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2007年10月15日

シンガポール・マレーシアに行てきた。その1

SINtop.JPGいやほんま、さぼってました。夏ごろ忙しかったんです。…見苦しい言い訳ですが。というわけで、いい訳ついでに何故忙しかったのか、その理由の一つがこのシンガポール・マレーシア旅行だったんです。これももう、7月末から8月頭にかけての話なんですが。。。爆



はい、旅行と言っても個人旅行ではありませんでした。
実は県の海外派遣研修みたいなのがあってね、それに応募したら通っちゃったんです。
まぁ、普通の旅行じゃないので、様々なレポート書いたり、研修があったりで、、、

夏は本当にバタバタしてました。

というわけで、通訳さんなんかも入れて総勢17名。
団体行動なんて久しく経験してませんから、なんか大人の修学旅行って感じで臨んだわけです。
もちろん、行く場所も普通の海外旅行者では行けないような場所をたくさん訪れる事ができました。
いろいろと事件もありました。
まぁ、ちょっとずつ紹介していきますね~。


【1日目】

関空からシンガポールのチャンギ空港まで直行便でひとっとび!
エアラインはJAL!!!
や~、海外旅行にJALで行くなんて贅沢、私の個人旅行なら考えられませ~ん。

この日は特に何もなく。
空港では受け入れ団体の方々が待っていてくれて、そのまま夕食会場へ連れて行ってくれました。

SIN1dinner_restaurant.JPGそれがこのレストラン、LONG BEACH MARINAというお店。
バスに乗ってただけなので場所もよく分かりませんが、比較的有名処みたいです。
シーフードが自慢のお店みたいですね。

SIN1dinner_soup.JPG SIN1dinner_chicken.JPG SIN1dinner_crub.JPG

はい、めちゃおいしそうでしょ?
実際美味しかったんです!!
シンガポールは中国系の方が多いので、やはり中華料理って感じかな。
でも、そこに少し東南アジア系のアレンジが加わった独特な味付けになってます。
この海老のスープは、少し薬膳のような香りがしてました。
いやもう、こんなどころじゃないくらい大量の料理が出てきて、最後にチャーハンが出た時は、
絶対もう食べられんと思いました。

けど、食べました。→だって、美味しかったんやもん。

ぎゃーぎゃー言いながら飲んで食べて、初日は終わっていきました。


【2日目】

SIN2_buildings.JPGこの日からいよいよ本格的な研修が始まります。
バスに乗って研修先へ向かいます。
途中、右の写真のような高層マンション群がたくさん見えました。
シンガポールは非常に狭い国ですが、国力を上げるために人を増やそうとしています。
国土が狭い分、建物は高くなっていくのは必然なんですね。
まだまだ開発の余地がある空き地が広がってましたが、
数年後にはすぐビルが建つだろうって言うてました。


SIN2_primaryschooltop.JPGさて、最初に訪れたのはシンガポールの小学校です。
建物には大きな壁画が!
シンガポールは中華系、マレー系、インド系その他など、多くの人種が暮らす多民族国家です。
というわけで、壁画に描かれた子供の顔をよく見ると、やはり顔の感じが違うんです。
まぁ、彼らにとってはそれが当たり前なわけですが。

シンガポールの国旗をはじめ、様々なシンガポールの象徴が描かれています。
民族が違っても、皆シンガポール人であるというナショナリズムを身につけさせる。
これが、教育の大切な役目なんだそうです。


SIN2school_toilet.JPG SIN2school_trashcan.JPG SIN2school_rockclimbing.JPG SIN2school_teachersroom.JPG

気になったものを色々撮ってみました。
まずは右端、トイレ
別に何の変哲もないように見えますが、左にホースあるの分かります?
これ、水を流すようではありません。
用をたした後に、自分の股間を洗うため。まさに、元祖ウォシュレットですか。
マレーシアの辺りでは、当然の習慣なんだそうです。
ただ、外国の影響を受けて最近ではトイレットペーパーを設置している場所が増えたそうです。
が、家庭ではまだまだホースしかない所もたくさんあるようです。
しかも、たとえトイレットペーパーがあったとしても、ペーパーを流すのに対応できるような排水設備が整っていないようで、
この小学校でもペーパーはゴミ箱に捨てるように、という注意書きがされていました。
因みに私は、最初やはり抵抗があったのですが、後々にはこのウォシュレットを使うようになりました。
慣れれば、なんてことはありませんな。笑

