« 野崎家旧宅(児島)と倉敷美観地区を歩きつつ。 | メイン | ガパオムー(豚挽き肉のバジル炒め)を作ってみた。 »
2006年06月11日
重慶飯店・横浜中華街本館に行ってみた。
中華街の中には数多くの中華料理店がありますが、やはり長く続く店もあれば、残念ながら消えていく店もあります。そんな中、老舗と言われる歴史あるお店は、やはりその味が愛され、守られ、そして進化しているのだと思います。今回は、そんな横浜中華街の中にある老舗の一つ、重慶飯店の本館に行ってみました。
ご存知の通り、中華料理って大まかに4つに分けられています。
広東料理、北京料理、上海料理、そして四川料理ですね。
重慶飯店は、その中の四川料理を提供する料理店として1965年にオープン。
横浜中華街の中の四川料理の店としては最も歴史の長いお店なんだそうです。
その本館、横浜中華街の大通りにあるのかと思いきや、そこからすこし横にそれた、北京小路の一角にあります。
老舗の本館というから、どんなに派手ででかいかと思いきや、意外とひっそり佇んでいるんですね。
しかし店内は、そんじょそこらの大衆食堂とは全然違う!(←当然?!)
中華の老舗としての自信を感じる雰囲気です。
ちなみにKeikon達が入店した時はとても込んでいたのですが、この写真は、帰る直前に撮ったものです。
人がいなくなった隙を狙ってパチリといきましたので。笑
さて、今回は1人5,250円のコースを頼んでみました。
出てきた順番に紹介していきますね。
最初に言っておきますが、かなりのボリュームです。はい。
なるべく大人数で、1人くらい大食らいの人を引き連れていく事をオススメします。
左から順番に、まずは“四種前菜盛り合わせ”。
棒々鶏、白菜の漬物、白きくらげ、叉焼が盛られていましたが、Keikonお気に入りは白菜の漬物。
甘酢のような風味がとてもさわやかで、その後の料理のお口直しにぴったりでした。
次が“いかと魚の塩味炒め”。
いかが柔らかい、魚がプリプリ、そして優しい塩味。→なかなか家で作れない料理ですね。
右端が“牛肉、苦瓜と玉子の炒め”。
これはですね、逆に家でちょっとまねしてみたい!と思った味です。日本人ウケするマイルドな味だと思います。
続いてこちらも左から、“なすの肉挟み揚げ辛子ソース掛け”。
茄子に豚肉のミンチを挟み、フリッターのような衣をつけて揚げたものに、ピリから辛子ソースがかかっています。
茄子と油って、本当に相性がいいんですね。すごくジューシーで、これに辛子ソースがよく合います。
次は“カボチャ入りふかひれスープ”。
見た目がカボチャのポタージュっぽいのですが、食べるとカボチャは風味がふわり、そして少し食感が残っている、という感じで、やっぱりふかひれスープがメインなお味です。
右が“皮むき大正海老のチリソース煮”。
そう、芝海老じゃないんです。大正海老、でかっ!!もちろんプリっと感もしっかり。
まだまだ続くコース料理、続いては“干し貝柱、干し海老と冬瓜の煮込み”。
これ、Keikon的にはこのコースの中で一押しです。
決して濃くて強い味ではないのですが、干し貝柱と干し海老のエキスが柔らかく煮込まれた冬瓜にしっかり吸収されていて、これがすんごく美味!!
癖のない冬瓜だからこそ活かせる味と食感だと思いました。冬瓜の懐の深さを感じます。
かなりお腹いっぱいなところにとどめをさす如く、次が“うなぎ入りチャーハン”です。
これは、『別にうなぎじゃなくていいんじゃないか?』と思いましたが、チャーハン自体はぱらぱらで美味しいです。
そう、お腹がいっぱいじゃなければ、うなぎも大歓迎なんですけどね。笑
いよいよ閉めのデザート、“杏仁豆腐”と“旬のフルーツ”です。
いやもう、最後に出てきたのがとっても嬉しかった!
ほの甘さと冷たさが、お口に大歓迎~~~!!
というわけで、比較的マイルドなお味の料理が並んでいますね。
四川料理の刺激的な辛さを求める人には、このコースは物足りないと思います。
が、薄味の中のエキスや香りの使い方は、さすがに中華!!奥深い。
こういう料理を家で作れたらいいなぁ~と思いました。
日本人は好きだと思います、こういう味。
重慶飯店のホームページがあるので載せておきますね。
名古屋や大阪、岡山にも店舗があるんですね~。
各店舗ごとの場所や営業時間などの情報もあります。
日本の中華街で王道をいくテイストを試してみるのも悪くないと思います。
特にお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒、なんて時にはこういう店がいいかと思いますよ~。
『重慶飯店 横浜中華街本館』
神奈川県横浜市中区山下町164
tel : 045-641-8288
投稿者 Keikon : 2006年06月11日 23:53
« 野崎家旧宅(児島)と倉敷美観地区を歩きつつ。 | メイン | ガパオムー(豚挽き肉のバジル炒め)を作ってみた。 »
コメント
コメントしてください
Copyright (c) Keikon. All rights reserved.