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2008年07月08日
屋久島を巡る。其の五
むぅ、早くアップしないと忘れてしまいますがな!というわけで、屋久島3日目。先日登山で体は相当痛む中、この日はレンタカーを借りて、のんびりと好きな所を巡るドライブデーとなりました。朝から天気もよし!まさにドライブ日和の、のんびりスタートです!
ゆっくりめの朝食は、お世話になっている民宿まんまるにて。
普段はトーストとコーヒーというのが私のお決まりの朝食ですが、
旅先では白いご飯の朝食がおいしいものです。
体もがっつり使っているので、ばくばく食べます。
朝食後、チェックアウトまでまだ時間があるということで、初日から気になっていた
海まで歩いて180歩を検証に行くことにしました。
大人の歩幅で一歩、二歩…
うーん、なんとなく南国を感じさせる道。
波の音を間近に聞きながらおかんと並んで歩くこと180歩。
「…178、179、180!!」で目の前に広がった景色は。。。
ごっつい海やがな~!
うん、勝手に白い砂浜を想像していましたが、
見事に打ち砕かれました。
やはり太平洋を臨む島。波に迫力あります。怖っ!
まぁ、確かに180歩で海ですなぁ。
せっかくここまで来たので、うろうろしながら浜遊び。
いやいや、浜遊び楽しっ!
けど、ここで時間を食ってるわけにもいかず、民宿に戻っていよいよ出発!
ですが、改めてお世話になった民宿まんまるさんの写真も撮ってみました。
お世話になりました~!
超安い宿!というわけではないですが、
本当に素敵な民宿でした!
佐賀出身の人懐っこいおやっさん、帰りにサンゴの岩くれました。
今、うちの家の表に飾ってありますが、
サンゴと言われないと何か分かりません。
でも、そんな事はどうでもよろし。
リピーターが多いのもよく分かる民宿でした。
皆さんも屋久島に行くときには、一度はお世話になってみてくださいまし。
旅人の宿 まんまる http://www11.ocn.ne.jp/~manmaruy/
本日最初は安房にある屋久杉自然館。
まぁ、屋久島と屋久杉に関する資料館ですな。
建物の外観は、屋久杉がモチーフです。
実物の展示が多くて、なかなかおもしろく、
屋久杉や、それ以外の木材との
重さ比較などもあって、
いやこれ、なかなか良い資料館だと思いました。
← この資料館で私がどうしても見ておきたかったのが
いのちの枝。
これは、2005年12月の積雪により折れた
縄文杉の枝なんだそうです。
こ、これが枝。…一本の木のようですな。
自然の営みの中で、
こうして枝が折れることもあるんですね。
この枝はここに展示されちゃってますが、普通はこんな枝もまた徐々に朽ちて土になり、
新たな命の源となっていくのだと思うと、脈々と流れる命の循環に感動を覚えます。
先日ガイドさんが説明してくれた平木も
展示されていました。
農地の少ない屋久島は年貢米の代わりに
屋久杉の平木を収めていたのだそうです。
年輪が密な屋久杉の平木は腐りにくく、
板瓦として価値あるものだったようです。
巨大な土埋木も展示されていました。
森に放置されたり、土に埋まっている、江戸時代の切り株や残材が土埋木です。
現在は、こうした土埋木を使って、様々な屋久杉工芸品が作られています。
ん?こういう話、、、どっかで聞いたことがあると思ったのですが、
以前NZに行った時のSwamp Kauriがまさにこれと同じ。
長年生きる樹木というのは、種が違っても性質は似ているようです。
この資料館の敷地内に宇宙ヤクスギなるものがありました。
平成12年、宇宙飛行士の毛利さんと一緒にエンデバーで宇宙を旅した屋久杉の種子1180粒。
うち、最終的に選ばれ発芽した5本を宇宙ヤクスギと命名したんだそうです。
その中の一本がここに植えられている!!!
