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2007年11月28日

シンガポール・マレーシアに行てきた。その5

KUL01_interpoleall.jpgこのシリーズ、ようやくマレーシア編に入りました。ちょっとスピード上げていかないとね。後ろがつっかえているからね。マレーシアはまたシンガポールと違った雰囲気をかもし出している国です。ここでもなかなか面白い体験をする事になりました~!



【5日目】

この日の午前中、最初に向かった先はインターポールマレーシア支部
インターポールって分かるかい?
日本語では国際刑事警察機構、ICPO(International Criminal Police Organization)とも呼ばれます。
国際的な犯罪防止のために世界各国の警察により結成された任意組織。
ほら、ルパン三世に出てくる銭型警視は、ここに出向しとるん。
とはいえ、実際には銭形さんのような『国際捜査官』みたいな人がいるわけではないそうで、
どちらかというと各国法執行機関の連絡機関・協議体のようなものだそうです。

とはいえ、そんなところに一般peopleの我々がまさか入れるなんてね~。。。

KUL01_interpolecard.jpgあまりチャラチャラした格好は出来ないと言う事で、ポロシャツの色は紺に統一。
代表の県の方はスーツ。
どんな厳重なセキュリティーが施されているんや?!とドキドキでしたが、、、
別に身体検査もなく、カード一枚首にぶら下げるだけ。

もちろん県の研修という形でかなり公式なものとして事前にちゃんとオファーが入っているからでしょうけど。


ちなみに冒頭の写真はココでみんなで記念撮影したものです。

いやでもね、マレーシア警察で1番だか2番だか偉い人(しかも女性!)とか、インターポールマレーシア支部の偉いさんだとかがぞろぞろ出てきて、
かなり緊張した雰囲気ではありました。
最初はインターポールの事についての説明を色々聞き、その後質疑応答。
ここ、マレーシア支部は東南アジアでの国際犯罪についてを管轄しているところで、
場所柄、海洋に関する犯罪なんかが他の地域より多いなどと言う事を聞きました。

その後は、事務所のほうへ案内してくれました。
インターポールの建物、どんなに立派なのかと思いましたが、
マレーシア警察の敷地の一角を借りている、しかも意外としょぼい、、、もといシンプルな部屋でした。
各国にあるインターポール事務所ではInternational Noticeというものが共有されています。
これは、様々な種類の犯罪者に関する情報などで、事務所のネットルームでは24時間体制で新たな情報が来ていないかがチェックされています。
そして、なんと!そんなネットルームにも入ることができました!!!

、、、いいのか?

と思いつつ、まぁ、パソコンが何台か並んでいるだけなんですけどね。
しかも、『日本に関する案件はないか?』とか言うて、メールの一部を見せてくれました。
英語ですけど、愛知県警(だったかな?)からの依頼で云々みたいな事が書かれてました。

、、、見せちゃだめやろ?

ま、でも素人の我々が一瞬見たところで、どうなるわけでもないですが。

一通り案内もして頂いた後、ティータイムのような感じで軽食を出してくれました。
世界広しと言えども、インターポールで偉い職員の人と一緒に食事をした一般日本人は、そうおらんやろ?!

ちょっと自慢です。


さて、インターポールでちょっと時間が延びてしまい、やや遅れ気味で次の施設へ。
ここからは再び班別になり、私がいた班はマレーシア人的資源省人材部へ赴きました。
人的資源省とは、1912年に設立されたマレーシア12省のうちの一つで、
労働者の福利厚生、労働環境改善、就労希望者への就労機会の提供、労働事情の研究と改善などに取り組んでいる省です。
日本で言うと労働省ですね。

KUL01_workers.jpgマレーシアの首都といえばクアラルンプールですが、政治の中心は実は別の場所にあります。
それがプトラジャヤ (Putrajaya)、マレーシアの行政新首都で、
クアラルンプールより南へ約25kmくらいのところにあります。
経済と行政の中心を分けているんですね。

ここに行政が移ってきてから約10年くらいになるんだそうです。
つまり、結構最近開発された土地で、確かに街並みも綺麗です。
レンガ造りの省庁の建物なんて、結構シャレてると思いました。
ちなみに、この街、設計を手がけたのは女性なんだそうですよ~。

あくまで研修ですからね~、ちゃんと真面目な話を聞いています。
マレーシアって失業率は日本よりも低いんです。
でも民族バランスに関するブミプトラ政策(詳しく知りたい人はココをクリック)や、近隣諸国からの外国人労働者問題など、
日本とはまた違った雇用問題を色々抱えているそうです。
そんな中、技術者の養成、Job-Fair(就労パーティー)、Career-Guidance(企業説明会)といった事が国家的に行われており、
なかなか面白いなぁと思いました。

ここでもね、人的資源省のトップの方が迎えてくれました。
また、トップクラスに女性がかなり並んでいる事が印象的でした。むしろ女性の方が多いくらい。

んで、ちょっと遅くはなったのですが、ここで職員の方と昼食を頂きました。
まぁ、ついさっきインターポールで軽食を頂いたばかりだったんですが、ここではちゃんと昼食。
十分なご馳走で迎える、これもマレーシア流好意の表し方のようです。


満腹になったところで次に向かったところはイスラムマレーシア銀行本店です。

KUL01_bankislam.jpgイスラムマレーシア銀行は、1983年3月に創設され、現在マレーシア内に89支店を構えるイスラム系銀行の一つ。
一般にイスラム銀行では、イスラム評議会の決定に従い運営されており、
利益の追求ではなく社会貢献や富の再分配を目標としています。
そのため、利子は禁止されており、不浄な金銭は預入も融資も出来ないんだとか。
日本で言うローン等の商品も取り揃えているが、延滞しても延滞金などはなく、
いわゆる商業銀行とは一線を隔したシステムがとられています。

