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2008年11月09日
FINNAIRでGo! Chapter 5
相当ひっぱりましたが、フィンランドシリーズも今回でようやく終結です。旅の後半は、やや天気が悪かったのですが、どこか特別な場所へ行くでもなく、とにかくやり残したであろうことを一つ一つやっていこう!ということになりました~。
や~、それにしても、前にも書きましたがちょっとお天気が悪くなるだけで夏なのに肌寒い。
さすが北欧です。いまどきやと、、、もう真冬なんでしょうね。
こちらは行っておきたかった美術館の一つ、国立現代美術館キアズマです。
現代美術って、正直よく分からなかったりしませんか?
でも、私はそのよく分からない感じが好きです。
分からないから考える、でもやっぱりよく分からん、、、みたいな過程が楽しい。
そう、まさにこの看板にある「I DON'T QUITE GET IT...(よく分からん)」なんですよね。
いや~、それを堂々と言っちゃってるあたりが、かっこいい。
建物の内部もちょっと構造が変わっていて、5階まであるのですが、上がっていくのは常に緩やかなカーブ。
吹き抜けの空間が、まさに現代美術のための場って感じでおもしろい!
そして、常に企画展が行われているみたいですね。
私が訪ねた時はFluid Streetという、まぁ路上での様々なアートが写真や映像などで多く見られました。
今年2008年はキアズマ10周年らしく、たぶん企画にも気合いが入っているんやと思います。
この不思議感は、ぜひ体験してみてほしいものです。
ヘルシンキカードで入場できるので、足を運んでみて下さいね。
キアズマのサイト(英語)も、なかなかおもしろいので興味ある方はどうぞ。
Museum of Contemporary Art Kiasma
そうそう、どこの美術館でも受付で入場確認をすると小さなステッカーをもらえます。
で、それをかばんやら服やらよく目立つところにつけておくことで、入場可ということになります。
でも、美術館を出るとそのステッカーは用なしになっちゃうわけですよ。
で、キアズマを出たところのポールがね、右端の写真みたいになってました。
これはこれで、モダンな雰囲気がするから不思議ですなぁ。
今回の旅日記では、やや食べ物の話が少なめなのですが、もちろんちゃんと食べてます。
すんごく気に入ったレストランがあったんですけどね、
撮影禁止だったり、雰囲気が良すぎて写真を撮るのは忍びなかったりで、
結構逃してしまってます。
そんなレストランの一つがこちら、レヴィントラ・コスモス。
一瞬ドレスコードがあって、入れないかも?と思いましたが、
お店の人に尋ねたら、全然問題ないですよ!と快く招き入れてくれました。
ここで私は、念願だったザリガニを食べました。
ザリガニは、フィンランドの夏の味覚の代表!!
まぁ、その姿からも想像できる通り、結構しっかりしたエビって感じで美味しかったです。
あ~、ほんま、撮っときゃよかった。悔しいのでお店の前だけパチリ。
でも、ほんまに高級っぽい雰囲気だったんですわ。1924年創業の老舗らしいです。
ついでなので、もう一つ気に入ったレストランも紹介だけ。
レヴィントラ・シーホースという、こちらも結構老舗のレストラン。
ここは撮影禁止でしたが、なんといっても値段の割にものすごく量が多いんです。笑
でもね、伝統的なフィンランド料理を心行くまで堪能できます。
一品一品の量が多いので、ぜひグループで!
なんとレストランのサイトに日本語メニューがあったので、よければご覧下さい。
食べ物ネタで行きますと、やはり外せないのがシナモンロール。
軽めのお昼でカフェに入った時には、必ず食べてましたね。
大きくておいしいし、なによりコーヒーとよく合う!!