・・・って、どれなのかが分からないのが難点です。
まぁ、でも夢のある話やないですか。
実は、駐車場から自然館へ行くまでの通路に
杉の茶屋というお茶屋があります。
うん、道の脇とかにあるのではなくて、
まさに、この茶屋を通りぬけて自然館へ行くという、通路です。
なんだか不思議な光景ですが、
せっかくなのでここで団子を頂きました。
カーソルを合わせると中身が見えますが、
左側白っぽいのが「こずき団子」。
紫イモの餡を白芋と餅粉を練った中に折込み、
サネン(月桃)の葉でくるんで蒸したもの。
右側緑色のが「かから団子」。
かから(サツマサンキライ)の葉に、黒糖、よもぎ、餅粉を練り上げたものをくるみ蒸しあげたもの。
葉っぱにくるんで蒸すと、香りがたっておいしいんですなぁ~。
頂いた冷たいお茶といっしょにぺろり、でした。鹿児島とか屋久島の郷土料理?みたいですね。
自然館へ行くときにはぜひ立ち寄ってみてください。第一火曜はお休みらしいですよ。
お休み処 『杉の茶屋』
屋久島町安房前岳2739-343
tel: 0997-46-2484
さ、資料館を後にしてドライブ続行!安房から、空港、宮之浦港の方へ進みます。
屋久島の周縁に沿ったのどかな道をひた走る。
天気の良い日ののんびりドライブは、走るだけで楽しいですな。
そして、皆さんももし屋久島に行くことがあったら、必ず押さえておいてほしいポイントが、、、
ドラえもんやんけ~!
安房と宮之浦の間、楠川歩道入口のバス停の近くで、笑いかけてくれます。
わざわざ車とめて、戻って写しました。
四次元ポケットをぺちぺち叩いてみました。
横で地元のおばちゃんたちがおしゃべりしてました。
実は廃校になった小学校のタイムカプセルらしいよ。
はい、とりあえずドラえもんには拝んでおいて、そのまま車を走らせる走らせる。
んで、続いての目的地に到着です。
永田いなか浜。
看板に書いてある通り、ここはウミガメの産卵地として有名な場所。
ちょうど5月から7月の夜、ウミガメの産卵見学なども行われているそうです。
実は日本で最も多くのウミガメが上陸し産卵する地なんだとか。
訪れたのは昼間だったので、まぁ、ウミガメに会う事はないなぁと思いつつ、浜を歩いていると、、、
ウミガメ足跡発見!
分かるかなぁ。。。真中に太めの筋があって、その両脇に足跡が。
ほんまに来よんやねぇ。
んで、涙流して卵産みよんやねぇ。
なんだか不思議な気分になりました。
白い砂浜をよく見ると、その粒子は先日山で見かけた石英や花崗岩の粒です。
裸足で歩くととても気持ちいいです。
かわいらしい貝殻もたくさん落ちています。
土産屋では、それを集めたものを一袋600円くらいで売っていたので、ほしい方は、自分で浜に行って拾うことをお勧めします。
きれいな浜なので、海水浴も楽しいだろうなぁ、、、と一瞬思いました。が、無理ですね。
、、、そう、ここは太平洋に浮かぶ島。
・・・白い砂浜に似つかわしくないほどの波の荒さです。
うん、別にこの日が台風やったとかいうわけではありません。
当然ながら、遊泳禁止です。
年甲斐もなく砂遊びした後、向かったのが絶対行きたかったカフェ、一湊珈琲ですが、ここの詳細はこちらをどうぞ。
とてもおいしいコーヒーを頂いた後、そのカフェから見えていた小さな滝に行ってみることにしました。
布引の滝という名前だそうです。
近づいて音はするものの、案外なかなか姿を現さず。
木の根が露出しているところを這い上ったところで、突然目の前に現れます。
そんなに大きい滝ではないけど、間近で見るとなかなかのもの。
周囲に誰もいないので、マイナスイオン独り占め!
