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2007年04月16日

和歌山・熊野古道ら辺を歩きつつ。参の巻

nachiootaki_enkei.JPGひっぱってひっぱって、ようやく参の巻。那智観光の目玉とも言える那智大滝(那智の滝)にいよいよ入ります!落差133メートルは日本一!!日本の滝百選に選べれているのはもちろん、日本三名瀑の一つでもあるんやって!!





nachinotaki_sanjutou.JPG那智山青岸渡寺から那智の滝まで歩いて下っていきます。
途中、青岸渡寺の三重塔と那智の滝が並んで見える、非常に景色の良い場所を通ります。
恐らくポストカードなんかにも使われているはず!
素人が写真で撮ってもこの通り。
なかなかのもんでしょ?



nachiootaki_entrance.JPG那智の滝への入り口、この鳥居をくぐると再び、杉林の中の道になります。
今度は、この道、滝つぼ近くまで下っていくことになります。
ここまで結構歩いてきているので、普段の運動不足が災いし、太ももが微妙に痛い。泣
それでも気分は相変わらず爽快。
森林や滝の効果かいな?


nachinotaki.JPGそして!こちらがその那智の滝、那智大滝です。
冬場、雨が少ない季節ということもあり、水量はあまり多くないようですが、なかなかの迫力!
熊野那智大社はこの那智の滝を神とする自然崇拝からおこった社だそうです。
写真の下の方、お供えや榊なんかが並んでいるのが分かると思います。
これが、先に紹介した熊野那智大社の別宮、飛瀧神社(ひろうじんじゃ)です。
つまり、この那智の滝こそがご神体なんですね。

滝の一番上の所に、実は注連縄が張られています。
これ、年に2回ほど張りなおしされているそうです。
う~ん、どうやって上まで行くんでしょうか?見てみたい。


nachitakisui.JPG滝のすぐ傍にこの滝の水をいただける場所があります。
これ、延命長寿のお水だそうですよ~。
左の写真、カーソルを合わせるともう一枚出てきます。
この白い器、100円で持って帰ることができます。

この滝の右の方に照葉樹の原生林が広がっているそうです。
林業の盛んな紀伊地方では、山は殆ど杉などの針葉樹で覆われているので、
この原生林は本当に貴重なものだそうです。
ここで頂けるお水も、この太古の森を通してろ過された、貴重なお水だと思います。

とまぁ、色々な事に思いが巡りました。




さて、熊野三山のうち二つまで訪ねたわけですが、残りの一つは次の日に。
というわけで、時間がまだ少し早かったこともあり、串本町まで足を運んでみました。

hashikuiiwa1.JPG hashikuiiwa2.JPG hashikuiiwa3.JPG



こちらの奇岩群、国の名勝・天然記念物に指定されている橋杭岩(はしくいいわ)です。
その名の通り、橋の杭のように見えるから橋杭岩。
潮がひいている時は、歩いて渡れるそうです。

今回は訪ねていませんが、この紀伊半島にはこの橋杭岩をはじめ、巨大な一枚岩や、虫喰岩、牡丹岩、飯盛岩、天柱岩など、
奇岩が並ぶ景勝地が多いようです。
太平洋からの波や風雨に浸食されてできる自然の造形美、是非見てみたいものです。


giheikashi.JPG gihei_usukawamanju.JPGさて、ちょっと寄り道!橋杭岩のすぐ目の前に儀平菓子店があります。
100年の歴史がある、串本生まれのお店です。
ここの薄皮まんじゅう、ちょうどふかしたての物を頂きましたが、とっても美味しかった!
控えめな甘さと上品な皮がすばらしい!
橋杭岩を訪れた時は、是非食べてみてほしいものです。

『儀平菓子店 橋杭店』
和歌山県東牟婁郡串本町くじの川1490
TEL : 0735-62-5075  ホームページ : http://gihei.com/



amimoto.JPG amimoto_magurodon.JPG amimoto_sashimi.JPG



そしてようやく夕飯。新鮮な魚介を頂きたい!
というわけで漁港近くの居酒屋に行ってみました。
那智勝浦といえば、マグロ!
マグロといえば、青森県の大間や神奈川県の三崎港が有名ですが、
日本一の生マグロ水揚げ量を誇るのは、実はココ、和歌山県の勝浦漁港なんだそうです。

写真真ん中が、その生マグロを使ったマグロ丼。
口中に『マグロ』が広がる、ボリューム感のある丼に大満足!
刺身も新鮮で、他にも色々新鮮な魚介を使った一品料理がありましたよ~。

お食事処『網元』
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地8丁目6番地
TEL : 0735-52-1239


やれやれ~、一生懸命歩き、食べ、そして参の巻まで引っ張った熊野古道1日目の旅はここで終わり。
泊まった所がですねぇ。。。。。

hotel_urashima_port.JPGこの地では恐らく知らない人はいない、ホテル浦島
黒川や由布院のようなしっぽり温泉郷がはやっている中、そんな流れに真っ向から逆らったような、
まさに、超巨大ホテル~~~~~!と言ってよいでしょう。
見て下さい、この派手な船着場!ここから船に乗ってホテルへ向かいます。
カーソルを合わせてみて下さい。
送り迎えしてくれる船の一つは、まさに亀!
ホテル外観の写真は、、、でかすぎてカメラに収まりません!
もう、なんというか、笑うしかない。ある意味、感動しました、本当に。
はい、あえて何も言うまい。
詳しくはホテル浦島のサイトをご覧下さいね!
温泉の種類が色々あって、なかなか楽しいですよ。部屋からの眺めも良かったです。

南紀勝浦温泉 『ホテル浦島』
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165-2
TEL : 0735-52-1011 FAX : 0735-52-0275 ホームページ : http://www.hotelurashima.co.jp/


いよいよ明日は旅行最終日。
このシリーズ最後の四の巻もお楽しみに!

投稿者 Keikon : 2007年04月16日 17:09

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