次の写真はゴミ箱!かわいいやろ?!
これだけではなく、校内に設置されていたゴミ箱は全て動物モチーフになってました。
学校って、こういう遊び心が必要なんやと思います。

その隣。ちょっと分かりにくいですが学校の壁面。
なんと、ロッククライミング用の壁なんだそうです。
体育の授業でやるとか言うてましたが、…ほんまやろか?
学校にこんなん作ってしまう、その発想が面白い。

最後の写真は職員室
最近の日本の学校の職員室がどんななのかは分かりませんが、少なくとも私が子供の頃は、
先生同士の机が横にみっちり並べられてて、プライベート空間なんてものは全く望めなかったような気がします。
それに比べて、この感じ。パーテーションで区切られただけなので、全くの個室ではありませんが、
先生達が自分で自分のスペースをデザインできるような、楽しい場所だと思いました。
ちなみに職員室の隣には、職員のためのリラクシングルームがあって、
そこにはボードゲームやビリヤード台なんかが置かれてありました。
子供だけではなく、大人も来るのが楽しくなるような学校だなぁと思いました。


SIN2school_library.JPG SIN2school_librarycafe.JPGこれも良い!と思ったのが図書室
蔵書数はそんなに多くないようですが、なんといっても雰囲気が良い。
宇宙をモチーフにして宇宙人やら惑星やらの絵が描かれています。
毎週水曜日が読書の日で、みんな本を借りなければいけないんだとか。
本もよくみると英語、中国語、マレー語、タミール語と、
多民族国家らしく、言語別に本が並んでいました。

驚いたのが右側の写真の、図書室に併設されたカフェコーナー
飲み物とスナックが置かれただけの簡単なものですが、なんとこのカフェ、全て子供達が運営管理しているんだそうです!!
子供の頃からビジネスの基礎を学ばせる目的だとか。
他にも、学校菜園で出来た野菜なんかを販売するそうです。
日本とは、『学校で教えること』の考え方が違うなあと思いますが、
よくよく考えれば働いて生きていくためには知っておかなければならない事なわけです。
子供もきっと楽しいだろうな~って思いました。


SIN2school_classroom.JPG授業も見学させてもらいました。
私が見たのは中国語のクラス。
シンガポールの教育は基本全て英語で行われます。
何度も述べている通り、他民族国家ですからこれって逆に便利なんでしょうね。
しかも英語を使えることは将来的にはどこでビジネスをするにあたっても非常に有利。
まぁ、むしろ使えて当然な風潮が広がる中、シンガポールが経済的にも非常に高い水準にあるのはこうした英語教育の成果も少なからずあると思います。

が、しかし。
小学校ではバイリンガリズムの方針が採られています。

中華系の子供達は中国語の授業を受け、マレー系の子供達はマレー語、インド系の子供達はタミール語の授業があるそうです。
シンガポール人であることの誇りを育てる一方で、民族の伝統も失わせない。
様々な紆余曲折を経て、シンガポールがたどり着いた平和に暮らすための一つの結論です。

そして、なんと言っても感動したのは子供達の楽しそうな様子!
教室の真ん中にみんなが集まり、ホワイトボードの前で先生がテンポ良く授業を進めていきます。
子供達はみんな目を輝かせながら、時にはケラケラ笑いながら、楽しく授業に参加しています。
『学校おもしろい?』って聞いたら『おもしろい!!』って答えが返ってきました。
学級崩壊やらいじめやら、様々な問題が起こっている日本の学校の教育現場に比べて、
これは本当に羨ましいと思いました。
もちろん、日本の学校でも多くの子供達は楽しんでいるはずやし、シンガポールの全ての小学校がこんなに充実しているかどうかは分かりませんが、
なんというか、変なゆがみが発生してなくて、子供達の純真さがキラキラしてる。
授業カリキュラムは、日本よりも相当ハードなのに、子供達が本当に楽しそう。
もちろん、教師達の楽しそうなんです。
私自身、非常に学ぶべき事が多かった。
小学校を見学できて、本当に良かったなあと思いました。


と、こんな感じでいろいろな場所を見学して回る真面目な研修旅行。。。
だけだと思ったら大間違いです。(断言)
長ーくなるので、とりあえずその1はこの辺で。
今回は真面目な話ばかりでしたが、その2では最初の事件が起こる予定。。。

なんせ10日間も行ってたので、どこまで回数引っ張るか分かりませんが、その2もお楽しみに!!

投稿者 Keikon : 2007年10月15日 17:18

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