ん~、そのシステムってイスラム以外の人にとっては、今ひとつ理解しがたい面もありますね。
まぁ、内容的には商業銀行と同じような事をやってはいるのですが、
“イスラム的にどう捉えるか”と言う事が問題なんだと思います。
でも、なんだかんだ言うて、当期利益は約70億円、これってかなりの収益力がありますわな。
イスラムという大枠の中で許し得る限りの利益を上げていくこと、そしてそれを社会に還元していくという姿勢は、
なかなか興味深いものがあります。

余談ですが、ここでも軽食が出されました。。。
マレーシアでは、1日5食とか食べるんが、当たり前なんだそうです。
食べすぎやろ?!→でも、しっかり頂きました。爆


さ、こうしてとりあえずこの日の研修日程はほぼ終了。
一路、マラッカという都市へ向かいます。
マラッカ(Malacca、マレー語での綴りはMelaka)って、聞いた事ないかい?

そう、東南アジアでの海上交通の要衝、マラッカ海峡

その海峡に面した港湾都市は、実はかつてのマレーシアの首都だった場所です。
様々な歴史を経てきた都市で、市内にもその面影が残る場所がたくさんあります。
現在では『歴史の都市』そして『観光都市』として、国内外からたくさんの観光客が訪れるんだそうです。

実は我々一行、そのマラッカでホームステイを体験する事になっていました!
これって、なかなかない経験ですよね~。

MLC00_welcomeparty.jpgといっても、ホームステイが始まるのは実質その翌日から。
この日は、各々のホームステイ先の家族が集まって、まずは顔合わせの歓迎会がありました。
こういう歓迎会の時には、私達って色々と出し物を披露しました。
ここでは、女性は浴衣、男性は甚平。
そして披露したのは、、、

うどんロック

ご存知ですか???
実は2002年に発売された曲だそうですが、香川県民の私も全然知りませんでした。
一部学校とか幼稚園で体育の時間に教えられたりしたそうです。
歌、踊りともに、、、爆笑、というか恥ずかしい、、、というか、結構いっちゃってます。

どっかに画像がないかな~と探してみましたが、残念ながら見つからず。
とりあえず、歌詞をご覧下さい。

ウドンでロックンロールだぜー!! イェーッ!(ここは歌詞、、、というか叫び)

*ツルツル ロック!! スルスル ダンス!!
 ツルツル ロック!! スルスル スポーツ!!
 ウドンでロックンロールだぜー!! イェーッ!

1.ツルツル ROCK うどんで ROCK
 朝だ 元気だ おはようさん
 ニッポン全国 グッドモーニング
 大きな声で あいさつすれば
 ボクもワタシも スイッチオン!!
 今日も朝から あつ・ひやウドン
 うどんはみんなを 元気づける

*(サビ)

2ツルツル ROCK うどんで ROCK
 おなかペコペコ はらぺこさんだ
 ニッポン全国 いただきまーす
 さぬきうどんを ツルツルすれば
 ボクもワタシも スイッチオン!!
 みんなで歌おう みんなで踊ろう
 うどんはみんなを ワクワクさせる

*(サビ)

(ここから、若干ラップ調)
 かやく   うちこみ かきあげ  カレー
 きつね   しっぽく かけ    ちから
 きじょうゆ てんぷら ぶっかけ  つきみ
 ゆだめ   なべやき ざる にく わかめ

*(サビ)


うん、これで腕をぐるぐる振り回したり、エアギターっぽいのが入ったり、
さらには個人が体の動きで自分のうどんを表現するなんて箇所もあります。


もう、ギャグとしか思えません。


でも、出し物にしてしまうと、単なるダンスみたいに見えてしまうのが不思議。
なかなかどうして、しっかりウケたわけです。

で、ホームステイファミリーとのご対面。爆

私が宿泊する先からは、17歳の女の子が来てくれていました。
ガールスカウトだったかな?に入っていて、そこの紹介で今回のホームステイプログラムに参加したんだそうです。
とても優しい子で、明日からのホームステイ体験がとっても楽しみになってきたわけです。

と、まぁ楽しい余韻を残しつつ、この日はホテルにて宿泊。
明日以降に続きます。。。

次回は、もうちょっと観光っぽい感じで写真を載せられる、と思ふ。

投稿者 Keikon : 2007年11月28日 23:24

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コメント

青年の翼!ですよね?
高校の同級生の友だちも去年、マレーシアいってました!!

うどんロックは保育園でもよくおどりますよぉぉ☆(*^_^*)

投稿者 teko* : 2007年12月29日 10:21

うぉ!去年行ってたなら、…顔と名前くらいは分かるかも!!笑

あれ?tekoちゃんは学年で言うと3つ下やっけ?
。。。だとすると、tekoちゃんの同級生がおったかも。。
?4つやったっけ?

あいや~、うどんロック、踊ってますか!!
私もかなり忘れかけですが、踊れといわれれば、まだ踊れそうです。
あのテンション、、、忘れられない。

投稿者 Keikon : 2007年12月29日 15:34

tekoはいま、日本におらんので代わりに答えておこう。
学年で言うと、5つも下だったりするんだなぁ。

投稿者 もんもん : 2008年01月03日 10:19

あれ!そんなに下やったっけか?!
やれやれ、まだまだ若いやないの~。
。。。うちらもまだまだか!

投稿者 Keikon : 2008年01月04日 11:46

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