく、辛子味噌がつまってます。
鼻にツーンときますが、食べているうちに癖になるこの味!
やっぱり熊本にきたら、食べておきたい味の一つではないでしょうか。
幸せの黄色い辛子蓮根というネーミングも素敵です。笑
いなり屋本舗さんという熊本では結構有名な蓮根のお店みたいですね。
この南小国や阿蘇の周辺というのは、ドライブする人やツーリングする人たちの気持ちをそそるような看板がとても多いんです。
なんといいますか、“○○地区○km”っていうような看板に並んで、店舗の名前の看板まで出ているんです。
となると、気になる看板を見つけると行ってみたくなるのが人間ってもんですよねぇ。笑
そんな看板の一つに魅せられてたどりついたのがこちらのあっぷるみんとハーブ農園です。
ちょっと奥まったところにある小屋の中は手作りのリースやハーブ、ジャムやソースがいっぱい!
サービスで、ハーブティーを無料で出してくれます。
寒い日、薪ストーブの周りで温かいハーブティーを頂くのって、本当に幸せ~。
自分でも作れるだろうなぁ、というリースや置物がたくさんあって、手作り雑貨好きの人は飽きないと思います。
手作りリース教室もやってるみたいですよ!
杉の葉でできたトトロは、すごくよくできてます!笑
サイトを発見したので、興味ある方はどうぞ。
あっぷるみんとハーブ農園
http://www.bees-knees.info/applemint/index.html
熊本県、南小国・阿蘇周辺、見所満載で、もっと長居したかったというのが正直なところでしたねぇ。
これから温かくなって、新緑の美しい季節になれば、さらに美しいかもしれません。
また行きたいなぁ。。。
周辺の情報ページを掲載しておきますので、皆様も是非、機会があれば行ってみて下さいね。
南小国町観光協会のサイト http://www.roten.or.jp/
阿蘇市観光協会のサイト http://www.aso.ne.jp/~aso/
2006年03月18日
黒川温泉郷を歩きつつ。
長い間行きたい!行きたい!と思っていた熊本県の黒川温泉に始めて訪れました~!いまや日本国内でも1位2位を争う人気の温泉郷ですなぁ。やや天気が悪かったのですが、それはそれで素敵な雰囲気をかもし出す、それが趣きある温泉地というものかもしれませんねー。
黒川温泉郷の中心部へたどり着く前にちょっと寄り道したパン屋さん。
Keikon一家は皆パンが大好きです。笑
中に入った瞬間、あま~い香りの漂うこちらの『Berry and Berry』さんです。
ベーグルが美味しかったんですよ!ここ。
Keikonはベーグル好きなのですが、
なかなかウマイ!というのにめぐり合えないんですよね。
ココのはしっかり目が詰まってモチモチ感が本当にいい具合なんです!
ミルクブレッドは、ちょうど焼きたてだったんですねー。
外はパリパリ中はふわふわ~ってやつで、ミルクの香りが最高です!
菓子パン類、ハード系のパン、スコーンやプリンなども置いてありました。
阿蘇ジャージー牛乳を贅沢に使ったというこちらのパン屋さん、味に満足したのはもちろん、値段もお手ごろ。
地方発送も可能とのことなので、今度頼んでみようかと思います。
サイトがあったので、紹介しておきますねー。お店情報も見ることが出来ます。
パンと洋菓子の店 『Berry and Berry』
http://0967.net/berry/
さてさて、黒川温泉郷のメイン地区を歩き始めて最初に立ち寄ったのがこちら、『つけものやのおつけもの』の平野商店さんです。
いろんな漬物が所狭しと並んでいるのですが、嬉しいのがやっぱり試食!!
お茶も一緒にいただけるという、心遣いが嬉しいですね。
定番の大根やきゅうり、白菜の漬物をはじめ、みょうが、キャベツ、そして山芋の漬物なんてのもありました。
素材そのものの甘みが十分に残っていて、これで白いご飯があったら最高~!だったんですが、笑
どうしてもご飯と頂きたい方には、隣に『つけものやのうま茶漬け』が併設されています。
もーう、絶対ウマイ!!
お店情報をひっぱってきておきます。
つけものやのおつけもの
http://www.roten.or.jp/minamioguni/tsukemonoya/
雨が降ったりやんだりで、天気はやや悪かったのですが、それでも歩いて十分まわれる広さです。
浴衣を着て歩いている人も多かったし、あと、若い女性のグループが目立ちましたねー。
街全体の雰囲気を統一させていて、黒川独自の雰囲気を作り出しているんですね。
みんなで作り上げているという、手作り感が落ち着きを与えてくれます。
そんな黒川温泉の街並みに一瞬そぐわない感じの薬屋を発見!
なんだこれ?と思って中を覗くと、、、びっくり~!
なんだかそそられる看板のコレクションがいっぱい!!