大雨の後は結構な水量になるそうです。
この布引の滝近くでも、おもしろい木がありました。
左:なんとなく、象。
右:がっつりハグ!
うん、穴場スポットですね。
長くなってきましたが、なんとか1記事に詰め込みます。
というわけで、滝の次。
志戸子ガジュマル公園です。
(屋久島町志戸子133-1、tel: 0997-43-5900)
メイン道路から、少し海側に外れたところにありました。
ガジュマル群生地を歩いて回る遊歩道があり、
亜熱帯植物を色々観察できます。
入場200円です。
昨日までの山の木々とはまるで違う、何かものすごい
意志を感じるような木々がうっそうとしてます。
入って最初にあったあこうの木の根の間に、
何か防犯カメラみたいなものがちらっと見えた気がしたんです。
近づいても、暗くてよく見えなかったので、
フラッシュたいて写真撮ったら、
ごっつでかいかたつむりがおりました。
うん、ちょっと不気味なほどの生命力で、圧倒されましたわ。。。
ガジュマル園の中をドキドキしながら歩いた後は、目の前に広がる海でちょっと癒されましょ。
相変わらず、泳げるような雰囲気の海ではありませんが、ここにはたくさんのサンゴの遺骸が転がっています。
最初は石かと思ったけど、よく見るとそれぞれ個性的な形の模様が刻まれています。
ここで何個かサンゴを拾って持って帰ってきました。
今、うちの家のトイレとかに、ちょろっと飾っとります。気持ち、南国です。
実はもう、この日の夕方の船で屋久島を離れることになっていました。
行く先々でこまこまと遊んでいると、もう結構いい時間。
土産も買ってないし、ろくな昼ご飯も食べてない、レンタカーも返さないかん!
というわけで、港の近くの方まで移動していきました。
宮之浦港のすぐ近くにある屋久島ふるさと市場というところに立ち寄って、
試食を漁りつつ土産を調達。
(屋久島ふるさと市場の詳細はここをクリック。)
併設してあるレストランで、かなり遅めの昼食を頂きました。
鹿児島黒豚のみそカツ定食、、、やったかな。
豚が、甘くておいしかったです、ほんまに。
こうして、短かったけど、とても濃い屋久島滞在を終えました。
船で離れるのが、本当にさびしかった。
ちゅうか、まだまだ行ってないおもしろポイントが盛りだくさんなんですわ。
いいとこどり!のはずが、全然取りきれてないので、また来るはず。
うん、それまでにしっかり足腰を鍛えておかなければなりません。
山ってやっぱり楽しいです。
というわけで、夜、鹿児島市内に戻ってきました。
街中どこでも篤姫がお出迎えしてくれます。
鹿児島中央駅近くのホテルにチェックイン。
へろへろの足ですが、
次の日の朝早くに空港へ行かなければならないということで、
一応空港までのバス乗り場だけチェック。
鹿児島市内の町並みを見ると、
普段の生活にぐっと戻った気がして、
ちょっぴりせつなくなりました。
翌朝の便で鹿児島を離れました。
小さなプロペラ機から外を見ながら、
縄文杉に思いをはせてみました。
今日もきっとあの場所で、泰然としているんですね。
今回の旅でも、素敵な出会いがありました。
これこそ、旅のだいご味だと思っています。
またすぐ、旅に出たくなりました。
屋久島、本当にお勧めです。
屋久島写真などが豊富な、素敵なサイトがありましたので、是非ご覧になってみてください。
泳ぎたい ←超おすすめ!!特に、収録された自然音が秀逸です!!
http://homepage2.nifty.com/taharo/
フォトライター菊池の屋久島移住ライブ日記 ←写真+コメントがとっても豊富!
http://yakushima.cocolog-nifty.com/shimalog/
屋久島観光の前にコチラのサイトもぜひチェックを。
屋久島観光協会 http://www1.ocn.ne.jp/~yakukan/
屋久島観光センター http://www.yksm.com/
投稿者 Keikon : 2008年07月08日 00:54
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