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2006年07月10日

河童の手のうち幕の内を読んでみた。

kappa_makunouchi.jpgいやもう、まさに!Keikonにとってバイブルと言っても良いような本が今回紹介しますこちら、妹尾河童さんの河童の手のうち幕の内ですね。文庫本なので、大抵いつもかばんの中に潜ませています。暇つぶしに読むにはもってこい!いつ読んでも、何回読んでもおもしろい!まさに、ハッピーになれるエッセンス満載のオススメ本ですよ~!



妹尾河童さんといえば、舞台芸術家として知られている方ですよね。
Keikonが最初に出会った河童さんの作品は、彼の名を広めた有名な小説『少年H』でした。
まぁ、色々と物議をかもし出した本ではありましたが、私はとても面白く読んだ小説だったし、
何よりH少年当人であるという河童さんに非常に興味を持った最初の一冊だったわけです。

で、その後、河童さんが『覗いた』シリーズで有名なエッセイストであることも知ったわけです。

この『河童の手のうち幕の内』には、河童さんの、時に破天荒な考え方や行動の根幹、さらにそんな彼の視点だからこそ覗くことの出来る旅の記録、その他ジャンルを問わない、様々な短編エッセーが紹介されています。
そう、まさにおかずがたくさんある、幕の内弁当のような本なんです。

妹尾河童さんについては、読むたびに、『世の中にはこんなに面白い人がいるんだ~!』と感心し、憧れすら抱いちゃいます。
好奇心が“異常に”旺盛な河童さんの旅のアドバイスなんかは、普段の生活の中でも人生を楽しく過ごすためのヒントとして、非常に役立ってます。

それぞれのエッセーが、どれも非常に楽しいのですが、そんな中でも特にオススメなのが、実はおまけの部分。
幕の内弁当で言えば、弁当に一緒についてくるお茶、とでも言うべきところでしょうか。
この本の最後に、“河童流・俯瞰図の書き方”が紹介されているんです!

河童さんの『覗いた』シリーズのエッセーを読んだ事のある人ならすぐにわかると思うのですが、
彼は、色々な場所への旅の際、宿泊先の部屋などを俯瞰図、すなわち天井から覗いたような形で紹介しています。
その書き方を教えてくれているんです!!
河童さんの描く俯瞰図を一度でも見たことがある人であれば、誰しも必ず『どうやって書くんだろう?』と不思議に思ったことがあると思います。
非常に精密で、見やすく、上手!!
そんな俯瞰図を自分でも描けるかもしれない!と思うと、私なんてそれだけでワクワクです。

どうやって描くのか、、、は、是非本を読んで学んでみてほしいのですが、
実はこの描き方にそって、Keikonは一度自分の部屋を描いてみた事があります。
私って、こんなに絵が上手かったっけ?って、思わずうぬぼれる出来栄えでした。笑
その後、調子こいて家中の部屋の俯瞰図を描きまくってましたが。爆

まぁ、何はともあれ、河童さんが何故河童さんなのか?を垣間見ることができる、非常に愉快な本です!
普段の生活、あるいは旅先なんかでもちょっと知っておけば楽しさ倍増になるようなチップが満載のこのエッセー集、是非一度、手にとって読んでみてくださいね!

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『河童の手のうち幕の内』
著者:妹尾河童
講談社

投稿者 Keikon : 2006年07月10日 00:38

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