そこだけ時間がとまったような不思議な空気が流れていて、
思わず写真を撮ってしまいました。笑
黒川温泉のほぼ中心部、いご坂を下ったところにこちらの地蔵堂があります。
中には首のないお地蔵様が祀られています。
周囲には入湯手形がたくさん並んでいますねぇ。
小さな祠ですが、街の風景にすっぽり溶け込み、
大切にされているんだろうなあと感じました。
お世話になった宿が旅館『奥の湯』さんです。
まさにその屋号の通り、黒川温泉の中でも随分奥まった所にある、素敵な宿です。
本館と新館が分かれていて、新館の方に泊まる事ができたのですが、ここ、最高です~!
ちょっと写真では見づらいのですが、二つのベッドがある写真の手前側のほうには座敷がありました。
そしてなんといっても、その座敷から出られるベランダ部分からはすぐ側を流れる川を見ながら、
この部屋のお客さんだけが使える専用の露天風呂が24時間わいてるんです~!!
そりゃもう、朝からゆっくり入らせていただきました!
こちらが奥の湯さんの食事です~!!豪華!!
左側が夕食、食べきれないほどの量です。
女将の手作り漬物や食前酒をはじめ、煮しめや馬刺し、
にじますのカルパッチョ、更に後から超柔らかい豊後牛のステーキも~!!
朝食が右側。
生卵がついていますが、お願いすれば温泉卵に替えてくれます。
九州の甘いお醤油と漬物、それだけでご飯が美味しいんです。
お風呂ですが、部屋風呂の他にもちろん、大浴場や露天風呂、川風呂、洞窟風呂、檜風呂など、種類もとても豊富です。
硫黄系のお湯は肌をツルツルにしてくれます~!!
奥の湯さんのサイトがあるので、詳しい旅館情報、見てみてくださいね。
黒川温泉 『奥の湯』
http://www.okunoyu.com/
まだまだまだまだ、行きそびれたところがいっぱいある黒川温泉郷、絶対また行きたい!って思いました。
公共交通機関を使うと、やや行きにくいところにあるかなあと思いましたが、バスが出てるみたいですね。
一番いいのはやっぱり車でしょうか。
黒川温泉周辺もドライブにはうってつけの場所がたくさんあるので、遠くから来た方も是非レンタカーを借りる事をオススメします。
黒川温泉郷のオフィシャルサイトがありましたので、こちらでよ~く予習してから、是非訪ねてみて下さい!!
黒川温泉 オフィシャルホームページ
http://www.kurokawaonsen.or.jp/index.htm
2006年02月11日
横浜中華街を歩きつつ。
中華街が好きです。世界中、どこに行ったってChina Townがあれば必ず行きます。あのきらびやかな赤や黄色のイメージ、活気のある市場と人々、美味しい食べ物、独特の香り、全てにそそられます。歩くだけでもワクワクしてきます。横浜中華街を歩いてみました。
横浜中華街のメインストリート、中華街大通りにそびえ立つのが上の写真の善隣門ですね。
よく見ていただくと、“春節”の文字が見えると思います。
中国では太陰暦を使っているので、お正月といえば旧正月を祝うんですねー。
今年は1月29日でしたが、2月中は春節祭ということで、特に週末には色々なイベントが行われるみたいです。
というわけで、びっくりするくらいの人で溢れてました~。
そして中華大通りと並行して通っているのが関帝廟通りですね。
その名の由来となっている横浜中華街関帝廟がこちらですねー。
三国志で有名な関羽を祀っているお寺のことを関帝廟というみたいです。
中には関羽さまの像があって、やっぱりあの髭がしっかりついてますねー。商売の神様だとか。
春節の日には、この関帝廟の前にもしっかり爆竹がつるされます。
Keikonが訪ねたとき、超ラッキーな事に中華獅子舞を見ることが出来ました。
今回の、本当にすごかったです!!
やぐら演技っていうんですかね?
鉄柱の上を獅子舞が軽やかに飛ぶ、あれは目の前で見ると圧巻です。
獅子舞を担いでいるのが2人の男性なのですが、その2人の息がぴったり合っているからこそ可能な演技でしょうね。
でもですね、びっくりするぐらいの人ごみでした。笑
演技が終わったあと、急に人々が動き出して、、、ドミノ倒しでけが人が出てもおかしくないくらい。
いやぁ、、、苦しかった。。。
一日中歩いても飽きないどころか歩き足りないくらい!
以前向こうに住んでいた頃は週末にはしょっちゅう行ってました。
で、その頃からずーっと気になっている建物があります。
それがこちら、南門シルクロードに建っている“旅館オリエンタル”。
人が出入りしているのを見たことがないのですが、営業中の札は出てたりします。
建物、看板、全てがディープです!
玄関前のゴムの木がまた味わい深く。。。
いつか泊まってみたいような、、、みたくないような。。。
泊まった事のある方がいらっしゃったら、どんな旅館なのか教えて欲しいっす。
というわけで、もっともっともーっと紹介したいですが、次回にとっておきましょうか。
横浜中華街情報を知りたいなら、横浜チャイナタウンのオフィシャルサイトがありますよー。
懸賞プレゼントつきのメルマガも発行されてます。
ちなみに!!Keikonはこの懸賞に当たったことがあります!!←ちょっと自慢。
皆様もチャレンジしてみてください!
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