すっかりはまってしまったので、時々自分でも焼いてます。
実はかもめ食堂のシナモンロールのレシピが紹介されているサイトがあるんですよ~。
思ったよりも断然簡単で美味しくできるので、下のリンクをクリックしてぜひチャレンジしてみて下さい。
ヘルシンキの食べ物ネタでもう一つ、どうしてもやりたかったことがありました。
マーケットに行くと、野菜や果物がたくさん売られているのですが、
その中で、豆を売っている店がありました。
なんというか、さやつきのグリーンピースかスナップえんどうみたいな豆。
で、道行く人々がそれを買って、ぼりぼり食べてるんですよ。
もちろん生。
あまりにも食べてる人が多くて、最後の日に試してみたんです。
、、、うん、生の豆でした。爆 でもすんごい甘い!!
お腹が空いたときに食べる分には良いのですが、やはりどうしても青臭かったですな。
とかいいつつ、食べているうちに結構くせになってきましたが。
で、これ実は最後の日だったので余ったのを持って帰ってきたんです。
それをレンジでチンして食べたら、青臭さが消えてすごくおいしかったです。
おもな観光名所で行きそびれていたのがこちら、ウスペンスキー寺院です。
マーケット広場のさらに向こうって感じで、ややはずれた位置に立っていますが、
高台の上に立つ独特の赤レンガ造りの容貌から、どこからでも結構目立ちます。
北欧最大のロシア正教の教会だとか。
中は私も含めて観光客が非常に多かったですが、祈りをささげている方もいらっしゃいました。
中の壁にはキリストと12使徒が描かれており、信徒ではない私にとっては芸術作品を見るような感覚ですが、
やはりここは信仰の場なんだなあと、改めて思いました。
そうそう!フィンランドといえば忘れてはならないもの、それはやっぱりサウナ!!
フィンランドって実はサウナ発祥の国で、「sauna」っていうのはフィンランド語なんです。
フィンランド人の3人に1人がプライベートサウナを持っているらしいので、
まぁ、日本人にとっての風呂に匹敵するほど生活に必要不可欠のものかもしれません。
私が宿泊したソコス・ホテル・ヴァークナには、宿泊者なら誰でも使えるサウナがあって、
もちろん私もフィンランドサウナ体験してきました~!!
タオルを持って裸で入れるフィンランドのサウナは、
温泉文化の浸透した日本人にとってもなんだかなじみがあるような気がします。
木の香りが漂うサウナの中にはサウナストーンがあって、
そこに水をかけることでサウナ内部の温度を調節するんだそうです。
すごく暖かくて、私は結構長く入っていたのですが、へやに帰って自分の顔を見てびっくり!
酒を飲んでもこんなにならん!っちゅうくらい真っ赤で、しばらくその赤みが引きませんでした。
。。。当然ですか。
でも、体の内部までじっくり温まって、しっかり汗を出すっていうのは、やはり気持ちいいですね。
相当寒いフィンランドだからこそ、この暖かさは格別なんだと思いました。
というわけで、毎日お世話になった
ホテル・ソコス・ヴァークナ。
部屋からの景色とロビーも撮っておきました。
ロビーには、こちらも宿泊者が
無料で使えるパソコンがあって、
まぁ、みんなで使うので長時間占領はできませんが、
インターネットでメールチェックなどもできました。
過度ではないけど不足もない、
必要十分なサービスが気に入った、
また利用したいホテルだったと思います。
ヘルシンキ市内を走るトラムにも随分お世話になりました。
最初は路線がよく分からなかったのですが、
使っているうちにすぐ慣れ、すごく便利やなあと思いました。
便数もまあまあ多いですしね。
私は日本の路面電車もすごく好きで、
松山や広島、長崎の風景はお気に入りです。
次にヘルシンキに来たら、トラム全路線旅!
・・・なんかもおもろいかもしれません。笑
今回はフィンランドといっても首都のヘルシンキのみの旅でした。
が、市内だけでもまだまだ行きそびれたところがあったと思っています。
違う季節にくると全然違った表情を見せてくれるでしょうし、
もちろんフィンランド国内の他の地域も訪ねてみたいですし、
いつか再び訪れてみたい場所です!!
今後も当分はフィンランドに対するアンテナが立ちっぱなしですわ~。
投稿者 Keikon : 2008年11月09日 15:26
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